【2021春ドラマ】「イチケイのカラス」名言とセリフで振り返る名場面・名シーン

机に広げられた分厚い本ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

堅物で合理的な坂間千鶴(黒木華)と、自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内豊)の対照的な2人がタッグを組み、合議制の裁判に挑む「イチケイのカラス(通称:イチケイ)」。

そんなドラマの名場面・名シーンを思い出せるように、以下の内容をまとめました。

「イチケイのカラス」のドラマ情報(基本情報と登場人物)

各話ごとの名言・名セリフと、ドラマ内で登場した気になる用語の解説

なお、掲載した内容は、本ブログでメインとして投稿している「ドラマのあらすじと感想記事」からの抜粋になります。

詳しいストーリ―が気になる方は、各話の関連記事リンクから本編をご参照ください。

それでは、ドラマの名言・名セリフとともに内容を振り返ってみましょう。




ドラマ情報

基本情報

『イチケイのカラス』
――フジテレビ系 毎週月曜日  夜9:00~
公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/ichikei/
原作:浅見理都

「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)

主題歌:Starlight/WGB(和楽器バンド)
▶公式MV:https://youtu.be/Wta3oRzlQ6g

脚本:浜田秀哉
音楽:服部隆之
プロデュース:後藤博幸、有賀 聡、橋爪駿輝
編成企画:高田雄貴
演出:田中 亮、星野和成、森脇智延、並木道子

登場人物

坂間 千鶴(黒木 華)・・東京地裁第3支部の第一刑事部(通称:イチケイ)に配属された裁判官。何事も合理的に考えるタイプ(いわゆる堅物)で仕事は機械的にこなす。
入間 みちお(竹野内 豊)・・常識にとらわれない型破りなスタイルで事件の真相を調べ上げるくせ者裁判官。千鶴とは対照的なゆるい性格で、ふるさと納税の返礼品を収集するのが趣味。
駒沢 義男(小日向 文世)・・刑事部の部長。東大法学部出身。現代の司法を立て直そうという野心から、入間に裁判官になるように依頼。入間に『たぬきおやじ』と呼ばれている。
石倉 文太(新田 真剣佑)・・書記官で元傍聴マニア。みちおの大ファンで、彼の話を最前列で見るために書記官の職に就いた。家はそば屋。千鶴に対して好意を持っている。
川添 博司(中村 梅雀)・・第一刑事部の主任書記官。趣味はギター。いつも入間に振り回され、そのことに頭を悩ませている。
日高 亜紀(草刈 民代)・・日本に15人しかいない最高裁判所の裁判官の一人。通称『女帝』。千鶴と同郷で、地方研修所の教官を務めていた。
井出 伊織(山崎 育三郎)・・上司である城島とともに行動する第三支部の検事。冷静沈着で頭脳派の印象が強く、その美形を利用して女性を色仕掛けで落とすこともある。
城島 怜治(升 毅)・・第三支部主任検事。井手の上司で、部長の駒沢とは司法修習時代の同期。
青山 瑞希(板谷 由夏)・・入間と同じ弁護士事務所の同僚だった女性弁護士。入間とは『みずき・みちお』で呼び合うほどの親しき仲で、犬のみちこの元飼い主でもある。




名言・名セリフ一覧

第1話

「僕はこう思うな。裁判官として大事なのは、話を聞いて聞いて聞きまくって、悩んで悩んで悩みまくって、一番いい答えを決めること、違うかな?

