こんにちは、
りんとちゃーです。
賞金300万円を目指して、毎週様々な挑戦者が小学生の問題に挑む「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」。
今回の挑戦者は、超実力幕内力士「翔猿(とびざる)&大栄翔(だいえいしょう)」、バスケ日本代表「河村勇輝」、メモリースポーツ日本王者「小林瞭」、パラ金メダル4個「村岡桃佳」、M1王者「錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆)」の5組でした。
記事では、以下のことをまとめています。
■番組の基本情報
■出題された問題の詳しい解説【知識編】
■演習問題8問【実践編】
なお、記事の内容は11/4放送分「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?~錦鯉&最強アスリートSP大学院修了力士&金4個選手&記憶王~」の出題問題からの厳選になります。
それでは、全問正解を目指して一緒に勉強していきましょう。
番組情報
「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」
――日本テレビ系 金曜よる7時00分~7時56分 放送
■公式情報【公式サイト】【Twitter】
■MC
劇団ひとり、佐藤隆太
■助っ人小学生
りこちゃん、たいしくん、なつきちゃん、あらたくん、ゆめちゃん
■番組公式クイズブック(第6弾)
【Amazon.co.jp】クイズ あなたは小学5年生より賢いの?⑥ 大人もパニックの難問に挑戦!
知識編
ことわざ・慣用句【国語】
まずは、国語の問題として出題されたことわざ・慣用句の復習からです。
藪(やぶ)から棒
──何の前触れもなく唐突に物事を行うさま。
たけのこを盗もうとして藪(やぶ)に入ったら、唐突に番人の持つ棒が飛び出してきたという説話に由来することわざです。
藪をつついて蛇を出す
――余計なことをして思いもしない災難に遭うこと。
つつかなくてもよい藪をつついたことで、大人しくしていた蛇が出てきたという説話にちなんだことわざで、略して「藪蛇(やぶへび)」と言います。
江戸の敵(かたき)を長崎で討つ
──意外なところ、または筋違いのことで仕返しをすること。
大阪の見世物師が江戸で大成功した同じ時期に、長崎の見世物師が大阪で人気を博し、大阪の見世物師を圧倒したという話から、「江戸の敵を長崎が討つ」▶「江戸の敵を長崎で討つ」になったとされています。
おくびにも出さない
──物事を深く隠して、言葉や態度にまったく出さないこと。
「おくび(噯気)」とは「げっぷ」のことで、腹の中にあるものを「げっぷ」として出さないように、心の中をまったく表に出さないことを比喩的に「おくびにも出さない」と言います。
生唾(なまつば)を飲み込む
──目の前のものが欲しくてたまらなくなること。
「生唾(なまつば)」とは、美味しそうなものを見たときに口の中にたまる唾のことです。
固唾(かたず)を呑む
──物事の動向や成り行きが気がかりで緊張していること。
「固唾(かたず)」とは、緊張状態のときに口内にたまる飲みにくい唾の比喩表現です。
「のむ」には2種類の表記があり、丸呑みする時や比喩表現の時は「呑む」を、液体などの飲食物をのどに入れる時は「飲む」と書きます。
東海道新幹線【社会】
東京・名古屋・大阪を直結し、一日に最大45万8000人ものお客を輸送する「東海道新幹線」には、のぞみ・ひかり・こだまの3種類の列車があり、それぞれ、停車駅数・目的地までの所要時間・車両編成(指定席・自由席車両の編成数)が異なります。
以下はのぞみ・こだま・ひかりの特徴の簡単なまとめです。
●のぞみ・・1992年(開業から28年後)に誕生。16編成で、普通車指定席が10両、グリーン車指定席と普通車自由席がそれぞれ3両。停車駅数が最も少なく、東京~新大阪までを約2時間半で走行する。
●こだま・・1964年(開業当時)から運行。普通車自由席が10両、グリーン車指定席と普通車指定席がそれぞれ3両の計16両編成。各駅停車のため所要時間が長く、東京~新大阪まで約4時間かかる。
●ひかり・・こだまと同様に1964年(開業当時)から運行。普通車指定席が8両、普通車自由席が5両、グリーン車指定席が3両の計16両編成。停車駅の組み合わせパターンが複数あり、基本的にはのぞみより多く、こだまより少ない駅に停車する。東京~新大阪の所要時間は、停車パターンにもよるが、だいたい3時間くらい。
両国国技館【相撲】
「両国国技館(りょうごくこくぎかん)」は、東京都墨田区にある大相撲の興行のための施設で、プロレス・ボクシングなどの格闘技をはじめ、他のスポーツ競技やポピュラー音楽のライブ会場としても使われています。
