
こんにちは、
りんとちゃーです。
今回のネプリーグは「最強頭脳集結SP」と題して、最強東大チームと私立名門大チームが「ネプレール」「日本語ツアーズジェット」「ハイパーボンバー」の3つのステージで常識バトルを繰り広げました。
●最強東大チーム・・石川和男(東大工学部卒)、QuizKnockこうちゃん(東大法学部卒)、河村拓哉(東大理学部卒)、砂川信哉(東大工学部)、林修(東大法学部卒)、原田泰造
●私立名門大チーム・・鈴木もぐら(大阪芸大)、水川かたまり(慶應義塾大)、トラウデン直美(慶應義塾大)、荒川静香(早稲田大)、名倉潤、堀内健
記事では、以下のことをまとめています。
■出題された時事・常識問題の解説【知識編】
■演習問題5問【実践編】
■勝敗結果のまとめ
■番組情報(ゲーム企画一覧など)
なお、記事の内容は、3/6放送分『ネプリーグ~最強頭脳集結!東大VS名門大インテリ対抗戦~』の問題からの厳選になります。
番組内容を思い出しながら、一般常識・時事を学んでいきましょう。
知識編
時事・常識ワード【ネプレール】
まずは、第1ステージ・ネプレールで出題された時事・常識ワードの復習からです。
日本一広い平野
日本で一番広い平野は、東京を含む一都六県に広がる「関東平野」で、その面積は約17000km²(四国とほぼ同じ)です。
(※平野の面積2位は、北海道の石狩平野で3800km²、3位は北海道の十勝平野で3600km²)
「関東平野」は、日本一流域面積が広い「利根川(とねがわ)」が流れていることでも知られています。
タイパ
「タイパ」は時間対効果を意味する「タイムパフォーマンス」の略語で、主にZ世代の若者を中心に使われています。
「コスパ(コストパフォーマンス)」が費用対効果(=かけたお金に対する効果の度合い)を表すのに対し、「タイパ」はかけた時間に対する効果や満足度を表すのが特徴です。
動画の倍速視聴やネタバレ動画を好む若者の行動は、タイパ重視の考え方の現れと言えるでしょう。
三役
大相撲では、各力士の力量や成績が「番付(ばんづけ)」と呼ばれる順位表で評価され、この「番付」によって給与や待遇が決まります。
番付表最上位の「幕内(まくうち)」は「横綱(よこづな)」「大関(おおぜき)」「関脇(せきわけ)」「小結(こむすび)」「前頭(まえがしら)」に細かく区分することができ、「大関」「関脇」「小結」は「三役(さんやく)」、「前頭」は「平幕(ひらまく)」と呼ばれています。
SP(エスピー)
「SP(正式名:Security Police)」は、日本の警視庁刑事部刑事課で働く警察官のことで、皇族や内閣総理大臣・国賓などの要人を警護するのが主な仕事です。
多くはチームで行動し、総理大臣担当・国務大臣担当のように、警護対象者ごとの係に分かれています。
CFO(最高財務責任者)
「最高財務責任者(Chief Financial Officer、略称:CFO)」は、企業の財務・経理の戦略立案・執行など、お金に関わるすべてのことを統括する責任者です。
アメリカではCEO(最高経営責任者)と同じくらいにその地位を確立していますが、日本での財務責任者は財務部長が担うことが多く、まだ経営陣の一員とみなされていません。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)
「デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)」は、「デジタル技術を社会に浸透させて、人々の生活をより良いものに変革していくこと」を意味する言葉で、頭文字をとった略語の「DX」で一般的に使われています。
2004年に、スウェーデンのエリック・ストルタ―マン教授がベースとなる概念を提唱。もともとは学問的な意味合いで用いられていましたが、2010年代に入ってからはビジネス用語としても広く認知されるようになりました。
ヒートアイランド現象
「ヒートアイランド現象」とは、都市部の気温が郊外に比べて高くなる現象のことで、主な要因は、エアコンや車の人工排熱、高層ビルの存在、アスファルト・コンクリートに覆われた地面にあります。
ヒートアイランドという名前は、気温の分布図を見た時に、赤くなった都市部が島(アイランド)のように見えることにちなんだものです。
王将戦
「王将戦」は、スポーツニッポン新聞社と毎日新聞社が主催する将棋のタイトル戦の一つで、この戦いに勝った棋士は「王将」の称号を名乗ることができます。
「王将戦」では、全棋士参加で一次予選・二次予選・挑戦者決定リーグを開催。勝利者1名が元称号保持者と次の「王将」の称号をかけて戦います。
