こんにちは、
りんとちゃーです。
今回のネプリーグは「東大インテリチームvs成り上がりチーム」。
Quiznock、現役医学部生、元官僚といったそうそうたる顔ぶれの最強東大チームと成り上がり雑草軍が、ハイレベル常識問題でバトルしました。
●東大チーム・・林修、こうちゃん、須貝駿貴、上田彩瑛、石川和男
●成り上がりチーム・・EXIT(兼近大樹・りんたろー。)、ザ・マミィ(林田洋平・酒井貴士)、ネプチューン(堀内健・名倉潤・原田泰造)
記事では、以下のことをまとめています。
■番組で出題された一般常識・時事問題の解説(知識編)
■演習問題7問(問題編)
■番組情報(ゲーム企画一覧など)
なお、記事の内容は、5/23放送分『ネプリーグ~最強東大チームにEXIT&ザ・マミィ~』の出題問題から厳選しました。
番組内容を思い出しながら、一般常識・時事を学んでいきましょう。
知識編
常識ワード【ハイパーファイブリーグ】
第1ステージ「ハイパーファイブリーグ」では、小中高並びに大学入試・公務員試験で出された常識ワードが出題。一般教養として、各言葉の意味を確認しておきましょう。
種子島(たねがしま)
「種子島(たねがしま)」は日本に火縄銃がもたらされた場所で、鉄砲伝来の地として有名です。
室町時代の1543年にポルトガル人が乗った船が漂着。鉄砲や火薬を所持していた彼らから、当時の領主の種子島時堯(たねがしまときたか)が二挺の鉄砲を買い取り、家臣に使用法と製造法を学ばせました。結果、鉄砲の国産化が実現。後の時代に軍事革新と戦術変化をもたらすことになります。
ちなみに、6年後の1549年にイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸。彼の布教活動をきっかけに、日本にキリスト教が広まりました。
三大随筆
「随筆(ずいひつ)」とは、現代で言うとエッセイ・ブログのようなもので、作者の心に浮かんだことや見聞きしたことを散文形式で書き記したものです。
日本における「三大随筆」を以下にまとめましたので、タイトルと作者をセットで覚えておきましょう。
●枕草子・・「春はあけぼの~」で始まる、平安時代の女流作家・清少納言(せいしょうなごん)が執筆した随筆。自然や当時の貴族社会について書き綴られている。
●方丈記・・「ゆく河の流れは絶えずして~」で始まる、鎌倉時代の随筆家・鴨長明(かものちょうめい)の作品。五大災害の体験をもとに、世の中の無常や理不尽を描いた。
●徒然草・・「つれづれなるままに~」で始まる、鎌倉時代の随筆家・兼好法師(けんこうほうし)の作品。ユーモアや皮肉、風刺を交えながら日常の中で思ったことを書き綴った 。
アルテミス計画
「アルテミス計画」とは、2019年発足のアメリカNASAの月面探査プロジェクトのことで、2024年までに最初の女性と次の男性を月面に着陸させ、2028年の月面基地建設の達成を目指しています。
「アルテミス計画」は、次の3つのミッションで構成されています。
●ミッションⅠ・・大型SLS(=Space Launch System)ロケットとオリオン宇宙船を地球から月まで無人で往来させる。
●ミッションⅡ・・SLSロケットとオリオン宇宙船の有人宇宙飛行の実現。
●ミッションⅢ・・有人月面着陸の達成。
なお、名前の「アルテミス」はギリシャ神話に登場する月の女神のことで、アポロの双子にあたります。
ジュネーブ
「ジュネーブ」は、国連の欧州本部(UHOG)・世界保健機関(WHO)・国際労働機関(ILO)など、36の国際機関と約400の非政府組織(NGO)が集まるスイスの都市で、第一次世界大戦後の1919年、ベルサイユ条約を受けて世界初の平和維持機構である「国際連盟」の本部が置かれることになりました。
しかし、この「国際連盟」は指導・牽引力に乏しく、ファシズムの台頭や第二次世界大戦を防ぐことができなかったため、1945年に新たな国際機関として「国際連合」が発足。「国際連盟」を継ぐ機関として、世界の平和と安全を維持するために様々な活動を行っています。(※「国際連合」の本部はアメリカのニューヨーク。)
ジャマイカ
