日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』9話のあらすじと感想(ネタバレ)

暗がりの地下駐車場2021夏ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の8月29日(日)に日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第9話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

大規模な事故や災害、未知の感染症から住民を守るために、東京都にあらたに発足した「東京MER(mobile emergency room)」こと「走る緊急救命室」。

MERのチーフドクター・喜多見幸太役を演じるのは、「テセウスの船」「恋愛漫画家」で名演を見せた鈴木亮平です。

■第9話のあらすじ


高輪(仲里依紗)の診察を受けている最中に倒れてしまった赤塚(石田ゆり子)。実は彼女は心臓の疾患を抱えていて、持ってあと3ヶ月という深刻な状態で・・。そんな中、パルナ大使館で二酸化炭素噴出事故が発生。出動した東京MERは、地下に取り残された作業員を救助するために敷地内に入ろうとしますが、「大使の許可なしに入れることはできない」と大使館側に断られてしまいます。勝手に突入すれば国際問題になりかねないこの状況で、MERがとった選択とは――。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第9話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物(キャスト)

喜多見 幸太(鈴木 亮平)・・東京MERのチーフドクター。現場では指揮官として的確な指示を出し、外科手術をも迅速にこなす敏腕医師。「待っているだけでは助けられない命がある」というポリシーを胸に、自らの命を張って勇敢に人命救助にあたる。
音羽 尚(賀来 賢人)・・東京MERの医師。厚生労働省から派遣された医系技官(医師免許を持つ国家公務員)。官僚になったのは日本の医療制度の不平等を改革するため。厚労省に仕え、MER解体の計略に加担はしているが、「患者の命より大事なものはない」という医師としての信念は揺るがない。クールで感情を外に出すのが苦手。
弦巻 比奈(中条 あやみ)・・東京MERの医師。東京海浜病院の循環器科研修医で、指導医の高輪のもとで医療を学びながら、並行してMERに所属。はじめは喜多見のやり方についていけなかったが、2話での事件を機に彼のことを見直し、今はMERの仕事にやりがいを感じている。
越前 夏海(菜々緒)・・東京MERの看護師。東京海浜病院の入院患者を担当し、副看護師長も務める。3話では、娘の桃花の前で勇敢な母親の姿を見せた。MER参入のきっかけは、絵本の「ナイチンゲール」。
ホアン・ラン・ミン(フォンチー)・・東京MERの看護師。ベトナムの看護師で、経済連携協定(EPA)で来日、日本で最先端の医療を学び、祖国ベトナムで役立てたいと考えている。日本語が堪能で、ときおり的を射たことわざ・故事成語を披露する。
徳丸 元一(佐野 勇斗)・・東京MERの臨床工学技士。医療機器のスペシャリストで、人工呼吸器や人工心肺装置の保守点検を務める。
冬木 治郎(小手 伸也)・・東京MERの麻酔科医。メンバーや患者に対して常に気を配るムードメーカー。6話で、息子・壮太の前でヒーローとしての勇姿を見せ、喜多見から副チーフの称号をもらう。
千住 幹夫(要 潤)・・東京消防庁即応対処部隊(レスキュー隊)隊長。人命救助に対しての強い信念があり、自らの危険を顧みずに現場に飛び込もうとする喜多見とぶつかり合う。

駒場 卓(橋本 さとし)・・危機管理対策室室長。警察・消防と連携を取って的確な指示を出し、東京MERの活動を全面的にバックアップする。ハイパーレスキュー隊での指揮経験を持つ。
喜多見 涼香(佐藤 栞里)・・喜多見幸太の妹。東京海浜病院のNPO法人スタッフとして小児患者をケア。MERメンバーによくお手製のお菓子を振る舞う。音羽に好意を抱いている。

高輪 千晶(仲 里依紗)・・東京海浜病院の循環器外科医。国内の数少ない心臓移植を成功させた実力者。比奈の直属の指導医にあたり、彼女の教育をするとともに悩み相談も引き受ける。喜多見の婚約者であったが5年前に離婚。
赤塚 梓(石田 ゆり子)・・東京都知事で東京MERの発案者。危険と隣り合わせの医療を成し遂げられる唯一無二の逸材として、喜多見をチーフドクターに任命。厚生労働大臣の白金眞理子(渡辺真起子)と敵対関係にある。




