こんにちは、
りんとちゃーです。
今回のネプリーグは『東大vs名門大vs成り上がりインテリQ対決』。
東大チーム・名門大チーム・成り上がりチームの3つのインテリチームが、互いのプライドをかけて頂上クイズ対決を繰り広げました。
●東大チーム(林輝幸、こうちゃん、岡田美里、石川和男、ネプチューン堀内)
●名門大チーム(向井慧【明治大】、ザ・マミィ林田【筑波大】、渡邉渚【慶応】、ゆりやんレトリィバァ【関西大】、ネプチューン原田)
●成り上がりチーム(ミキ昴生、亜生、ザ・マミィ酒井、藤本敏史、ネプチューン名倉)
記事では、以下のことをまとめています。
■番組で出題された一般常識の解説(知識編)
■演習問題8問(問題編)
■番組情報(ゲーム企画一覧など)
なお、記事の内容は、3/7放送分『ネプリーグ~東大vs名門大vs成り上がりインテリQ対決~』の出題問題から厳選しました。
番組内容を思い出しながら、一般常識を学んでいきましょう。
知識編
一般常識【ハイパーファイブリーグ】
まずはじめに、第2ラウンド・ハイパーファイブリーグで出題された一般常識の復習をしましょう。
以下は、各用語の簡単な解説になります。
ルネサンス期の三大発明
ルネサンス期(※1)の三大発明である火薬・羅針盤・活版印刷術。
それぞれの発明品は、ルネサンス期以前の中国(宋)にも存在していたものでしたが、各技術を改良したところに歴史的価値があるとされています。
(※1)ルネサンス・・古代ギリシャ・ローマの古典文化を再生しようとする運動。ルネサンスは「再生・復活」を意味するフランス語で、日本では「文芸復興」と訳される。
3つの発明品は社会に対して次のような影響を与えました。
●火薬・・産業の発展並びに、植民地拡大を目的とした戦争への利用。
●羅針盤・・航海技術が向上し、後の大航海時代の幕開けへと繋がった。
●活版印刷術・・聖書が広く普及し、ルターらによる宗教改革が起きた。
二・二六事件
二・二六事件は、1936年2月26日~29日に、陸軍青年将校らを筆頭とした約1600人の反乱部隊が起こしたクーデターのことで、首相官邸や国会議事堂が彼らによって占拠され、高橋是清(たかはしこれきよ)、斎藤実(さいとうまこと)など9人が犠牲となりました。
3日後に反乱は鎮圧され、青年将校らは処刑。この事件をきっかけに軍部の政治への影響力が強まることになります。
なお、似たような名前の事件に「五・一五事件」がありますが、こちらは1932年5月15日に武装した海軍青年将校らが起こしたクーデターのことで、この事件で当時の内閣総理大臣・犬養毅(いぬかいつよし)が暗殺されることになりました。
南アフリカ共和国
アフリカの最南端にある南アフリカ共和国(首都:プレトリア)は、アフリカ系・ヨーロッパ系・アジア系などの多民族で構成されている国で、アパルトヘイト(人種隔離政策)という苦難の歴史を克服し、和解を追求した南アフリカの国民は、敬意を評して「虹の国民(レインボーネーション)」と呼ばれています。
また、南アフリカ共和国は天然資源も豊富に存在し、金・プラチナ・バナジウムなどの生産・埋蔵量は世界屈指をほこります。
ロマネスク建築
ロマネスク建築は、10~11世紀の西ヨーロッパで発達したキリスト教建築のことで、ロマネスクとは「ローマ風の」という意味です。
古代ローマ文化の影響を色濃く受けており、石造りの分厚い壁・多数の小さい窓・ローマ風の半円形アーチといった外観的特徴があります。代表的なロマネスク建築は、斜塔で有名なイタリアのピサの大聖堂です。
このロマネスク建築をさらに発展・洗練させたのがゴシック建築で、軽やかさと明るさが特徴的なその建築様式は、12世紀頃に北部ヨーロッパを中心として広く普及することになりました。
ミドリムシ
5億年以上前に誕生した原生生物であるミドリムシは、植物と動物の両方の性質を持っている微細藻類に分類され、別名を「ユーグレナ」と言います(ユーグレナは美しい【=eu】目【=glena】という意味)。
ミドリムシは栄養価が非常に高く、最近ではサプリメントや食品、化粧品などにも利用されています。