1月~3月に実施される第72期ALSOK杯では、リーグ全勝を決めた羽生善治九段が、史上最年少五冠の藤井聡太王将に挑みます。
若田光一
国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中の宇宙飛行士・若田光一(わかたこういち)氏が1月に米国人女性飛行士ニコール・マンとペアを組み、初めての船外活動(=太陽電池パネルの取り付け作業)を実施。
作業後に若田氏は「明るく輝く月が印象的で、私たちを新たな友人宇宙探査に導いてくれるようだった」と日本語で語っていました。
伊予国
(写真:愛媛県のブランドみかん「いよかん」)
「伊予(いよ)国」は愛媛県の旧国名です。名前の「伊予」は、道後温泉を意味する「湯」に、強調の伊を冠した「伊湯(いゆ)」に由来するものだと言われていますが、定かではありません。
春一番
「春一番(はるいちばん)」は、立春を過ぎて最初に吹く強い南寄りの風のことで、「春一番」が吹いた後は気温が上昇し、その後、寒さが戻ります。
漁師の人たちが、この時期に吹く強風を「春一・春一番」と呼んで警戒していたことがその名の由来とされています。
アボガド
栄養豊富で「森のバター」の異名がある「アボガド」は、台風や寒波に弱いため日本ではあまり栽培されておらず、市場に流通しているほとんどのものがメキシコ産です。
多年生で木に実がなるので、分類学上は「果物」ですが、野菜と同じように食べられていることから「野菜的果実」とも呼ばれています。「野菜的果実」には他に、レモンやパパイヤ(未熟)などがあります。
漢字の読み問題【日本語ツアーズジェット】
続いては、日本語ツアーズジェットで出題された「読み間違えやすい春の季語」のまとめです。
●雛【ひな】あられ・・ひな祭りの日に供えられる節句菓子。関東では甘いポン菓子、関西では塩味のおかきが主流。
●如月【きさらぎ】・・旧暦2月を指す和風月名。語源は下記の林先生解説を参照。
●勿忘草【わすれなぐさ】・・4月~6月に青い小粒の花を咲かせるムラサキ科の一年草。名前の「勿忘草」は、ドイツ名「rergissmeinnicht(私を忘れないで)」の直訳。
●春雨【はるさめ】・・春に静かに降る雨。もしくは、緑豆のでんぷんで作った麺状の食品。
●流氷【りゅうひょう】・・海に浮かび漂流している海氷のこと。日本では北海道の網走(あばしり)、知床(しれとこ)などで見ることができる。
●椿【つばき】・・ツバキ科の常緑高木。バラのような花と光沢のある緑の葉が特徴。漢字の由来としては、春の花木であることにちなむというものや、中国の落葉樹「椿(ちん)」からとったなど、諸説ある。
■林先生の国語解説『なぜ2月を如月(きさらぎ)と言うの?』
旧暦2月の月名「如月(きさらぎ)」の語源には次の2説があるので、まとめて覚えておきましょう。
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①寒い季節で衣服を重ね着したことから(衣服を更に着る▶衣更着【きさらぎ】)
②春に向けて新しい生命が芽吹く頃だから(草木が更生する▶生更ぎ【きさらぎ】)
収穫量ランキング【ハイパーボンバー】
最後は「ハイパーボンバー」より、農作物の収穫量ランキングのまとめです。各農作物のランキング1位の都道府県を覚えておきましょう。
れんこん
1位は茨城県で、全国シェアの50%を占めます。1970年代の減反(げんたん)政策の際に、米に代わる転換作物の「れんこん」が霞ヶ浦周辺の低湿地で栽培されたため、現在でも茨城県ではれんこん栽培が盛んです。
アスパラガス
ダントツ1位は、寒暖差の大きい気候で美味しいアスパラガスが作れる北海道で、2位はグリーンとホワイトのアスパラガスの栽培に力を入れている佐賀県です。
かんぴょう
「かんぴょう」とは、ユウガオの実を紐状に乾燥させた食べ物のことです。国内シェアの99.9%を栃木県が占めており、中でも同県の下野市が生産量で第1位。関東ローム層の水はけの良い土地がユウガオ栽培に適していると言われています。
さくらんぼ
山形県がシェア75.6%でダントツです。雨に弱いさくらんぼにとって空梅雨(からつゆ)が多い山形の気候は好条件で、全国的に育成が試みられた明治8年に、唯一さくらんぼを実らせることに成功したのが山形県だったと言われています。
もも
1位はフルーツ王国の異名を持つ山梨県です。同県の甲府盆地の気候(長い日照時間・水はけの良さ・昼夜の大きい寒暖差)は、桃をはじめとする果樹栽培に適しています。
パイナップル
