こんにちは、
りんとちゃーです。
賞金300万円を目指して、毎週様々な挑戦者が小学生の問題に挑む「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」。
今回の挑戦者は、スッキリMCを5年務める春菜と早稲田大卒はるかのインテリコンビ芸人「ハリセンボン」、子役として大活躍・現在高2の「谷花音」、コメンテーターとしても活躍・現役弁護士の「菊地幸夫」の3組でした。
記事では、以下のことをまとめています。
■番組の基本情報
■出題された問題の詳しい解説【知識編】
■演習問題5問【実践編】
なお、記事の内容は2/4放送分「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?~ハリセンボン&谷花音&菊地弁護士が挑戦~」の出題問題から厳選しました。
それでは、全問正解を目指して一緒に勉強していきましょう。
番組情報
「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」
――日本テレビ系 金曜よる7時00分~7時56分 放送
■公式サイト
▶https://www.ntv.co.jp/shou5/
■MC
劇団ひとり、佐藤隆太
■助っ人小学生
かなとくん(インテリ双子の文系兄)、ひなたくん(インテリ双子の理系弟)、はるかちゃん(将来の夢は昆虫博士)、ひかるくん(将来は東大で鳥の研究をしたい)、かりんちゃん(慶応中学志望の才女)
■番組公式クイズブック(第5弾)
【Amazonn.co.jp】クイズ あなたは小学5年生より賢いの?⑤ 大人もパニックの難問に挑戦!
知識編
唱歌「茶つみ」【音楽】
唱歌「茶つみ」は、初夏に見られる茶つみ(=緑茶の葉の摘み取り)の情景を歌った歌で、手遊び歌としても知られています。
文部省の唱歌で、作詞作曲は不詳。歌詞中に出てくる「八十八夜(はちじゅうはちや)」は、立春(2/4頃)から数えて88日目のことで、5/2前後にあたります。この日はちょうど種まきや田植え・茶つみなどの農作業を行う時期で、八十八夜に摘んだお茶を飲むと一年間、健康に暮らせると言われています。
また、続く歌詞「菅の傘(すげのかさ)」の「菅(すげ)」は、川辺に自生するカヤツリグサ科の植物のことで、高さは1mくらい。とがった新芽の葉が特徴的で、乾かして繊維をほぐしたものを、蓑(みの)や傘・縄などの材料として使っています。
▼「茶つみ」のメロディーと歌詞はこちら▼
■歌詞(1番)
夏も近づく
八十八夜(はちじゅうはちや)
野にも山にも 若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘(ちゃつみ)じゃないか
あかねだすきに 菅(すげ)の笠(かさ)
宇宙作戦隊【時事】
国の防衛・災害時の派遣任務など、私たちが平和な生活を送れるように活動している自衛隊。
そんな自衛隊に、2020年5月新たな組織が誕生しました。名前は「宇宙作戦隊(Space Operation Squadron)」。
「宇宙作戦隊」は自衛隊初の宇宙部隊で、宇宙状況の監視や、宇宙空間の安定利用の確保のための活動を主に実施しています。防衛大臣の直轄部隊でもあり、将来的には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や米宇宙軍(U.S.Space Force)と連携して宇宙監視システムを整備していく方針にあります。
また、昨年の2021年11月には、岸防衛大臣が「2022年度中に山口の航空自衛隊防府北基地に『第2宇宙作戦隊』を新設する」と発表。日本の人工衛星の妨害を監視する役割を担う新しい組織になると言われています。
「あられ」と「ひょう」【日常生活】
春から秋にかけて上空に強い寒気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、雨や雪とともに降ってくる「あられ」と「ひょう」。
この「あられ」と「ひょう」は以下の基準によって区別されています。
●あられ(霰)・・氷の粒の大きさが直径5mm未満のもの。
●ひょう(雹)・・氷の粒の大きさが直径5mm以上のもの。
「あられ」と「ひょう」が作られるのは発達した積乱雲の中で、始めは小さな結晶だったものが、積乱雲内の気流によって上昇・下降を繰り返し、細かい水や氷の粒を付着。結晶が大きく成長し、ある程度の重さになると、氷の粒のまま地表に降ってきます。
一般的に「あられ」と「ひょう」は、氷の粒の大きさが大きいほど落下速度が速くなり、直径が5cmを越えるとその時速は100kmにもなります。これは、車を破損させ、人に当たると大怪我を負うレベルなので、外に出る際には注意が必要です。
ちなみに、「あられ」と「ひょう」以外に「みぞれ(霙)」というものがありますが、これは雨と雪が同時に降る現象のことで、「あられ」や「ひょう」のように「氷の粒」は混ざっていません。気象上は「雪」の扱いで、シーズンの初めにこのみぞれが降ると「初雪」になります。
