【2022夏ドラマ】『家庭教師のトラコ』名言集|セリフで振り返る名シーン

机に広げられた分厚い本ドラマ名言・名セリフ集

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

橋本愛が初めて主演を務める、個別指導式ホームドラマ「家庭教師のトラコ」。

物語では、志望校への合格率100%を誇る謎の家庭教師トラコが、それぞれに問題を抱えた3つの家族を担当。勉強だけでは学べない、生きる上で必要な『正しいお金の使い方』を教えながら、母親と子どもたちを救っていきます。

記事では、そんなドラマの名場面・名シーンを思い出せるよう、以下のことをまとめました。

ドラマ情報(基本情報と登場人物・キャスト)

各話ごとの名言・名セリフと気になる用語の解説

それでは、ドラマの名言・名セリフとともに内容を振り返ってみましょう。




ドラマ情報

基本情報

『家庭教師のトラコ』

――日本テレビ 毎週水曜 夜10:00~
公式情報
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脚本:遊川和彦
音楽:平井真美子
主題歌:森山直太朗「茜」
(ユニバーサル ミュージック)
演出伊藤彰記、岩本仁志
チーフプロデューサー:田中宏史、石尾純
プロデューサー:大平太、田上リサ
制作協力:AX-ON
制作著作:日本テレビ

視聴率
・第1話(7.5%)
・第2話(7.0%)
・第3話(5.4%)
・第4話(5.6%)
・第5話(        )
――ビデオリサーチ調べ

登場人物(キャスト)

根津 寅子【ねづ とらこ】(橋本 愛)・・志望校への合格率100%を謳う、謎の家庭教師。高卒で趣味はコスプレ。それぞれに問題を抱えた中村家・下山家・上原家の家庭教師を担当し、授業をする上での3つの条件(①教育方針に口を出さない②授業中は部屋を覗かない③授業の日はお宅に泊めていただきます)を彼らに提示、まったく違った衣装・キャラクター(メリーポピンズ風・昭和の熱血先生風・魔性の女風)で各家庭を訪問する。仕事のパートナーである福田の家に居候中。幼いときに父親を亡くし、母親に捨てられたという辛い過去を持つ。
福田 福多【ふくだ ふくた】(中村 蒼)・・寅子の秘書。寅子とは同じ養護施設で育った幼馴染み。東大卒で、3年ほど財務省で勤務した経歴がある。

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《中村家》
中村 真希【なかむら まき】(美村 里江)・・新聞社経済部の記者。娘の知恵を私立の名門小学校に通わせたいと考え、授業料1万円を払ってトラコに家庭教師を依頼する。自分が家庭を支えていると思っていて、安月給の夫に対して不満を抱く。正義感が強く、会社の方針に逆らう記事を書いたことで後にリストラを言い渡される。
中村 知恵【なかむら ちえ】(加藤 紬凪)・・真希と朔太郎の娘。幼稚園児(6)。両親が大好きで、素直で明るい性格。トラコの最初の授業で、1万円で幸せになる方法を考えさせられる。

中村 朔太郎【なかむら さくたろう】(細田 善彦)・・知恵の父。小さなおもちゃメーカーに勤務。のんきな性格で、子どもの将来について考えてはいるが、「お受験」という現実に困惑気味。

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《下山家》
下山 智代【しもやま ともよ】(板谷 由夏)・・高志の母。親が残した定食屋「万福亭」を一人で切り盛りする。店の看板料理は「豚の角煮定食」。元夫の満男に高志の親権を奪われまいと、授業料5千円を払ってトラコに家庭教師を依頼する。後に病院で胃がんと診断され、高志の学費のことで不安を覚える。

下山 高志【しもやま たかし】(阿久津 慶人)・・智代と満男の息子。公立の小学6年生(12)。成績優秀で真面目だが気が弱い。学校でいじめに遭い、いじめっ子に「店のレジから5千円を盗んでこい」と脅される。
下山 満男【しもやま みつお】(丸山 智己)・・高志の父で、智代の元夫。高志が私立の中学受験に落ちた場合は、親権を譲るようにと智代に働きかける。