名前の「両国」とは地名のことで、国技館の近くを流れる「隅田川」の西側地域をかつては「武蔵(むさし)国」、東側地域を「下総(しもうさ)国」と呼んでいて、その両方の国にまたがる橋(=両国橋)の名前にちなんで、「両国」と呼ばれています。
※「武蔵国」は現在の東京都・埼玉県・神奈川県、「下総国」は千葉県北部・茨城県西部。問題選択肢にあった「大和(やまと)国」は奈良県、「駿河(するが)国」は静岡県にあたる。
▶▶関連記事:地図と由来で覚える『旧国名(五畿七道)』一覧
農作物の収穫量ランキング【社会】
ブルーベリー
ブルーベリーの国内収穫量第1位は「東京都」で、全国の約16%を占めます。
日本ではじめてブルーベリーを農作物として栽培したのは東京の小平(こだいら)市で、「ブルーベリーの父」と呼ばれる東京農工大学の岩垣駛夫(いわがきはやお) 教授が、1964年に大学の果樹園で日本の気候に合ったブルーベリーの研究開発を行ったのがはじまりとされています。
キウイフルーツ
キウイの国内収穫量第1位は「愛媛県」で、全国の約21%を占めます。
愛媛県でキウイ栽培が盛んなのは、みかんの価格が暴落した1970年代に、みかんからキウイへと転作する農家が増えたためです。
洋梨
洋梨の国内収穫量第1位は「山形県」で、全国の約69%を占めます。
山形県で洋梨栽培が盛んなのは、内陸型の盆地で少雨、昼夜の温度差が大きいなど、果樹栽培に適した気象条件だからです。
伝統文化【社会】
以下は、最終問題で出題された日本の伝統文化のまとめです。いつの時代に発祥したか確認しながら、順に見ていきましょう。
水墨画
「水墨画(すいぼくが)」は、中国の唐代に成立した墨で描く絵画様式で、面を使ったり、ぼかしを入れて濃淡・明暗を出すのが特徴です。
日本に伝わったのは鎌倉時代後期で、室町時代になると禅宗文化が花開き、禅宗の僧である「雪舟(※1)」が日本独自の水墨画を完成させました。
(※1)雪舟(せっしゅう)・・室町時代に活躍した水墨画家・禅僧。日本独自の水墨画を確立し、後に狩野派が師と仰いだことで神格化された。代表作は「秋冬山水図(しゅうとうさんすいず)」「慧可断碑図(えかだんぴず)」。
人形浄瑠璃
歌舞伎・能楽と並んで日本三大古典芸能の一つに数えられる「人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)」は、三味線で伴奏する語り物【=浄瑠璃】に合わせて人形を操る音楽劇です。
江戸時代に「竹本義太夫(たけもとぎだゆう)」が生み出した語り【=義太夫節】と「近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)」が書いた作品が合わさることで人気を博し、その後全盛期を迎えました。
能楽(能・狂言)
「能楽(のうがく)」とは、謡(うたい)に合わせて舞台上で人物が舞いながら物語を展開する「能」と、庶民の日常を題材にした喜劇の「狂言」の2つを合わせたもので、室町時代の「観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)」親子によって大成されました。
歌舞伎
「歌舞伎(かぶき)」は日本を代表する伝統芸能の一つで、音楽【歌】・踊り【舞】・役者の芝居【伎】の3つで構成されています。
戦国時代、派手な身なりをして常識はずれの行動をとる人のことを「かぶき者」と呼んでいて、1603年(江戸時代)に「出雲の阿国」がこの「かぶき者」を真似た扮装で見せる「かぶき踊り」を京都で上演。これが歌舞伎のルーツになったと言われています。
川柳
「川柳(せんりゅう)」とは、五七五音のリズムで人や社会を風刺するような詩を詠むことで、一般的には口語体を用い、俳句のような季語がありません。
この「川柳」は、江戸時代中期に流行した俳句の「前句付け(※2)」の「付句(つけく)」が独立したもので、前句付けの名高い点者(=点数を付けて評価する人)であった「柄井川柳(からいせんりゅう)」の名にちなんで「川柳」と呼ばれています。
(※2)前句付け(まえくづけ)・・連歌・俳諧で、出題された七七の短句(前句)に五七五の長句(付句)をつけること。
茶の湯
「茶の湯(ちゃのゆ)」とは、亭主が抹茶を点(た)てて客人に振る舞い、客人皆でそのお茶をいただく、現代でいうお茶会・茶事のことで、室町時代の僧「村田珠光(むらたじゅこう)」によって始められ、応仁の乱(1467年)以降に庶民のあいだに広まりました。
ちなみに、類似する言葉に「茶道(さどう)」がありますが、「茶の湯」がお茶を楽しむという娯楽的な意味なのに対し、「茶道」ではお茶を通じて精神や礼儀作法を磨き、自己を鍛錬する『道』としての意味合いを強く持ちます。