バイオマスエネルギー
新エネルギーとして期待されている、バイオマスを原料にして作られる「バイオマスエネルギー」。
「バイオマス」とは、動植物を由来とした有機性資源のことで、主に、間伐材や建築廃材(木質バイオマス)、サトウキビやとうもろこし(バイオエタノール)、家畜の排泄物や食品廃棄物(バイオガス)などを指します。
バイオマスエネルギーは使用する際にCO2を排出しますが、CO2を吸収して成長する木材などを材料にしていることから、全体で見れば大気中のCO2量に影響を与えることがない「カーボンニュートラル」(※2)なものとされています。
(※2)カーボンニュートラル・・直訳すると「カーボン(炭素)+ニュートラル(中立)」。温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることで、排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計がゼロであることを意味する。
菅原道真
菅原道真(すがわらのみちざね)は、平安時代に活躍した学者・政治家で、学問や芸術の才能を発揮して右大臣にまで出世した人物です。
しかし、その才能ゆえに貴族からの嫉妬を多く買い、左大臣・藤原時平(ふじわらのときひら)の政略によって、謀反を計画したとして太宰府に左遷させられてしまいます。
その後、菅原家が代々学者の家系であったことと、彼の学者としての功績をたたえて「学問の神様」として太宰府天満宮に祀られることになり、今でも大学受験のシーズンになると、各地の天満宮に受験生が合格祈願のために参拝に訪れ、にぎわいを見せています。
ことばの推理【類語ミステリー】
つづく第4ラウンドでは、意味が似た言葉「類語」から隠された言葉「ミステリーワード」を推理する新コーナー「類語ミステリー」が行われました。
出題された問題の一部を掲載しておきましたので、類語をヒントに皆さんも「ミステリーワード」を推理してみてください。
①「じゃあ、その( )はあるじゃないですか。」
――ミステリと言う勿れ#03より(※答えはカタカナ)
▶▶【類語】手覚え、能、秘訣、芸、ノウハウ、テクニック、技術
②「感染対策の( )い」
――大阪府吉村知事
▶▶【類語】何がなんでも、槍が降っても、骨の髄まで、ドラスティック、どこまでも、終始一貫、とことん
③「うそや( )かは相手に分かる」
――金田一秀穂
▶▶【類語】調子がいい、社交辞令、甘言、おだてる、ちやほや、リップサービス、御世辞
▼答え▼
①「じゃあ、そのスキルはあるじゃないですか。」
②「感染染対策のてってい」
③「うそやおべっかは相手に分かる」
四字熟語【ハイパーボンバー】
最後は、最終ラウンド・ハイパーボンバーから、四字熟語問題の抜粋です。一般教養として、それぞれの漢字と意味をセットで覚えておきましょう。
●興味津津(きょうみしんしん)・・面白味や関心が次から次へ湧いて尽きないさま。「津津」は物が大量にあふれ出る様子を表す。「興味深深」ではないので注意。
●唯唯諾諾(いいだくだく)・・物事の善悪・是非をかえりみることなく、他人の意見に逆らわず従うこと。他人の言いなり。「唯」「諾」はともに承諾の返事を意味する言葉。
●非難囂々(ひなんごうごう)・・大勢の人が激しく非難すること。大ブーイング。「囂囂/轟々」は大きな音が轟く様子を示し、うるさいくらいに激しく責め立てることを意味する。
●意気揚揚(いきようよう)・・気持ちが高揚して、自信たっぷりに振る舞う様子。
●悲喜交交(ひきこもごも)・・悲しみと喜びの感情を交互に味わうこと、もしくは両方の感情が入り交ざっていること。入学試験の合格発表の場面で、当落者たちの悲喜交交の情景が見られたなどと描写されることがあるが、一般的には一人の人間の心情について用いるのが正しい。
●虎視眈眈(こしたんたん)・・相手のすきを狙って、じっくりと機会をうかがうこと。「虎視」は虎が獲物をじっと狙い見ること、「眈眈」は鋭い目つきで見下ろす(=眈む【にらむ】)様子を表す。