君は裁判官として優秀なんだろうねぇ。でも、悩まないことに悩むことになるよ。」

「裁判官として大事なのは、事件を手早く処理して『黒字』にすることだ」と言う千鶴(黒木華)に対して、入間(竹野内豊)が言ったセリフ。

▶▶機械的に仕事をこなす千鶴への批判めいた言葉。悩まないことに悩むというのは、裁判の場に感情を持ち込まないことで起きる『悩み』を指すのでしょうか。この発言には、どうも彼の過去の出来事が関係しているみたいです。

被告人の長岡さんは真実が明かされない『苦しみ』を。あなたの娘さんは真実を言えない『苦しみ』を。そして、あなた自身も『苦しみ』を抱えている。

裁判が終わればその『苦しみ』は永遠に続きます。僕は、裁判官として放っておけないんです。」

自分のせいで長岡の父親・長岡洋一郎が亡くなってしまったということに苦しむ菜々ちゃんと、父の死の真相が明らかにならないことに苦しむ息子の長岡誠(萩原利久)。

そんな2人の辛い状況を目にした入間が、相馬真弓にもう一度証言してもらえるように説得したときの言葉。

▶▶鋭い観察力を持ち、人の心情を読み取るのが得意な入間には、周囲の人間の苦しみが人一倍よく伝わってしまうみたいです。この言葉がきっかけで相馬真弓は真実を証言することになります。

第2話

「裁判官が一番やってはいけないことは何だと思いますか?

・・答えは『間違える』ことです。

人が人を裁く上で、決して間違ってはいけない。」

自身の判決をくつがえそうとする入間たちに、圧をかけるようにして言った香田裁判官(馬場徹)のセリフ。

▶▶判決がくつがえることは絶対にあってはいけないという、強い信念を感じる言葉。ただ、個人的にはこの言い分にあまり賛同できません。人である以上、間違いはあるものですし、裁判官としての威信を守るために前言を撤回しないというスタンスには疑念すら感じます。

 

実際、入間も同じ考えだったのか、物語の後半にこの言葉が再度持ち出されることになります。

「『神の手ゴール(※気になるワード参照)』を裁判に置き換えると、マラドーナ自身は真実を知っており、そんな彼に裁判所は判決を言い渡さないといけない。

僕たちは被告人を裁いているように見えて、実は僕たちが裁かれている。

こんな裁判所の仕事、面白いと思わない?」

千鶴に対して引用として持ち出した『マラドーナの説話』の最後に付け加えた入間の言葉。

▶▶真実を明らかにする立場の裁判官が、逆に真実を知った人間によって、その真実がねじまげられないか試され、見極められる。裁く者・裁かれる者の逆転ともとれるこの説話の内容はとても意義深く思えました。




第3話

「誰と出会うかで人生は変わる。生きてみないとそれは誰にも分からない。」

被告人・藤代省吾(岡田義徳)が自分の人生を変えてくれた人物・野上奈緒(佐津川愛美)のことを指し示すようにして語ったセリフ。

▶▶信頼できる友人や愛すべき人、尊敬できる恩師や命を救われた恩人など、『人との出会い』というのは、時として人生においてとても重要な意味を持ちます。

 

野上奈緒と出会って人生が変わった被告人の藤代省吾や、入間との出会いで何かが変わりつつある千鶴などに示されるように、『人との出会い』には、自分ではどうにもできないことを変革させる『大きな力』があるのかも知れません。

「私はあなたを疑った。でも疑って良かった。

信じることは相手を疑ってはじめてできること。あなたを疑い、あらためてあなたのことを知った。あなたならやり直せる。私はそう信じています。」

裁判後、拘置所面会室の藤代省吾に向けて、駒沢(小日向文世)が伝えたメッセージ。

▶▶疑うことと信じることは共存し得ないものと思っていましたが、駒沢が語った「疑うことではじめて相手を信じられる」という言葉を聞いて、あらためて「信じるとは何か」を深く考えさせられました。

第4話

「裁判はオセロなんですよ。白を黒に、黒を白にすることもできる。」

4話で登場する、東京ドリームランド遊園地側が雇った顧問弁護士・稲垣司(前川泰之)のセリフ。

▶▶人の人生を左右する裁判が、まるでゲームのようにもて遊ばされているという事実。ビジネス・お金の道具として法律を利用するという彼の考え方にはどうしても賛同できません。