レゲエ発祥の地としても有名な「ジャマイカ」は、熱帯雨林やサンゴ礁などの豊かな自然が広がるカリブ海の島国で、首都はキングストンになります。
この国のボブスレーチームが、21年ぶりに冬季五輪(北京オリンピック)に出場。結果は残念ながら最下位でしたが、93年公開の名作映画「クール・ランニング」の再来として、人々のあいだで大きな話題を生みました。
ことばの推理【類語ミステリー】
第2ステージでは、東大チームの苦手意識が高い恒例の「類語ミステリー」が行われました。
以下は、出題問題の抜粋まとめです。
( )に当てはまる『ミステリーワード』を類語から推理せよ。
①最近の( )【カタカナ】
▶▶【類語】傾向、主流、機運、風向き、流れ、風靡(ふうび)、流行り
(※答えは最後に記載)
②仕事の( )
▶▶【類語】くどくど、管を巻く、ごちゃごちゃ言う、チクチク、泣き言、恨み言、ぼやく
③10代の( )【カタカナ】
▶▶【類語】魔力、うっとり、吸い寄せる、魅力的、心を奪われる、憧れる、メロメロ
▼答え▼
①最近のトレンド
②仕事の愚痴(ぐち)
③10代のカリスマ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◯トレンド・・ファッションの流行や経済変動の動向。Twitterで言うトレンドとは、多くの人につぶやかれているキーワードの傾向のことを指す。
◯愚痴・・言っても仕方がないことを口に出して言い嘆くこと。仏教用語の、真理を理解する心がないことを意味する「愚」と「痴」を合わせた言葉に由来する。
◯カリスマ・・人の心を惹きつけるような強い魅力もしくは、その魅力を持っている人のこと。ギリシャ語で「恵み」を意味する「カリス」が語源。
日本史年表・人物穴埋め【ハイパーボンバー】
最後に、「ハイパーボンバー」の年表穴埋め問題として出された日本史上の有名な人物10人を、順に詳しく見ていきましょう。
菅原道真(すがわらのみちざね)
平安時代に活躍した学者・政治家で、894年に遣唐使の廃止を天皇に提案。学問や芸術の才能を発揮し、右大臣にまで出世しますが、その才能ゆえに貴族の嫉妬を買い、藤原時平(ふじわらのときひら)の政略によって謀反の罪で太宰府に左遷させられてしまいます。
紀貫之(きのつらゆき)
平安時代前期に活躍した歌人・役人で、三十六歌仙の一人です。古今和歌集の選定にも関わり、935年には日本初の日記文学「土佐日記」を執筆。日本文学に大きな影響を与えました。
源頼朝(みなもとのよりとも)
鎌倉幕府の初代将軍として有名な「源頼朝」は、圧倒的リーダーシップで源氏をまとめあげた人物で、壇ノ浦の戦いで平家を打破。1192年に征夷大将軍に任命され、武士による武家政権を樹立しました。ちなみに、今年のNHK大河ドラマ「13人の鎌倉殿」の源頼朝は大泉洋が演じています。
明智光秀(あけちみつひで)
織田信長からの絶大な信頼を得て、一国一城の主にまで出世した人物です。忠義に厚い武将でしたが、1582年に主君である信長を「本能寺の変」で自害に追い込むことになります。2020年大河ドラマ「麒麟が行く」の主人公・明智光秀は長谷川博己が演じました。
豊臣秀吉(とよとみひでよし)
織田信長・徳川家康と並ぶ、戦国三英傑の一人で、農民の出身でありながら信長の家臣として名を上げ、天下人・関白にまで上り詰めた人物です。
太閤検地(全国の田畑の面積を測り、作物量を調査)を実施し、1588年に刀狩り令(一揆を防ぐために農民から武器を没収)を出しました。
徳川綱吉(とくがわつなよし)
江戸幕府第5代将軍で、1685年に「生類憐れみの令」を発令したことでも有名です。この令は、庶民の生活を一変させる結果となったため「天下の悪法」と評され、また、綱吉が戌年だったことから、動物の中でも特に犬が大切にされたと言われています。
伊能忠敬(いのうただたか)
江戸時代に日本全国を歩いて周り、1825年に初めて実測による日本地図を完成させた人物です。商才に優れ、天文学・暦学を独学で学ぶほどの勉強家だったと言われています。
水野忠邦(みずのただくに)