●余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)・・ゆったりと落ち着き払っている様子。「余裕」はゆったりしていること、「綽綽」はあわてず落ち着いていることを意味する言葉で、あくせくせずに悠然とかまえている様子を表している。
●勇気凛凛(ゆうきりんりん)・・失敗や危険をかえりみずに、勇敢に立ち向かうさま。「勇気」は勇ましい気持ち、「凜凛」は勇ましく勢い盛んな様子を示す言葉で、勇ましいという言葉を2つ重ねることで、勇気があることを強調している。
●和気藹藹(わきあいあい)・・その場にいる人が打ち解け合って、仲良くなごやかな様子。「和気」はなごやかな気分、「藹藹」は静かで落ち着いている様子を表し、似た意味の言葉を重ねることで、なごやかさを強調している。
村瀬先生の豆知識「意外なバイオマスエネルギー」
環境問題への意識が高まり、脱炭素に注目が集まる昨今。意外なものがバイオマスエネルギーとして利用されています。それは、香川県のソウルフードである「讃岐うどん」。
毎日たくさんの量の讃岐うどんが生産・消費されているため、どうしても売り物にならない「廃棄うどん」が多く出てしまいます。
これを有効活用するために考えられたのが「うどん発電」で、廃棄されるうどんを刻んで、水や酵母を加えて発酵。発生したメタンガスを燃やしてタービンを回し、発電に利用しているのです。
問題編
それでは、実際の問題で内容を復習しましょう。(※答えはタップすると開きます)
■問題①「ルネサンス期の三大発明」
火薬・活版印刷術・□□□□□
■問題②「1936年 陸軍青年将校らが起こしたクーデター」
□・□□□□
■問題③「中世西ヨーロッパのキリスト教建築様式 半円形のアーチが特徴」
□□□□□建築
■問題④「植物・農産物などの自然物から抽出する、地球環境への負荷が少ないエネルギー」
□□□□□エネルギー
■問題⑤「合格祈願でお馴染み。太宰府天満宮に祀られている学問の神様」
□□□□□道真(みちざね)
■問題⑥「( )のミステリーワードを類語から推理せよ」
『感染対策の( )い/大阪府吉村知事』
【類語】何がなんでも、槍が降っても、骨の髄まで、ドラスティック、どこまでも、終始一貫、とことん
■問題⑦「( )のミステリーワードを類語から推理せよ」
『うそや( )かは相手に分かる/金田一秀穂』
【類語】調子がいい、社交辞令、甘言、おだてる、ちやほや、リップサービス、御世辞
■問題⑧「次の9つの四字熟語。空欄に入る漢字は何?」
B:唯唯諾諾(いいだくだく)
C:非難囂囂(ひなんんごうごう)
D:意気揚揚(いきようよう)
E:悲喜交交(ひきこもごも)
F:虎視眈眈(こしたんたん)
G:余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)
H:勇気凛凛(ゆうきりんりん)
I:和気藹藹(わきあいあい)
おわりに
いかがでしたでしょうか。
知識自慢のインテリメンバーが対決した今回のネプリーグでは、東大チームのブレイン・こうちゃんが意外なミスを連発。さらに、ザ・マミィ酒井の笑える珍回答でスタジオは盛り上がりを見せながら、最終的に勝利の旗をもぎとったのは本命・東大チームでした。
ボーナスステージ・トロッコアドベンチャーの豪華賞品は宮崎県の尾崎牛ステーキ。トウモロコシやビールの絞りかすなど、12種類の原料をブレンドした飼料を与えてすくすく育った牛のお肉は、ジューシーで赤みと霜降りのバランスが抜群で、村瀬先生イチオシの一品とのことです。
そんなトロッコアドベンチャーにはこうちゃんとネプチューン・堀内が挑戦。トロッコに揺られながら正解の選択肢を選び、最終問題まで到達しましたが、「東京駅は千代田区・中央区どっち?」というラストの難問で「中央区」を選んで不正解に。トロッコもろとも奈落へ落下という残念な結果に終わりました。
次回のネプリーグは3/14。世界的大スター・BTS&即席麺の深堀り知識を学ぶフカボリーグが開催されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