「人生は思い通りにならないことのほうが多い。努力してもどうあがいてもどうにもならないことがあります。

それでも自分の人生をなげうってはいけない。いかなる理由があってもあなたは罪を犯してはいけなかった。あなたの苦しみ、憤りは受け止めます。

そして願っています。いつかあなたが、あなたたちが、手を取り合い前を向いて生きていくことを。

そして、つらい経験があったからこそ今があると、そう思える日が来ることを、心から願っています。」

裁判長として少年事件の判決を下すことになった千鶴が、被告人・望月博人(田中偉登)にあてたメッセージ。

▶▶少年事件の裁判長を担当し、被告人の心に寄り添って思い悩んできた千鶴。そんな彼女が感情を抑えながら必死に伝えたこの言葉に、機械には決して真似できない、人にだけある「想い」の存在を感じました。

第5話

「Yってるでしょ?

書記官として倫理違反をおかしてでも大切な人を守りたい。書記官として職務をまっとうしたい――。

どちらも君の正直な気持ちだよ。だから迷って当然だよね。

僕も迷っちゃうな。君を説得すべきかどうか・・。

何が正しくて、何が間違っているか。その答えは人それぞれで違うからね。でも真実は一つ。法廷はそれを明らかにする場所。そして僕たちは、人の人生の分岐点に立ち会う仕事をしている。

どうするかは君が決めればいい。」

「初恋の相手(馬場恭子/生田絵梨花)に対して自分は何をできるのか」と思い悩む石倉(新田真剣佑)に対して入間が伝えた言葉。

▶▶この入間の言葉を受けて、結局最後の公判で石倉は、書記官として倫理違反をおかさず、かつ恭子を守るために、『書記官』ではなく『いち証言者』として、証言台に立って証言をすることになります。




第6話

「エリートから脱落して窃盗――、その紋切り型の発想が全国の泥棒を敵にまわすことになりますよ。

泥棒は魅力的な仕事です。石川五右衛門、ねずみ小僧、フィクションで言えば、アルセーヌルパン、ロビンフッドまで、著名な泥棒は数多く存在します。

それはなぜか?そこに人を惹き付ける圧倒的な個性が存在するからです。

ちなみに僕は、どんな金庫でも開けられる『地獄耳の岸田』と呼ばれていて、いずれ歴史に名を残します。(中略)

――最後に大事なのはポリシー・美学で、私はお金が余っているとふんだ家しか狙わない。そして人は絶対に傷つけない。」

窃盗犯・岸田茂(バカリズム)が公判でまくし立てた弁舌。

▶▶まさかのバカリズムの登場。彼と竹野内豊の共演は名作ドラマ『素敵な選TAXI』以来になります。ちなみに、彼が演じる理路整然と理屈をこねまわす被告人の岸田、知的なイメージの強い彼にぴったりのはまり役だったと思います。

「人は絶対に傷つけないというあなたのポリシーでも、誰も傷つけない犯罪なんてないんです。

人はひとりじゃない、ひとりでは生きていけない。だからこそ、自身の行動が知らず知らずのうちにまわりに影響をおよぼす。いい事もわるい事もです。

自分が変わらないと何も変わらない。私には法廷で真実を持って被告人と向き合う。それが被告人の変わるきっかけに少しでもなると思うからです。」

公判の最後に入間が被告人・岸田に対して言ったセリフ。

▶▶人は1人で生きているようでいて、実は様々な人とつながり・関係を持っています。そして自分がとった行動で思いがけぬ波及効果をもたらすことがあります。その事を入間に告げられて、自分の犯罪が1人の尊い命を奪うことにつながったと気づいた岸田。被告人をみずからの罪に向き合わせた入間の力はやはりすごいなと思いました。