江戸後期の政治家・老中で、行き詰まった幕府の政策を打開しようとして、1841年に天保の改革を実施。世の中を引き締めて贅沢を厳しく取り締まりましたが、その厳しさゆえに人々の不満が高まり、わずか2年で失脚することになりました。
ペリー
本名は「マシュー・カルブレイス・ペリー」。アメリカ海軍の司令官で、中国への進出と捕鯨のために、日本を開国させようと浦賀に来航しました。(1853年)
その後のペリーの2度の来航を受けて、日本は開国要求を受容。日米和親条約が締結され、200年以上続いていた日本の鎖国が終わりを迎えることになりました。
伊藤博文(いとうひろぶみ)
1885年に日本で初めて内閣総理大臣になった人物で、ドイツの憲法を参考に天皇主権の憲法を作ろうと考え、1889年に大日本帝国憲法を発布しました。
1956年まで発行された千円札にその姿が描かれ、国会議事堂の敷地内には博文の銅像が建てられています。
問題編
それでは、実際の問題で内容を復習しましょう。(※答えはタップすると開きます)
■問題①「室町時代の1543年にポルトガル人の乗った船が漂着。火縄銃(鉄砲)がもたらされた場所。」
□□□□□
■問題②「日本三大随筆。清少納言の『枕草子』、兼好法師の『徒然草』、あと一つは?」
□□□□□記/鴨長明
■問題③「重要都市が多数ある、スイスを代表する国際都市。」
□□□□□
■問題④「アポロ計画を継ぐ月面探査プログラム」
□□□□□計画
■問題④「ボブスレーチームが冬季五輪に出場。首都はキングストン、レゲエ発祥の地。」
□□□□□
■問題⑤「( )のミステリーワードを類語から推理せよ。」
『10代の( )【カタカナ】』
【類語】魔力、うっとり、吸い寄せる、魅力的、心を奪われる、憧れる、メロメロ
■問題⑥「空欄にあてはまる日本史の有名な人物を答えよ。」
935年:紀貫之
1192年:源頼朝
1582年:明智光秀
1588年:豊臣秀吉
1685年:徳川綱吉
1821年:伊能忠敬
1841年:水野忠邦
1853年:ペリー
1885年:伊藤博文
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回のネプリーグでは東大チームが参戦したことで、いつも以上にハイレベルな問題が頻出。一般教養に自信がある東大生たちも、思わぬ難問に頭を抱えていました。
ちなみに、成り上がりチームのキーパーソンとなったのはザ・マミィ酒井で、間違えを連発しないかとメンバーが不安視する中で、周囲の心配以上に健闘を見せ、逆に酒井以外のメンバーが間違えるという展開に。
そんな両者のしのぎを削る対決の勝者となり、ボーナスステージに進出したのは東大チームでした。
今回のトロッコの豪華商品は青森県産シャモロック。この鳥は、皇室などの農産物を作る宮内庁管轄の農場に日本で唯一出荷されている地鶏で、とろける旨味に思わず頬が落ちる絶品とのことです。
そんな高級地鶏獲得を目指してトロッコに乗り込んだのは、こうちゃんと林先生で、最終問題までの二択は迷うことなくスムーズに正答。最後の「月は毎年地球に近づいている?離れている?」の難問も見事正解し、悲願の地鶏のゲットとなりました。
(※問題の答えは「離れている」が正解)
次回は5/30。TikTokの秘密を深ぼりするフカボリーグが開催されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼ネプリーグの過去問題はこちら▼
■【2022年】クイズ番組「ネプリーグ」より 一般常識・時事の過去問題一覧
番組情報
基本情報
「ネプリーグ」
――フジテレビ系 月曜よる7時00分~7時56分 放送
■公式情報【公式サイト】【Twitter】
■出演者:名倉潤・堀内健・原田泰造(ネプチューン)、林修・村瀬哲史(東進ハイスクール講師)
■ナレーター:伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
クイズ・ゲーム企画一覧
●ブレインタワー・・モニターに映された人物・物の名前を解答し、タワーの頂上(10階)を目指す。1問正解で1階分上昇。不正解もしくは時間切れの場合は、1階からやり直しとなる。英語の読み書きを問題にした「イングリッシュブレインタワー」もある。