1位は沖縄県で、全国シェアの99.9%を占めています。甘いパイナップルが育つには酸性の土壌と水はけの良い土地、30~35度の高い気温が必要で、沖縄県北部と石垣島がこの条件を満たしています。
すだち
徳島県が1位で、全国生産の98%を占めています。「すだち」はもともと徳島県に原生していた柑橘類で、江戸時代から果実として盛んに栽培されていました。後に、みかんの転換作物として生産が拡大し、徳島県の特産物になったと言われています。
ちなみに、「すだち」に良く似た果実の「かぼす」の生産量第1位は大分県です。
ゆず
「ゆず(柚子)」の生産量第1位は全国シェアの50%を占める高知県です。「ゆず」は乾燥に弱く、寒暖差が大きいほど良質のものに育つと言われていて、雨が多くて気温差の激しい高知県の気候は、栽培の条件に非常に適しています。
スイカ
生産量第1位は熊本県で、特に熊本市植木町は日本有数のスイカの産地として有名です。
熊本県で栽培が盛んな理由としては、次の3つがあげられます。
①ビニルハウス栽培が盛んで、暖房の切り替えによる人工的な寒暖差で、甘味のあるスイカが生み出せる。
②ミネラル豊富な地下水から引いた熊本の水道水は、大半が水分でできているスイカの栽培に好条件。
③生産者の栽培技術が高く、スイカ作りの名人と呼ばれる人が多くいる。
村瀬先生の豆知識『ハイボールの語源』
ウイスキーのソーダ割りである「ハイボール」の名前の語源にはいくつか説があり、一番有名なのが、炭酸を注いだときに上がる泡をボールに見立てたというものです。
他にも、ウイスキーの炭酸割りをゴルフ場で飲んでいたら、高く(=ハイ)打ち上がったゴルフボールがコップの中に入って来たという嘘みたいな説もあります。
問題編
それでは、実際の問題で内容を復習しましょう。(※答えはタップすると開きます)
■問題①「次の常識ワードを答えよ。」
C:大関 D:CFO
■問題②「次の常識ワードを答えよ。」
C:ヒート D:アボガド
■問題③「次の時事ワードを答えよ。」
C:王将 D:若田
■問題④「次の『読み間違えやすい春の季語』の読みを答えよ。」
C:わすれなぐさ
D:はるさめ E:りゅうひょう
F:つばき
■問題⑤「以下の農作物の収穫量1位の都道府県を答えよ。」
D:山形県 E:山梨県 F:沖縄県
G:徳島県 H:高知県 I:熊本県
勝敗結果まとめ
いかがでしたでしょうか。
最強東大軍に対して名門大インテリ軍が迎え撃った今回のネプリーグ。
第1ステージ・ネプレールでは、3分を切るスピード解答を見せた東大チームが先取点を獲得し、続く日本語ツアーズジェットでは名門大チームがボーナス問題をゲットして反撃。両者同点の接戦状態で最後のハイパーボンバーを迎え、最終的に合計正答数が上回った東大チームが勝利をおさめました。
今夜の豪華賞品は富山県の「氷見【ひみ】イワシと旬の魚セット」。
氷見イワシは、寒ブリで有名な氷見市で春先に多く獲れるイワシで、脂のノリが良いことから特にお刺身におすすめです。
そんな絶品イワシを求めてボーナストロッコに乗り込んだのは、東大チームのこうちゃん・砂川・河村で、3人で協力し合いながら4問目までは無難にクリアしていましたが、最後の問題「多く売れているのは、チューブ生にんにく・生しょうがどっち?」でまさかのミス。残念ながら賞品を手に入れることはできませんでした。
※正解は「生しょうが(1353万本)」。「生にんにく」は980万本。
次回は3/13。菜々緒率いる「木10ドラマチーム」と「GENERATION」が参戦します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ネプリーグの過去問題はこちら▼
■【2023年】クイズ番組「ネプリーグ」より 一般常識・時事の過去問題一覧
番組情報
基本情報
「ネプリーグ」
――フジテレビ系 月曜よる7時00分~7時56分 放送
■公式情報【公式サイト】【Twitter】
■出演者:名倉潤・堀内健・原田泰造(ネプチューン)、林修・村瀬哲史(東進ハイスクール講師)
■ナレーター:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
クイズ・ゲーム企画一覧
●ブレインタワー・・モニターに映された人物・物の名前を解答し、タワーの頂上(10階)を目指す。1問正解で1階分上昇。不正解もしくは時間切れの場合は、1階からやり直しとなる。英語の読み書きを問題にした「イングリッシュブレインタワー」もある。
●ネプレール・・解答席が列車のかたちを模している。先行・後攻に分かれて、各チームが問題の空欄にあてはまる文字を解答。10問正解するまでのタイムを競う。