第7話

冤罪事件の9割が裁判官のせいだと思っています。上層部の意向に反した判決を下した裁判官の出世の道は閉ざされる。これは冤罪の温床です。

裁判官はただのサラリーマン。だから上に睨まれることなく、賢くやっていきたいというヒラメ裁判官ばかりだ。」

証人尋問の依頼で尋ねてきた駒沢たちに伝えた、元書記官・友坂良一(淵上泰史)の言葉。

▶▶自身の出世のために上の者に忖度するという、企業のサラリーマンと同じ構図を持つ司法組織。人の人生・未来をも左右する国の重要機関が、地位・名誉という私利に縛られている現実に、やるせない思いを感じてしまいました。

「踏み絵だったんだよ――。上に従順なふりをして、裁判で僕らを一蹴した。すべては中森検事から真実を引き出すためだったんだ。最高裁長官の夢を捨ててでも、真実を明らかにしたんだ。」

マスコミの前で罪を認め、裁判官を辞することになった日高(草刈民代)の、一連の行動の真意を見抜いた入間のセリフ。

▶▶入間と敵対関係にあると思われていた日高でしたが、自身の判決で一人の人間を死に追いやってしまったことを、彼女はずっと思い悩んでいたみたいです。入間たちに対して裁判の公平さを欠いていると問題点を指摘しつつ、油断した検察から真相を聞き出すという『踏み絵』的手法を用いた日高。

 

ある意味、聡明でありながら、真実のために自らの職を辞する潔さもある、そんな彼女の人間的魅力に惹かれて千鶴は、日高についていこうと思ったのかも知れませんね。




第8話

「『助けて』と言うのは、とても勇気のいることだと思います。弱い自分を認めることになる。子育てと介護に苦しみ、うちに抱えてしまった塩川恵子さん。講師の仕事を離れ、喪失感をうちに抱えてしまった山寺史絵さん。

勇気を持って『助けて』と言ってみてはどうでしょうか。言葉にしないと分からないこともあるんじゃないでしょうか。夫婦であっても、夫婦だからこそ分かり合うために、心の声を言葉にすることも大切なんだと思います。」

山寺史絵(朝加真由美)の手紙内容を聞き終えた入間が、法壇から降りて告げた言葉。

▶▶相手に迷惑をかけたくない、心配かけたくない、そうやって強い自分を繕うことで自身の精神が追い詰められ、結果起きてしまうことになった2人の女性の悲劇的事件。

 

人間はとても弱い生き物で、苦しみを一人で背負うと、その重みにいとも簡単に押しつぶされてしまいます。だから、決して自分ひとりで抱え込まず、時に勇気を出して助けをもとめること、そういった別の意味での強さが必要になってくるのだと思います。

第9話

「育ちや環境の違う人間だからこその正しさがある。どれもその立場ならではの正しさ。みんなが思う色んな正しさから真実を見極めることが、裁判員裁判だと思うな。」

「正反対のことわざはなぜあるの?」と姪っ子が聞いてきた、という姪っ子トークの最後に入間が付け加えたセリフ。

▶▶いわゆる絶対的な正しさ、正義などは存在しません。国、文化、性別、年齢、生育環境など様々な要因によって、人の価値観は変わっていくものです。だからこそ、司法に携わるものだけの目線になりがちな裁判に、一般人の感覚を取り込む裁判員裁判の制度が、重要な意味を持ってくるのだと思います。

「裁判で被告人の人生に触れると、他人事とは思えなくなります。しかし、いかなる事情があろうと、真実をもって裁かなければならない。

裁判員の意見は裁判官と同じ重みを持ちます。その重みを背負えなくなってもいいんです。」

「裁判員を降りたい」と言って辞退した女性裁判員の気持ちを汲んで、駒沢がみんなに告げた言葉。

▶▶人が人を裁くことの重み。そしてその重荷を背負い、大きな覚悟を持って判決を下さなけらばならない裁判官・裁判員の職務。それはたしかに非常につらい役目であるのでしょう。

 

かつて自分が関わった裁判で被告人を自殺に追いやってしまった駒沢も、当時の過ちをずっと後悔し続けており、裁判官であれ裁判員であれ、裁く者には、計り知れない責任がのしかかるのだということを、私たちは知っておかなければならないのだと思います。