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《上原家》
上原 里美【うえはら さとみ】(鈴木 保奈美)・・超富裕層の後妻ママ。津軽出身の元銀座ホステス。妻子持ちの利明と愛人関係になり守を出産、その後、上原家の正妻になる。息子の守を東大に合格させようと、授業料10万円を払ってトラコに家庭教師を依頼。その後、どうしても東大に受かってほしいという思いから、授業料を2倍の20万円に値上げする。高校中退後、アイドルを目指して上京するが、芸能界の厳しさに夢破れた過去がある。

上原 守【うえはら まもる】(細田 佳央太)・・里美の息子で上原家の次男。高校3年生(18)。性格は陽気。成績はいたって普通で、東大模試の判定はE。東大受験を望んではおらず、本当はお笑い芸人を目指している。彼のお笑い芸人としての未来を買って、トラコが授業料20万円を先行投資する。世界で一番笑わせたい相手は母親の里美。

上原 利明【うえはら としあき】(矢島 健一)・・守の父。妻との死別後、愛人だった里美と再婚。私生児の守を一緒に迎え入れる。代々銀行家の家系で、現役で東大に合格し卒業後、銀行に入社。支店長・取締役と出世を重ね、今では次期頭取候補と称されている。
上原 憲一【うえはら けんいち】(塩 顕治)・・守の義兄で、上原家の長男。慶応大学経済学部卒。将来を期待されている金融庁のエリート官僚。銀行課への配属を希望している。
上原 椿【うえはら つばき】(長見 玲亜)・・守の義姉で、上原家の長女。東京芸術大学器楽科ヴァイオリン専攻。大学で勉強しながらプロのヴァイオリニストを目指す。




名言・名セリフ一覧

お金と机と

第1話(1万円の正しい使い方、教えます。)

「私には嫌いな言葉が3つある。1つ目は『分かんない』だ。

そうやって甘えてれば人が助けてくれると思いやがって。

あんたはどうやったら幸せになれるか知りたくて、いろいろ失敗したけど頑張ってここまで来たんだろ。だったら泣いてないで、耳をすませろよ。目を見開けよ。ヒントはすぐそばにあるかも知れないだろ。

――頭を使って考えないと・・、あなたの名前は『知恵』なんだから。」

1万円で幸せになる方法を探そうとしてたびたび失敗し、さらに自分のせいで両親が喧嘩をして「どうしたらいいか分からない」と公園で涙を流す知恵(加藤紬凪)。そんな彼女に言った寅子(橋本愛)の厳しいお言葉。

▶▶メリー・ポピンズ風の姿をして中村家にやって来た家庭教師の寅子。彼女が生徒の知恵に出した最初の課題は、「1万円で幸せになる方法を探す」というものでした。その答えを見つけようと知恵は、好きなおもちゃを買ったり、お金を増やすために馬券を買ったりしますが、そのことで逆に母親に叱られてしまい、さらに自分のせいで両親が喧嘩を始めてしまって・・。

 

「どうしたらいいか分からない」と弱音を吐く知恵に「甘えるな」と説教する寅子。そんな寅子の言葉を受けて知恵は、その後、自らの頭を使って家族みんなが幸せになるための『答え』へとたどり着きます。

 

勉強だけでは学べない『生きるための力』は、知識よりも数倍大事なことです。『幸せ』という答えのない問題を必死に考えぬいたことで、ひと回り成長することができた知恵。寅子が風変わりな授業をする真の理由はまだ分かっていませんが、彼女の口から発せられる教えには、大人である私たちにもハッとさせられる部分が多くあったように思います。

第2話(イジメや親子ゲンカの解決法、教えます! )

「私には嫌いな言葉が3つある。2つ目は『しょうがない』だ。

『しょうがない』と言うのは、頭では分かっているけど、現実考えたらこうするしかないでしょって開き直ってる分、『分かんない』よりタチが悪い。

要するに、何もしないであきらめているだけだろお前は。

頭いいんだろ、どうすれば一番いいか考えろよ。どんな暗闇でも逃げずに突っ込んでいけよ。結局お前は、勇気がないだけだろ。」

どちらの親を選ぶんだと聞いてくる寅子に対して「簡単には決められないよ。しょうがないだろ。こうなったのは俺のせいじゃないし、責めるんならいじめてる奴らや親に文句言えよ」と感情的になる高志(阿久津慶人)。そんな彼に言った寅子の厳しいお咎めの言葉。