あらすじと感想

暗がりの地下駐車場

赤塚の病

「東京MER一日体験会」と題して、入院中の子どもたちに仕事内容を説明するMERのメンバー。

そんな中、高輪(仲里依紗)から「赤塚が倒れた」と電話を受けた喜多見(鈴木亮平)はすぐさま病室へ。

赤塚(石田ゆり子)の命に別状はありませんでしたが、高輪から「彼女はこれ以上公務をすべきではない」と説明を受けることになります。

その後、対策室長の駒場(橋本さとし)も病室を訪問。

心配するみんなに赤塚は言います。

「大丈夫。駒場さんには全部話しているから。喜多見くんの過去も、私の心臓が持ってあと3ヶ月だということも・・。」

MERの駐車場――。

病室を出た後、駒場が喜多見に自身の本音を語ります。

「赤塚知事から病気のことを聞いたとき、怖くなった。これまで死者ゼロを続けてこられたのは、赤塚知事の判断があったらからだ。俺の判断だったら何人もの命が失われていた。俺にはあの人と同じことができない・・。」

厚生労働省――。

廊下で話をする医政局局長の久我山(鶴見辰吾)と音羽(賀来賢人)。

「天沼幹事長が仮病で入院していたときの帳簿を切り札にしておどしをかけ、白金が大臣ポストにしがみつこうとしている」と話す久我山。

彼はさらに音羽に言います。

「そのことを天沼にリークすれば、自分たちは天沼の下で再度出世コースに乗ることができる。

なあ、音羽。本当はMERを守りたいんだろ?白金大臣は最終審査会で絶対に認めない。MERを守りたいなら、白金をつぶすほかないぞ。」

大使館の事故

東京消防庁――。

「MERの正式運用が決まるまで、喜多見の過去を隠しておいてほしい」とお願いする赤塚に、「大丈夫です。誰にも言いません」と約束するMERメンバー。

そこへ、サイレン音が鳴り響き、危機管理対策室から伝達が入ります。

「渋谷区パルナ共和国大使館で、消火装置の点検作業中、消火用の二酸化炭素が噴出する事故発生。作業員数名が地下に取り残されているもよう。小規模医療事案と認定。東京MERの出動を要請する。」

「大使館は厄介ですね・・」

そう口にする音羽に、「何かまずいんですか?」と尋ねるミン(フォンチー)。

音羽は言います。

「大使館や在外公館はウィーン条約により外交特権があり、敷地内の侵入が禁止されています。入るためには特命全権大使の許可が絶対に必要です。」

そんな中、赤塚が再度胸をおさえて倒れてしまい・・。

東京海浜病院――。

病室で、赤塚の病気が「特発性拡張型心筋症」であることを比奈(中条あやみ)に説明する高輪(仲里依紗)。

心臓移植以外に助かる方法がなく、赤塚の場合は感染型心内膜症を合併していてそれも難しいということも彼女は話します。

■特発性拡張型心筋症


――心臓の筋肉の収縮能力が低下し、左心室が拡張してしまう病気。5年生存率は76%。一般的には薬物・非薬物治療がおこなわれ、末期的状態の場合には心臓移植も考慮される。

それを聞いて「心筋組織移植はできないんですか?」と尋ねる比奈。

高輪は言います。

「まだそれは一般的な治療として認められていなくて、厚労省の許可が必要になるの・・。」




それぞれの選択

大使館前――。

大使からの許可がおりず、門の前で足止めを受けるMERメンバーとレスキュー隊。

二酸化炭素中毒をおこした地下の作業員を救助するために、中に入れて欲しいと大使館側に直接交渉をもちかけますが、「大使でなければ判断できない」とつき返されてしまいます。

勝手に入れば国際問題になりかねない状況を受け、「許可がおりるまでこのまま待機しろ」とMERに命じる駒場室長。

そんな彼らに対して、病室の赤塚がこう言葉をかけます。

「命を最優先させてください。敷地内に入って、いつもどおり最善を尽くしてください。私の責任で、特別措置としてレスキュー隊も都庁危機管理対策室の指揮に入るように伝えてください。駒場さん、あとの指揮お願いしますね。」

▶▶患者の命を救うために、「自分がすべての責任をとるから」とMERに敷地内に入るよう指示を出した赤塚。自身の地位をなげうってでも命を守ることを優先させるその決断には、彼女のMERに対する深い思い入れと、医療のあるべき姿への理想があらわれているように思えました。

赤塚の言葉を大使館側に伝えて、敷地内へ入るMERとレスキュー隊。

酸素マスクをつけて地下駐車場に向かい、二酸化炭素濃度を測定しながら、慎重に作業員の姿を探します。

倒れていた作業員を見つけたMERメンバーは、すぐさま緊急処置を施し、外へと搬送。

すべての作業員の搬送が終わり、中に他に人がいないかレスキュー隊の千住(要潤)が確認に向かいます。

その後、倒れている外国人男性を発見した千住。自身の酸素マスクを男性につけて、「要救助者を発見した」と駒場に連絡します。

そんな千住のもとへ喜多見が応援に駆けつけ、オペが必要な男性を外へと運び出そうとしますが、近くにあった車が突然炎上。消火装置が反応して、大量の二酸化炭素が噴出してしまいます。