第10話

「私の考えでは、嘘には9種類以上あると思っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①悪意を隠す嘘
②方便(目的のための便宜上の手段)
③優しい嘘(相手を思いやってつく嘘)
④言い訳、言い逃れ
⑤自己保身
⑥経歴詐称、自称(自分をよく見せようとする嘘)
⑦冗談
⑧守れない約束(結果的に嘘になる)
⑨悪意のない嘘
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その様々な嘘がときとして法廷では飛び交います。そして、誰がどういう理由で、どのようにして嘘をついているのか、我々は見極めなければいけない。」

千鶴が妹に聞かれた「嘘にはいったい何種類くらいあるの?」の問いに対する彼女なりの考え。いわゆる入間の甥っ子トークならぬ、千鶴の妹トーク。

▶▶動物の中で、唯一人間だけが持つという『嘘』。社会的生活を営む上で、コミュニケーションを円滑にするために、または、自分や相手を守るために使われるこの嘘は、ときに相手を傷つけてしまったり、逆にそれらによって苦しめられたりと、便利であるが非常に厄介、そういう難しい一面を持っています。

 

今回の事件(10話の事件)の中にある嘘は、いったいどういった理由で生まれることになったのでしょうか。そこが一番気になるところです。

第11話(最終話)

「1億2千万人の国民の利益をてんびんにかけたとき、覚悟を持って選択しなければならない直面は多々あります。未来の見えていない政治家を国民は信頼しますか?

私が相手にしているのは、『個』ではなく『国民全員』です。冷徹だと思われようが、それが私の使命です。」

国益のためにプロジェクトを推し進めた安斎高臣(佐々木蔵之介)。そのことを批難する入間へ返した、彼なりの主張。

▶▶「個」の利益か、「集団」の利益か――。よく映画などで、全国民の命を守るために少数の人間の命を犠牲にするという、いわゆる究極の選択を迫られるシーンが描かれたりしますが、今回のドラマの内容も、国家の非常事態とまではいかないものの、それに近いものがあるように思えました。上部組織のトップに立つ人は、一般人とはまったく異なる目線で社会をとらえており、そこには彼らなりの正義があるのだということを、私たちは知っておくべきなのかも知れません。

「裁判は誰のためにあるのか。裁判は常に平等であり、すべての人のためにあります。司法は絶対に真実をねじ曲げない。だからこそ、人は安心して生活を送れる。

想像してください。あったことをなかったことにされたら、どれだけ人が傷つくことになるか。

想像してください。あったことをなかったことにして、どれだけの苦しみを抱えて生きていくことになるか。

想像してください。勇気を出して一歩踏み出したときに失わずにすむものを。

何のために、誰のために働くのか。少なくとも、自分の人生に誇りを持って生きていけるのではないでしょうか。

一歩踏み出す勇気。それは本庄歩くんからもらったはずです。」

父親のために勇気を出して証言した本庄歩(有山実俊)。その言葉の後、入間が傍聴席に向けて語った最後のメッセージ。

▶▶真実をねじ曲げられた人はもちろん、ねじ曲げた側の人もこころに傷を負うということ。自らの保身のために真実を覆い隠せば、結果的にその人は一生後悔して生きることになり、自身の誇りをも失ってしまいます。向き合うべきなのは、そんな弱い自分自身。勇気を出して踏み出すことを説いた入間の言葉には、胸に突き刺さるものがありました。




気になる用語

ふるさと納税返礼品 

入間が収集にはまっている『ふるさと納税の返礼品』。彼のコレクションは以下のとおり。

エゾシカの角(北海道)、ローラーボード(群馬県)、あすなろ鉄道のつり手(四日市市)、干しなまこ(東川市)、カラスの絵画(和歌山県)【1話】

くさや(伊豆諸島)、関サバドリンク(大分県)【2話】

サーターアンダギー(沖縄県)【3話】

魔除け(島根県)【4話】

ぱちぱち花火チョコ(新潟県)【5話】

白いカラスの置き物(三重県)【7話】

北の恵みプリン(北海道)【8話】

カラス天狗のカアカア君(福岡県)【9話】
お楽しみ海鮮当たりくじ(三重県)【10話】

『単独事件』と『合議事件』 (1話)