▶▶店のレジから5千円を盗んだ瞬間を寅子に見られた高志。実は彼は学校でいじめを受けていて、家から5千円をくすねてくるように脅されていたのでした。そんな彼に直接手を貸そうとはせず、「お金は何に使われるべきだったのか考えてみよう」と課題を出す寅子。その後、高志は母親と口論になって家を飛び出し、父親のもとで暮らすことになり・・。

 

今の不幸や苦しみがあるのは周囲の人間や環境のせいだと考え、「しょうがない」と口にして、自分を無理やり納得させてしまうこと。そうやって現実から逃げていても、根本的な問題は何も解決しません。現実を変えるためには行動を起こし、抗い立ち向かう勇気が必要になってきます。

 

寅子の言葉を受けていじめっ子から5千円を取り戻し、さらに課題とされていた「5千円の本当の使い道」の答えを見つけ出した高志。苦しくてもいつも笑って接してくれた母親へ、感謝の気持ちを込めて花束を贈る最後のシーンは、涙なしでは見られないほどに感動的なものでした。




第3話(授業料20万円あなたに投資します!)

「私には嫌いな言葉が3つある。3つ目は『すごくない?』だ。

それって結局、本当は自信がないのをごまかしているだけだろ。相手に同意を求めて、安心したいだけだろ。そんなの全然すごくないから。

自分の生きる道を認めて欲しいんだったら、みんながあっと驚くようなすごいこと考えろよ。

――いつまでも言い訳してていいわけ?」

お笑いの道を断念し、厄介払いに父親からイギリス留学を言い渡された守(細田佳央太)は、自身を納得させるために「俺が出ていけば家は安泰で、自分は留学して箔がつく、これってすごくない?」と空港に見送りに来た寅子に言葉をぶつけます。そんな彼に返した寅子の辛辣なセリフ。

▶▶お笑い芸人を目指していることをなかなか母親に切り出せない守に、「既成事実を作ろう」と言って、お笑い養成所の入学金に授業料20万を使うことを提案する寅子。その後、守が養成所に入学したことがばれ、「現実は厳しいから、良い大学に行って良い会社に入るべきだ」と主張する母親と「自分がやりたいことをしたい」と反発する守の間で口論が起きてしまいます。そんな母親を納得させるために考え出した寅子の秘策は、エキストラを雇ってやらせのお笑い単独ライブを開くというもので・・。

 

世界で一番笑わせたい母親の期待に応えることと、自分のやりたいことの実現の間で揺れ動く守。世間でよく言われているのは、誰かを満足させるためではなく、自分のための道を選んで生きるほうが結果的に幸せにつながるというものですが、物語では、母親を幸せにすることで自分も幸せになるという、また違った答えへと終着します。家族も自分も周りの人もみんな幸せに・笑顔にすることが実現できたなら、それは本当の意味で「すごいこと」なのかも知れません。

第4話(1万円拾うのとあげるの、どっちが幸せ?)

「私には嫌いな言葉が4つある。今までは3つだったが、今ひとつ増えた。
4つ目は『心配ない』だ。

心配かけないのが正しいとか、かっこいいとか思っているかも知れないけど、その時点で「私、本当は心配なんです」オーラ、ガンガン出しちゃってるから。

事実、家族はあんたのこと、めちゃくちゃ心配してるんだし、つまんない意地張ってないで、助けてくれって言えよ。

――知ってます?子どもの前で親が取り乱すのが、教育に一番良くないって。」

「会社のお金をひったくられた」と夫から電話があり、真希(美村里江)が慌てて駆けつけると、その場所には寅子と福多(中村蒼)がいて、そこでようやく自分はだまされたのだと気付きます。

その後「自分は普段はだまされることはない、心配ない」と口にして立ち去る真希。そんな彼女に向けて言った寅子の手厳しいセリフ。

▶▶会社の方針に逆らう記事を書いたことで、突然のリストラを言い渡された真希。娘の知恵の学費の件で不安を覚えた彼女は、必死に再就職先を探しますが、自分の信念や正義を貫こうとするその主張の強さから会社側に敬遠され、なかなか採用がもらえません。そんな中で次第に心に余裕がなくなっていき、しまいには些細なことをきっかけに夫と娘と口論になってしまい・・。