▼過去問題はこちら▼
■【2022年】クイズ番組「ネプリーグ」より 一般常識・時事の過去問題一覧
番組情報
基本情報
「ネプリーグ」
――フジテレビ系 月曜よる7時00分~7時56分 放送
■公式サイト
▶https://www.fujitv.co.jp/nepleague/
■出演者:名倉潤・堀内健・原田泰造(ネプチューン)、林修・村瀬哲史(東進ハイスクール講師)
■ナレーター:佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
クイズ・ゲーム企画一覧
●ブレインタワー・・モニターに映された人物・物の名前を解答し、タワーの頂上(10階)を目指す。1問正解で1階分上昇。不正解もしくは時間切れの場合は、1階からやり直しとなる。英語の読み書きを問題にした「イングリッシュブレインタワー」もある。
●ネプレール・・解答席が列車のかたちを模している。先行・後攻に分かれて、各チームが問題の空欄にあてはまる文字を解答。10問正解するまでのタイムを競う。
●ネプゴーラウンド・・メリーゴーラウンドを模したセット上で2チームが同時対戦。答えの単語が前後半に分かれている問題(【ドン】・【キホーテ】など)が出題され、解答者の1番手が前半、2番手が後半部分を答える。両者とも正解すると解答席がメリーゴーラウンドのように一つずつずれ、先に一定数正解したチームが勝利となる。
●ノンストップDJ・・チームメンバーがターンテーブルに乗り、DJのリズムに合わせて一人ずつお題に解答していく。答えが合っていても、リズムに乗れていないと正答にならない。
●ハイパーファイブリーグ・・正解が5文字になる問題が出題され、一人1文字ずつ答える。解答後に全員の答えがオープンされ、5文字とも正しければ次の問題に、一人でも間違えていたらそのラウンドは終了となる。1ラウンドにつき最大5問出題される。
●カラ漢リーグ・・見た目がカラオケボックス。歌にそって表示されるJ-POPの歌詞の空白部分に漢字を書き込んでいく。ライフが5つあり、不正解もしくは書き込みが間に合わなかった場合に1つ減少する。ライフを1つ以上残して最後まで歌い切ることができればゲームクリアとなる。
●漢字/日本語ツアーズバギー・・解答者がバギーに乗って、漢字の読み書きや日本語の知識問題(流行語・新語など)に挑戦する。手元のパネルに解答を書き込み、決定ボタンでビームを発射。正解していれば画面上の敵を撃破できる。問題レベルは3段階で、後半に行くほど難易度が上がっていく。
●類語ミステリー・・隠された言葉「ミステリーワード」を、意味が似た言葉「類語」から推理し解答する新ゲーム。類語は全部で7つ。時間経過とともにヒントとなる類語が増えていく仕組みで、制限時間(60秒)以内に答えることができればポイントゲットとなる。
●パーセントバルーン・・解答席は100個の風船で吊り上げられた気球の上。あるものの割合をパーセンテージで解答する問題に答える。正解のパーセントと解答したパーセントの誤差の分だけ風船が割れ、全て割ってしまうとゲームオーバーに。5問終了時点で風船を1つでも残していれば、その分だけポイントを獲得できる。
●ハイパーボンバー・・答えが10個以上ある問題に、1枠の解答者から順に答えていく。5個解答後は5枠から折り返して残りを解答。制限時間内に答えられないと背景の大型爆弾が爆発し、ゲームオーバーになる。
●トロッコアドベンチャー(ボーナスステージ)・・トロッコに乗って2択クイズ5問に挑戦。正解だと思う選択肢の方にトロッコを傾け、正しければそのまま次の問題に、不正解ならトロッコが奈落の底に落下し、ゲームオーバーになる。最後まで正解できればゲームはクリアで、豪華賞品が獲得できる。
●デスジャナイサーキット・・サーキットに乗ったプレイヤーが一つのテーマにそった10個の問題(3段階のレベル)に解答していく。正解だと思う方向にハンドルを切り、正しければ次の問題に、間違っているとマシンが壊され脱落となる。10問正解で賞品をゲットできる(エクストラステージの場合)。
コメント