裁判官が1人で審議する事件を『単独事件』。裁判官3人で審議する事件を『合議事件』と言い、審議内容によって変わってくる。

『黒字』と『赤字』 (1話)

裁判官は1人で250件前後の事件を担当しており、処理した事件数が新規事件を上回れば『黒字』、逆の場合は『赤字』となる。

『赤字』が出ないようにすることが裁判官の最も大事な仕事であると千鶴は言う。

浦島太郎の乙姫の罪状 (1話)

入間に「乙姫の罪状わかる?」と聞かれて千鶴が答えた内容。

詐欺罪 ・・地上とは時の進み方が違う龍宮城に連れて行ったこと
危険物 ・・玉手箱のけむり
殺人未遂罪 ・・危険な玉手箱を明確な使用目的を告げずに持たせ、老化させ、さらに、けむりの量次第では死んでいたかもしれないこと

サウンド・マスキング効果 (1話)

聞きたい音と同時に周波数が似た別の大きな音が聞こえると一方が聞こえなくなる特性(マスキング効果)と、騒音の中でも人の話し声は聞き取れる特性(カクテルパーティー効果)の2つの効果を利用して、特定の音を包み隠す技術を「サウンドマスキング」と呼ぶ。

みちこ (1話)

そば屋を営む石倉の家に居候中の犬の名前。入間が昔の弁護士仲間から引き取ったが、官舎では飼えないので石倉に代わりに飼ってもらっている。

刑事訴訟法『第128条』【検証】 (1話)

裁判所は事実発見のため、必要がある時は検証することができる。

▶▶この法律を用いて、入間は「長岡の事件の現場検証をする」と裁判中に発言した。

刑事訴訟法『第298条』【補充的証拠調べ】 (1話)

裁判所は必要と認めるときに、職権で証拠調べをすることができる。

▶▶この法律を用いて、千鶴は相馬真弓の周辺の聞き込み調査をした。

刑事訴訟法 『第158条』【所在尋問】 (1話)

証人の年齢、健康状態などを考慮して必要と認められる場合に、証人の現在場所で尋問を行うことができる。

▶▶この法律を用いて、入間は相馬真弓のところへ直接出向き、再度証言するように求めた。




SBS(乳幼児揺さぶられ症候群) (2話)

激しく揺さぶられて、赤ちゃんの脳などが傷つき、様々な障害が引き起こされてしまうことを「乳幼児揺さぶられ症候群」と言い、欧米では「Shaken Baby Syndrome:SBS」と訳される。

差し戻し (2話)

訴訟において、上級審が判決を破棄する場合にとられる処置のことで、事件は第一審に戻してもう一度審理することになる。

神の手ゴール (2話)

フィールド上のサッカーボール

ゴール前に上がったボールをマラドーナは手を使ってヘディングのように見せてシュート。審判がこれをゴールだと誤審する。主審はこの件に関して、後にこう言い訳をしている。

「副審がゴールを指していて、自分にはハンドが見えなかった。会場の8万人の観客も気づいていない。間違っていたのは自分だけじゃけなく、会場全体だ。」

勾引状(こういんじょう) (2話)

被告人、証人などを裁判所や指定された場所へ強制的に引致するために、裁判所が発行する礼状のこと。

アインシュタイン (3話)

「特殊相対性理論・一般相対性理論・宇宙論・ブラウン運動の起原を説明する揚力散逸定理・零点エネルギー」など、科学の常識をくつがえすような数々の理論を世に発表し、20世紀最大の物理学者と評される人物。

サーターアンダギー (3話)