 

真面目でまっすぐな人ほど、何もかも自分一人で解決しようとしがちです。でも本当に困った時や苦しい時は、強がらず素直に助けを求めるべきなのでしょう。心配して支えようとする夫と娘の存在に気付き、彼らに救いを求めることで心の平穏を取り戻した真希。彼女を軸にして描かれた今回の物語から、自分の弱さを見せること・誰かを頼ることの大切さを教わった気がしました。




第5話(子どものために4630万円残す方法)

「私には嫌いな言葉が4つある。けど、また1つ増えた。それは『ついてない』だ。

それって結局、自分は悪くないって言い訳してるだけだろ。つらいのを全部神様のせいにしてるだけだろ。こんな死に方して、本当についてないのは高志のほうだろ。

母親ならどんなに険しい道でも胸張って進んでいけよ。死ぬんなら、子どもにちゃんとした生きざま見せてから死ねよ。」

「生きていても仕方がない、高志のためにはこうするしかない」と言って店に火をつけようとする智代。そんな彼女を諌めるようにして言った寅子のセリフ。

▶▶病院で胃がんと診断された智代は、そのことを息子の高志に告げようしますが、心配させまいという思いからなかなか打ち明けられず、また、がん保険に入っていなかったことでお金の面でも不安を抱き始めます。その後、高志が大学に行くまでに必要なお金は4630万だと寅子から伝えれた智代は、入れる保険を探したり、真希や里美に相談を持ちかけて解決策を見出そうとするも上手くいかず、最終的に、高志のためにある行動をとることになって・・。

 

自分の身の不幸を嘆き、自暴自棄になって、高志のためにお金さえ残せればそれでいいと考える智代。そんな彼女は、寅子の厳しい言葉によって本当にすべきことに気付かされます。

 

自分が大病にかかった時に子どものために残すべきもの──。それは、最後まで弱さを見せず、必死に生きようとする姿、そして、これからもずっと子どもと一緒に生き続けたいという正直な気持ちなのでしょう。家族に突然訪れるかも知れない死と、それを知ったときにとるべき選択について考えさせられる今回の話は、とても意義深い内容だったように思います。




用語解説

辞書にはさまれた栞

メリー・ポピンズ(Mary Poppins) (1話)

1964年にアメリカで公開されたディズニー映画で、原作はパメラ・L・トラヴィースの児童文学「メアリー・ポピンズ」シリーズ。アカデミー賞を5部門受賞するなど、世界的に高い評価を得ている。

ある日、傘をさして風に乗ってやってきた家庭教師「メリー・ポピンズ」が、魔法を使って家族のピンチを救うマジックスト―リー。

かちゃくちゃねぇ  (2話)

津軽弁(青森県の方言)の一つ。「かちゃくちゃ」は「散らかっていること」を表す言葉で、「かちゃくちゃねぇ」で「頭の中が散らかっている=イライラする、腹が立つ」の意味になる。

「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」 (2話)

花が満開に咲きほこるのはほんの一瞬であることを、女性の一生になぞらえたもの。「放浪記」の著者である林芙美子【1903-1951】が、自身の色紙に好んで書いていた言葉。

わんつか待で  (3話)

「わんつか」は「ほんの少し、ちょっと」を表す津軽弁で、「わんつか待で」で「ちょっと待って」の意味になる。「わずか」の間に「ん」が入って「わんつか」になったとされる。

33億円  (4話)

警視庁遺失物センターの調べによる、東京都内で1年間に落とし物として届け出られた現金の額。届けられた現金のうち74%が持ち主に返金されている。

落ちていたお金をきちんと警察に届けるのは日本特有のもので、日本人の優しさと誠実さを強く示している。

夜に爪を切ると親の死に目に会えない  (5話)

寅子が、夜に爪を切っていた高志に言った迷信。

夜に爪を切ること(=夜爪)は、世詰め▶命を詰める(=短命)に繋がり、親よりも先に死んでしまうことから、親の死に目に会えないと言われている。
※由来には諸説あり


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