●ネプレール・・解答席が列車のかたちを模している。先行・後攻に分かれて、各チームが問題の空欄にあてはまる文字を解答。10問正解するまでのタイムを競う。
●ネプゴーラウンド・・メリーゴーラウンドを模したセット上で2チームが同時対戦。答えの単語が前後半に分かれている問題(【ドン】・【キホーテ】など)が出題され、解答者の1番手が前半、2番手が後半部分を答える。両者とも正解すると解答席がメリーゴーラウンドのように一つずつずれ、先に一定数正解したチームが勝利となる。
●ノンストップDJ・・チームメンバーがターンテーブルに乗り、DJのリズムに合わせて一人ずつお題に解答していく。答えが合っていても、リズムに乗れていないと正答にならない。
●ハイパーファイブリーグ・・正解が5文字になる問題が出題され、一人1文字ずつ答える。解答後に全員の答えがオープンされ、5文字とも正しければ次の問題に、一人でも間違えていたらそのラウンドは終了となる。1ラウンドにつき最大5問出題される。
●カラ漢リーグ・・見た目がカラオケボックス。歌にそって表示されるJ-POPの歌詞の空白部分に漢字を書き込んでいく。ライフが5つあり、不正解もしくは書き込みが間に合わなかった場合に1つ減少する。ライフを1つ以上残して最後まで歌い切ることができればゲームクリアとなる。
●漢字/日本語ツアーズバギー・・解答者がバギーに乗って、漢字の読み書きや日本語の知識問題(流行語・新語など)に挑戦する。手元のパネルに解答を書き込み、決定ボタンでビームを発射。正解していれば画面上の敵を撃破できる。問題レベルは3段階で、後半に行くほど難易度が上がっていく。
●類語ミステリー・・隠された言葉「ミステリーワード」を、意味が似た言葉「類語」から推理し解答する新ゲーム。類語は全部で7つ。時間経過とともにヒントとなる類語が増えていく仕組みで、制限時間(60秒)以内に答えることができればポイントゲットとなる。
●イレブンコード・・出題される10本(10個の選択肢)のうち1本(1個)がアウト。5人で協力してアウトを選ばずに10本切る(アウト以外の選択肢10個を選ぶ)ことができれば時限爆弾は解除され、ゲームクリアとなる。
●トイエバーセンス・・世の中の「◯◯と言えば?」というアンケートの1位から5位をあてるゲーム。各チームの代表者一人が交互に解答していき、正解した数だけポイントを獲得できる。イメージとしては、かつての名番組「クイズ100人に聞きました」に近い内容。
●パーセントバルーン・・解答席は100個の風船で吊り上げられた気球の上。あるものの割合をパーセンテージで解答する問題に答える。正解のパーセントと解答したパーセントの誤差の分だけ風船が割れ、全て割ってしまうとゲームオーバーに。5問終了時点で風船を1つでも残していれば、その分だけポイントを獲得できる。
●ハイパーボンバー・・答えが10個以上ある問題に、1枠の解答者から順に答えていく。5個解答後は5枠から折り返して残りを解答。制限時間内に答えられないと背景の大型爆弾が爆発し、ゲームオーバーになる。
●トロッコアドベンチャー(ボーナスステージ)・・トロッコに乗って2択クイズ5問に挑戦。正解だと思う選択肢の方にトロッコを傾け、正しければそのまま次の問題に、不正解ならトロッコが奈落の底に落下し、ゲームオーバーになる。最後まで正解できればゲームはクリアで、豪華賞品が獲得できる。
●デスジャナイサーキット・・サーキットに乗ったプレイヤーが一つのテーマにそった10個の問題(3段階のレベル)に解答していく。正解だと思う方向にハンドルを切り、正しければ次の問題に、間違っているとマシンが壊され脱落となる。10問正解で賞品をゲットできる(エクストラステージの場合)。
●プレッシャーバーガー・・さまざまな物を、ハンバーガーのパンズの間に順番通り積み上げる番組最後のおまけゲーム。誰かが途中で間違えた時点でゲームオーバーとなる。
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