揚げたてのサーターアンダギー

沖縄で古くから食べられている伝統的なお菓子で、小麦・砂糖・卵・ベーキングパウダーを混ぜて生地を練り、油で揚げて作る。サーターアンダギーとは、沖縄の言葉で、「砂糖(=サーター)」の「揚げ物(=アンダギー)」という意味。

実況見分 (じっきょうけんぶん)(3話)

刑事訴訟法にもとづいた証拠集め活動のこと。主に警察によってとり行われ、事件・事故の原因や状況を実況見分調書に記録する。令状の必要な『現場検証』とは異なり、裁判所の令状を必要とせず任意で行うことができる。

不見当 (ふけんとう)(3話)

裁判用語のひとつ。相手から文書の提出を求められた当事者が「見当たらない」という意味合いで用いる言葉。

たとえば、自分にとって不利な証拠を出さないように「そのような物は存在しない」と回答したら、法廷で嘘をつくことになる。そこで「不見当(ふけんとう)」と言って言葉を濁し、後で物の存在が発覚した場合の言い訳に利用する。(「見当たらない≠存在しない」なので嘘にはならない)




AI裁判官 (4話)

海外では、量刑の判断などでAIが補助システムとして導入されていて、AIが人間の知性を超えるとされる2045年にはAIが人を裁いているとされる。

感情に流されずに、客観的事実に基づいて判断を下す。大量に案件を処理できて間違えることがない。まさに理想の裁判官。

美人局(つつもたせ)(4話)

男女がしめしあわせて行う詐欺行為の一種。妻が「かも」になる男性を誘惑し、関係を持ったところに夫が現れて、言いがかりをつけて金銭を脅し取る。

一事不再理(いちじふさいり)(4話)

ある刑事事件の裁判について、確定した判決がある場合には、その事件について再度審理をすることは許さないとする刑事手続上の原則。

渡りガラスの創世神話 (4話)

「イチケイのカラス」の由来。神話の中のカラスは気まぐれに世界を作り、ときに知恵を駆使して人間に光・水・火を与える。そんなカラスは、神さまや英雄ではないにしても、何者にも束縛されない自由の象徴であると言われている。

Yってる (5話)

分岐点

『Y』とはアルファベットの『Y』のこと。そのかたちの通り、右に行くか左に行くかの分岐点を示す。「昼飯Yってる」、「人生にYってる」など、使い方はさまざま。




併合審理(へいごうしんり) (5話)

2つの裁判事件を1つにすることで、通常は、振り込め詐欺や贈収賄事件など、犯人が共通している事件をまとめて審議する際に適用される。

情状証人(じょうじょうしょうにん) (5話)

刑事事件の裁判で、被告人の刑が少しでも軽くなるように、被告人の人となりや生活状況、今後の更生に向けてどのようにサポートしていくかなどを証言する証人のこと

グラン・フェッテ(grand fouetté) (5話)

バレリーナの超絶技巧の一つで、古典バレエのクライマックスに、主役の女性が披露する華やかなテクニックとして知られている。片脚を軸として、もう一方の脚を大きく振り上げて降ろさず、ぐるぐると回転し続ける。

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう) (5話)

股関節のクッションの役目を果たしている軟骨がすりへり、股関節の受け皿部分(骨盤の臼蓋)と先端が丸くなった骨(大腿骨の骨頭)が変形することで、痛みや動かしづらさが生じる病気。

バタフライ効果 (6話)

羽を広げて花に止まる美しきチョウ

チョウが羽を動かすと空気中の微粒子が動き、それが他の微粒子を動かし、さらに多くの微粒子を動かす。そうしているうちに、やがて地球の反対側の竜巻に影響を与える。

些細なことが様々なことの要因を引き起こし、大きな出来事の引き金につながるという考え方。

天下り(あまくだり) (6話)

官僚が関係の深い民間企業などに相応の地位で再就職すること。官僚組織の若返りや、民間企業での官僚の経験・知識の活用というメリットがある反面で、汚職や癒着が起きるというデメリットもある。

オオカミ冤罪  (7話)

