【花札の歴史と起源】日本の伝統的「かるた」の繁栄と衰退の足あと

花札

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

花札をはじめとする日本のカードゲームの元祖でもある「かるた」(当て字で「歌留多、骨牌」)。

江戸時代に全国に普及したこの「かるた」は、歴史的にみると「幕府に取り締まられたり、国に税を課せられたり」と非常に数奇な運命をたどります。

記事では、以下の内容をまとめています。

かるたの語源と「かるた賭博禁止令」について

「変化型かるた」の誕生と賭博場の設置

文明開化による花札の解禁

「骨牌(こっぱい)税法」の制定とかるた文化の衰退

それではさっそく、「花札」の歴史を紐解いていきましょう。




かるたの語源

ポルトガルから日本に伝来した洋菓子であるカステラの美味しそうな写真

時はさかのぼること、安土桃山時代。

ポルトガル人宣教師によって、鉄砲やキリスト教・カステラなどと一緒に日本にはじめて「カードゲーム」というものが伝えられました(※カードゲームはポルトガル語で「carta(カルタ)」と表記し、これが「かるた」の語源)。

江戸時代になると、賭博(いわゆる賭け事)目的で「かるた」が全国的に普及するのですが、このことを由々しき事態だと考えた江戸幕府は、賭博としての「かるた」を禁止してしまいます(かるた賭博禁止令)

ところが、かくれて賭博は行われ続け、その中で、外から見て賭博だとわからないようにするための「抜け道」として「花札」が考え出されます。

変化形かるた

花札あそびをしている写真

「花札」は別名「変化形かるた」とも言われ、「かるた」の数字をそのまま使っていると賭博用だとバレてしまうので、それを隠すために「12の数字」に「12の花」が当てられました。

この札の絵柄の図案になったのが、当時教育用に使われていた「和歌かるた」です。

こうして、外見上は賭博用とわからなくなった「花札」ですが、幕府の目のある中で堂々と遊ぶわけにはいきません。

そこで、店の奥に「賭博場」が設けられるようになりました。

この賭博場に案内してもらう合図とされていたのが「鼻をこする」(鼻が『花=花札』を指す)という動作で、こうすると店の奥に案内してもらえました。

今の花札のパッケージに「天狗」が描かれているのは、この時の鼻=花(花札)と同じ隠語的表現で、花札販売店の店先に天狗(=鼻)が掛けられていたからです。

▼花札「丸福天狗」/任天堂▼




花札の解禁

ジョーカーが強調された西洋トランプの写真

明治時代になると「文明開化」が起こります。

このときに日本に流入した西洋文化の一つに「西洋トランプ」があり、「あそび目的ならトランプ類の使用も問題ない」という西洋の考え方にならって、日本でもあそび目的での花札の使用が認められるようになります。

こうやって花札販売が解禁され、武士や上流階級の人にとどまらず、庶民のあいだでも広く遊ばれるようになっていくのです。

骨牌(こっぱい)税法

芝生に倒れた倒産の看板の写真

1902年に「骨牌(こっぱい)税法」という法律が制定され、賭博使用の可能性があるカードゲーム(麻雀牌・トランプ・花札など)すべてに税が課せられるようになります。

この「骨牌税法」の課税対象は「消費者」でなく「製造企業」で、「花札」や「かるた」を扱う会社は大打撃を受けて、次々に倒産してしまいます。

その結果、「花札」をはじめとする日本の「かるた文化」は衰退していき、各地にあった「地方札」や「伝統的な遊び方」は失われていくことになるのです。

 「地方札」の原版は、

  あの「任天堂」が

  保有してるよ。




まとめ

いかがでしたでしょうか。

では、内容をおさらいしましょう。

「かるた」の語源はボルトガル語の「carta(カルタ)」で、江戸時代に、賭博目的の使用を制限するために幕府が「かるた賭博禁止令」を出した。
賭博目的の「かるた」だと気づかれないように、「変化型かるた(=花札)」が作られ、そのあそび場として「賭博場」が設けられた。
文明開化によってあそび目的の花札の使用が容認され、花札が解禁された。
1902年に、賭博目的のカードゲームに税を課す「骨牌(こっぱい)税法」が制定され、「かるた文化」は衰退していった。

歴史的にみると衰退し遊ばれなくなった花札ですが、ゲームとしてとても魅力的で、実際に遊んでみると夢中になってしまうくらい面白いです。

2人でする「こいこい」や、3人での「花合わせ」など、いろんな遊び方があるので、興味を持たれた方はぜひ実際の花札で遊んでみて下さい。

別記事で「こいこい・花合わせの遊び方」や「おすすめ花札アプリ」についてまとめているで、そちらが参考になるかと思います。

 最後までお読みいただき
 ありがとうございました 

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「花合わせ」(3人)の遊び方(ルール)と得点数表・役一覧
「こいこい」の遊び方(ルール)と役・点数一覧

 

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