植物の分類【理科】
植物には「花を咲かせるもの」と「咲かせないもの」があり、前者を「種子植物」、後者を「胞子植物」と呼びます。
「種子植物」は、受粉することで種子を作り仲間を増やす植物で、細かく分類すると被子植物と裸子植物に分かれます。
●被子植物・・胚珠が子房に包まれている。
●裸子植物・・胚珠に子房がなく、むき出しの状態。▶▶マツ、イチョウ、スギなど
「胞子植物」は、種子以外(胞子など)で仲間を増やす植物で、シダ植物・コケ植物などに分類されます。
●シダ植物・・胞子で仲間を増やし、根・茎・葉に区別がある(維管束あり)。葉の裏に胞子嚢と呼ばれる袋がある。▶▶ゼンマイ、ワラビ、スギナなど
●コケ植物・・雌株(めかぶ)にできる胞子で仲間を増やす。根・茎・葉に区別がなく、維管束もない。▶▶ゼニゴケ、スギゴケなど
問題として出題されたのは、「ツクシ」「ワラビ」「ヨモギ」の3つで、このうち「ツクシ」と「ワラビ」はシダ植物、「ヨモギ」は種子植物に分類されます。
「ツクシ」は植物名ではなく「スギナ」の胞子茎を表す言葉で、「スギナ」はトクサ科のシダ植物にあたります。春(3月中旬)に「ツクシ(胞子茎)」が顔を出して胞子を飛ばし、その後、地下茎でつながった「スギナ」が芽を出します。
「ワラビ」は、日当たりの良い松林などに生える代表的な春の山菜で、ワラビの根のデンプンを乾燥させた粉(=わらび粉)で作った和菓子が、私たちのよく知っているわらび餅になります。
「ヨモギ」は、全国各地に自生するキク科の種子植物(被子植物)で、道ばたでもよく見かけます。若葉が草餅の原料として用いられ、葉についた毛でお灸用のモグサを作ったりもします。
日本の発電量の推移【社会】
日本における発電量の割合は、2018年時点で、化石燃料による火力発電が75.7%を占めています(下図の右参照)。
原子力発電は、2010年に30%近くを占めていましたが、東日本大震災による原子力発電所の事故を受けて、全国の原発が順次停止。数年間でその割合が大きく減少しました。
また、2015年のパリ協定による国際的な脱炭素化の流れに合わせて、日本も2050年までに「カーボンニュートラル(※1)」を実現すると宣言。再生可能エネルギー(=温室効果ガスの発生しない発電方法)の開発・普及が進められましたが、最も割合の高い再生可能エネルギーの水力発電で7.8%と、諸外国に比べるとまだまだ低い水準になっています。
(※1)カーボンニュートラル・・直訳すると「カーボン(炭素)+ニュートラル(中立)」。温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることで、排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにすることを意味する。
実践編
それでは知識編で勉強した内容を、実際の問題で復習しましょう。(※タップすると答えが開きます。)
■問題①「唱歌『茶つみ』。( )に入る歌詞は?」
夏も近づく
八十八夜(はちじゅうはちや)
野にも山にも ( )が茂る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A:くさき B:しんめ C:わかば
■問題②「2020年に自衛隊に新しくできた組織は?」
A:地方活性隊 B:日本調査隊
C:宇宙作戦隊
■問題③「『ひょう』と『あられ』。呼び名は何を基準にして変わる?」
A:降る地域 B:降る時期
C:粒の大きさ
■問題④「花を咲かせる植物はどれ?」
A:ツクシ B:ワラビ
C:ヨモギ
■問題⑤「日本の発電量の割合(2018年)。円グラフのA・B・Cに入るのは何発電?」
B:水力発電
C:原子力発電
おわりに
いかがでしたでしょうか。
芸人・子役女優・弁護士が、互いのプライドをかけて挑戦した今回のクイズ小学5年生。
ハリセンボンは、小学生の力を借りて中盤の時事の難問を何とか突破。しかし、その後の人口密度の問題で2人の意見が分かれ、不正解。残念な結果に。
海外留学のあるレジェンド子役の谷花音は、前半で救済を使い切り、後半、ひっかけ問題かも?と問題を深読みしすぎてまさかの失敗。子どもの頃から芸能界にいて、世間ずれしていたのでしょうか、問題を作った大人をどうしても疑ってしまうようです。
弁護士案件2000件の人気弁護士・菊地幸夫は、危なげのない安定した解答で後半戦に突入。小学生の救済を上手く活用し、100万円の問題にスピーディに到達しました。
そんな100万の問題は、日本の発電量に関する社会からの出題で、解答方法が何と非選択式。思わぬ難問にさすがの菊地弁護士もミスをし、300万獲得は残念ながら叶いませんでした。
次回は2/18。プレッシャーキャスターSPと題して、モーリー・篠原アナ・気象予報士の水原&そらジローなどが参戦します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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