●ネプゴーラウンド・・メリーゴーラウンドを模したセット上で2チームが同時対戦。答えの単語が前後半に分かれている問題(【ドン】・【キホーテ】など)が出題され、解答者の1番手が前半、2番手が後半部分を答える。両者とも正解すると解答席がメリーゴーラウンドのように一つずつずれ、先に一定数正解したチームが勝利となる。
●ノンストップDJ・・チームメンバーがターンテーブルに乗り、DJのリズムに合わせて一人ずつお題に解答していく。答えが合っていても、リズムに乗れていないと正答にならない。
●ハイパーファイブリーグ・・正解が5文字になる問題が出題され、一人1文字ずつ答える。解答後に全員の答えがオープンされ、5文字とも正しければ次の問題に、一人でも間違えていたらそのラウンドは終了となる。1ラウンドにつき最大5問出題される。
●カラ漢リーグ・・見た目がカラオケボックス。歌にそって表示されるJ-POPの歌詞の空白部分に漢字を書き込んでいく。ライフが5つあり、不正解もしくは書き込みが間に合わなかった場合に1つ減少する。ライフを1つ以上残して最後まで歌い切ることができればゲームクリアとなる。
●ハイパーツアーズジェット/日本語ツアーズバギー・・解答者がジェット機に乗って、漢字の読み書きや日本語の知識問題(流行語・新語など)に挑戦する。手元のパネルに解答を書き込み、決定ボタンでビームを発射。正解していれば画面上の敵を撃破できる。問題レベルは3段階で、後半に行くほど難易度が上がっていく。
●類語ミステリー・・隠された言葉「ミステリーワード」を、意味が似た言葉「類語」から推理し解答する新ゲーム。類語は全部で7つ。時間経過とともにヒントとなる類語が増えていく仕組みで、制限時間(60秒)以内に答えることができればポイントゲットとなる。
●イレブンコード・・出題される10本(10個の選択肢)のうち1本(1個)がアウト。5人で協力してアウトを選ばずに10本切る(アウト以外の選択肢10個を選ぶ)ことができれば時限爆弾は解除され、ゲームクリアとなる。
●トイエバーセンス・・世の中の「◯◯と言えば?」というアンケートの1位から5位をあてるゲーム。各チームの代表者一人が交互に解答していき、正解した数だけポイントを獲得できる。イメージとしては、かつての名番組「クイズ100人に聞きました」に近い内容。
●パーフェクトコード・・世の中のさまざまな順序を正しく覚えているかを問われるゲーム。順序通り解答できればポイントゲット。
●プレッシャークロック・・落ち着いて考えれば10秒以内に答えられる問題を一人ずつ出題。制限時間は6人で60秒で、時間内に6人とも正解すればクリアとなる。
●ウチワケリーグ・・世の中のさまざまな内訳を答える新コーナー。回答する内訳は5つ(内訳グラフの上位5つ)で、一人ずつ答えてパーフェクトを目指す。
●パーセントバルーン・・解答席は100個の風船で吊り上げられた気球の上。あるものの割合をパーセンテージで解答する問題に答える。正解のパーセントと解答したパーセントの誤差の分だけ風船が割れ、全て割ってしまうとゲームオーバーに。5問終了時点で風船を1つでも残していれば、その分だけポイントを獲得できる。
●ハイパーボンバー・・答えが10個以上ある問題に、1枠の解答者から順に答えていく。5個解答後は5枠から折り返して残りを解答。制限時間内に答えられないと背景の大型爆弾が爆発し、ゲームオーバーになる。
●トロッコアドベンチャー(ボーナスステージ)・・トロッコに乗って2択クイズ5問に挑戦。正解だと思う選択肢の方にトロッコを傾け、正しければそのまま次の問題に、不正解ならトロッコが奈落の底に落下し、ゲームオーバーになる。最後まで正解できればゲームはクリアで、豪華賞品が獲得できる。
●デスジャナイサーキット・・サーキットに乗ったプレイヤーが一つのテーマにそった10個の問題(3段階のレベル)に解答していく。正解だと思う方向にハンドルを切り、正しければ次の問題に、間違っているとマシンが壊され脱落となる。10問正解で賞品をゲットできる(エクストラステージの場合)。
●プレッシャーバーガー・・さまざまな物を、ハンバーガーのパンズの間に順番通り積み上げる番組最後のおまけゲーム。誰かが途中で間違えた時点でゲームオーバーとなる。
●日本一リーグ・・6枚のパネルのうち、1枚が日本一に当てはまらないはずれのパネル。全員連続正解で賞品ゲットとなる番組最後のおまけゲーム。
●描き足しリーグ・・画像として出題される普段見慣れたモノに、足りない部分を書き足す新コーナー。正しく理解していれば、すぐに答えられる!?
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