実践編
それでは知識編で勉強した内容を、実際の問題で復習しましょう。(※タップすると答えが開きます)
■問題①「『自分の考えていることを隠して、言葉や態度にまったく出さない』という意味の慣用句『おくびにも出さない』。現代で『おくび』とは?」
A:あくび B:げっぷ
C:しゃっくり
■問題②「『何の前触れもなく思いがけないことが起こる』という意味のことわざ。」
藪【やぶ】から( )
A:へび B:棒
■問題③「『意外なところで昔の恨みを果たす』という意味のことわざ。」
江戸の敵を( )で討つ
A:明治 B:長崎 C:ローマ
■問題④「『生唾を飲み込む』の正しい意味は?」
A:目の前の物が欲しくてたまらない
B:成り行きが気がかりで緊張する
■問題⑤「東北新幹線『こだま・のぞみ・ひかり』。『東京駅▶新大阪駅』の到着時間が早い順に並べ替えなさい。」
A:こだま B:のぞみ C:ひかり
■問題⑥「両国とは、隅田川が( )国と下総国の国境であったことに由来する。」
――開成中学入試問題〈改〉
A:大和 B:武蔵 C:駿河
■問題⑦「東京都が収穫量全国1位の農産物は?」
A:キウイ B:洋梨
C:ブルーベリー
■問題⑧「室町時代(西暦1300年代)に存在した伝統文化をすべて選びなさい。」
※正解以外はすべて江戸時代(西暦1600年代)に発祥したもの。
A:水墨画 B:人形浄瑠璃
C:能楽(能・狂言) D:歌舞伎
E:川柳 F:茶の湯
C:能楽(能・狂言)
F:茶の湯
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「カラダWEEK高学歴アスリートSP」となった今回のクイズ小学5年生。
トップバッターをつとめたのは、2022年上半期ブレイク芸人ランキング1位、2人をモデルにしたドラマでも話題のM1王者・錦鯉(長谷川雅紀・渡辺隆)で、クイズが苦手な長谷川を渡辺がカバーしながら、序盤は順調に問題をクリア。前回の挑戦で涙を呑んだ鬼門の10問目も長谷川の直感力で打ち破り、夢の300万ステージへと進出しました。
最終問題は伝統芸能に関する難問で、渡辺が持ち前の歴史漫画の知識で答えを導きましたが、惜しいところで不正解に。チャレンジは失敗に終わりました。
続くは、先月に小結に昇進した幕内力士・翔猿(とびざる)が、前回のリベンジを果たすために、同部屋の高学歴力士・大栄翔(だいえいしょう)を引き連れての参戦です。
序盤は安定した解答を見せていた2人でしたが、途中の相撲関連の問題でペースが乱れ、その後に救済を連続使用。すべて使い切って後がなくなります。それでも、相撲取りならではの土壇場力で10問目をクリアし、本日2組目の300万ステージへの進出を決めました。
ラストは音楽に関する難問で、頭を悩ませて答えた2人でしたが、残念ながら結果は失敗に。前回のリベンジを果たすことはできませんでした。
3番手は、高校生の時にプロリーグ最年少記録を更新したバスケ日本代表・河村勇輝が、勉強とスポーツの両方ができるところを見せると意気込んでの挑戦です。
通知表オール5の優れた頭脳を持つ河村。持ち前の知識を活かして次々と問題をクリアし10問目に到達しましたが、その10問目、国語の問題でミス。300万円に一歩届きませんでした。
4番手は、日本一の記憶力を持つ、メモリースポーツ日本チャンピオンの小林瞭が、全教科の教科書60冊を記憶してチャレンジ。
問題開始前に小学生に自身の記憶力を披露し、記憶の達人さながらに正解を重ねた小林でしたが、7問目地理の問題でまさかの間違い。悔しい結果に終わりました。
最後は、冬季パラリンピックで通算4個の金メダルを獲得した、アルペンスキー金メダリストの村岡桃佳が、次回パラリンピックで家族を招待するための資金を獲得したいと宣言しての挑戦です。
最初はプレッシャーで緊張した表情を見せていた彼女でしたが、徐々にペースを取り戻し、救済を活用して10問目に到達。その10問目も見事突破し、300万の挑戦権を獲得します。しかしここで彼女は、支えてくれている家族のために100万円の持ち帰りを選択。ドロップアウトをしてでのフィナーレとなりました。
次回は11/11。東大卒ミステリー作家・辻堂ーと視聴者チャレンジャーが参戦します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼番組の過去問題はこちら▼
■【2022年上半期】「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」過去問題集
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