オオカミが人を襲うと思われているのは、童話「赤ずきんちゃん」や「3匹のこぶた」の影響が強い。しかし、本来オオカミは警戒心が強く、人前にめったに姿をあらわすことはない。オオカミが人を襲うのは、自身の身や家族が危険にさらされた時だけ。




即時抗告(そくじこうこく) (7話)

『抗告』とは、日本の司法制度における不服申し立ての一種で、一般的に上級裁判所になされる申し立てのことを言う。『即時抗告』では、不服申立期間が3日間と定められている。

忌避申し立て(きひもうしたて) (7話)

裁判官に職務執行の不正を疑わせるような理由がある場合、検察官はその裁判官を事件の審判から排除することができる。

踏み絵 (7話)

江戸時代に幕府が、キリスト教信者(キリシタン)をあぶり出すために利用した、イエス=キリストやマリア像が描かれた絵のこと。ある事柄への該当者や反対者をあぶり出すために用いる手段のことを「踏み絵」と呼ぶこともある。

白いカラスの置き物 (7話)

入間が最後に日高にプレゼントとした三重県のふるさと納税返礼品。白いカラスは『類いまれな人物』を意味するとともに、『はぐれ者』もあらわす。

クレプトマニア (8話)

「窃盗症」「病的窃盗」とも呼ばれる精神疾患のひとつ。金銭目的ではなく、窃盗行為の時の緊張感や、成功時の満足感を目的として盗みを繰り返してしまう。

裁判員制度(さいばんいんせいど) (9話)

裁判(検事と弁護人)

平成21年5月21日から開始された、国民の中から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加する制度。

裁判員は法廷での審議に立ち会い、裁判官とともに被告人が有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするかを決める。




正反対の意味のことわざ (9話)

入間が姪っ子に聞かれたという、まったく逆の意味を持つことわざ。

ドラマ内で例として出されたのは次の2組。

度目の正直・・物事は三度目には良い結果になるということ。
●二度あることは度ある・・失敗は繰り返し起こる傾向があること。

●善は・・好機を逃さないためにも、善いと思ったことはすぐに実行すべきという戒め。
がば回れ・・急いで近道をするより、遠くても安全確実な道を通った方が結果的に早く目的地に着くということ。

しわしわネーム (10話)

キラキラネームの対義語として使われる言葉。別名「レトロネーム」。「しわしわ」とは大正・昭和時代を思わせるような古風な名前のことを言う。

具体例としては、『○男』『○女』や、『花』などの一文字の漢字、『ふみ』『すず』などのひらがなの名前があげられる。

富山弁(とやまべん) (10話)

青山瑞希の母の実家の方言。ドラマ内で登場するのは以下の2つ。

●かたい=お利口
――「硬い」ではなく、「賢い」と書く。
●だいてやる=おごってやる
――「おごってやる」は「出してやる」を意味し、それがなまって「出(だ)いてやる」となった。

童話『3人のレンガ職人』 (最終話)

フィレンツェの大聖堂

『何のために人は働くのか?』について話し合った入間・姪っ子・甥っ子の3人。その中で持ち出された、有名なイソップ寓話。

■あらすじ


中世ヨーロッパの街。旅人が3人の職人に会っていく。

「ここで何をしているのですか?」と同じ質問をする。
●1人目の職人は「親方の命令でレンガを積んでいるのさ」と答えて不満をもらす。
●2人目の職人は「大きな壁を作っているのさ」と答えて、家族を養う仕事があることに感謝する。
●3人目の職人は「完成までに100年はかかるけど、教会の大聖堂を作っているのさ。完成すれば、多くの信者が喜ぶことになる。」そう答え、仕事に使命と誇りを持っていた。

10年後――。
●1人目は、相変わらず文句を言いながらレンガを積んでいた。
●2人目は、賃金は高いけど危険のともなう屋根の上で仕事をしていた。
●3人目は、現場監督として多くの職人を育て、出来上がった大聖堂には彼の名前がつけられた。




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