急上昇する地下の二酸化炭素濃度。

さらに防火シャッターまでもが作動し、地上への出口が塞がれてしまいます。

外に出るのは無理だと判断した喜多見は、男性を車の中に運び込んで車内を目張り。千住に手伝ってもらって、その場で応急処置をおこないます。

奪われた指揮権

駐車場で火災が起きたことを知り、応援に向かおうとするMERのメンバーですが、火災によって大使館の警戒レベルが上がり、中に入ることができません。

すぐさま駒場に「救出の許可を出して欲しい」と連絡する音羽。

しかし、駒場は「すまない、状況が変わった・・」と言って通話を交代。

彼に代わって出てきたのは、厚労省の白金(渡辺真起子)でした。

「厚生労働大臣の白金です。東京MERの監督省庁として、政府を代表して来ました。日本国として、大使館敷地内での勝手な行動は決して認められません。これは国家間の問題です。」

地下駐車場――。

車内の二酸化炭素濃度が上がる中、男性の応急処置を懸命に続ける喜多見と千住。

「応急処置には限界があり、外に出て本格的な手術をおこなう必要がある」と喜多見から伝えられた千住が、「自分が外に出てシャッターの電源を切って扉を持ち上げてくる」といった提案をします。

しかし、外の二酸化炭素濃度は20%を越え、吸ってしまえば命を失うという危険な状況で――。

止めようとする喜多見に千住は言います。

「この人を救うにはそれしかない。あんたには、過去の爆発現場で部下を助けてもらった借りがある。これでチャラにしてもらうぞ。」




レスキュー隊の覚悟

大使館前――。

白金の命令で身動きがとれないMERメンバー。

そこへ、病院の比奈から連絡が入ります。

「赤塚都知事から伝言をもらいました。『今は公務のため、そちらには行けない』と。赤塚都知事の伝言は『すべて駒場室長におまかせします』それだけです。赤塚都知事は、私にただそれだけを言い残して公務に戻られました。」

赤塚からすべてを託された駒場。意を決して白金たちに言います。

「千住は要救助者が1名いると言っていました。おそらく大使館関係者でしょう。このまま見捨てれば、それこそ国際問題になりかねません。」

「酸素ボンベが一つしかないなら、もうその要救助者は亡くなっているでしょう。」

口をはさむ久我山。駒場は続けます。

「あなたは、レスキュー隊のことを何も分かっていない。要救助者より自分の命を優先させたら、レスキュー隊じゃないんだよ!

本物のレスキュー隊は、自分の命を犠牲にしてでも誰かを助ける覚悟を持っています。喜多見チーフも、医者でありながら自分の命を犠牲にして誰かを助けに行く、あの二人は似たものどうしなんです。絶対に最後の最後まであきらめず、要救助者のことを救おうとしているはずだ。」

▶▶対策室長という立場上すべてのリスクを考えなくてはならず、また、自身の判断で誰かを死なせてしまうかも知れないといった恐怖で、赤塚のように思い切った判断ができなかった駒場。そんな彼をサポートし、「あなたなら大丈夫」と全権を託してきた赤塚。彼女に応えるために、自身を鼓舞するようにして言い放った駒場の言葉には、彼なりの熱い思いが込められていたように思いました。特に、命をかけて闘うレスキュー隊の覚悟を説く部分に、患者の命を救うために足を負傷した、駒場自身の過去とのつながりを感じます。

勝負の行方

地下駐車場――。

命がけの勝負に踏み切る喜多見と千住。

まず千住が車から飛び出し、シャッターの電源を切断。彼が扉を持ち上げるのを確認した上で、喜多見が男性とともに出口へ向かいます。

出口ではMERのメンバーが救援に来ていて、すぐさま男性は搬送。シャッターの下で倒れていた千住も外へと運び出されます。

その後、外で心停止を起こして危険な状態に陥る千住。

そんな彼に心肺蘇生をおこないながら、喜多見は声をかけ続けます。

「千住さん、かえってきてください。あなたがいないと俺たち困るんですよ――。」

その言葉に反応するように千住の心拍が再開。意識を取り戻した彼を見て、「おかえりなさい、千住さん」と喜多見の顔が思わずゆるみます。

危機管理対策室――。

救助された男性がパルナ大使館大使だったということが分かり、驚く久我山。

「気づいていたの?」と聞く白金に、駒場は言います。

「確信があったわけではありませんが、『年齢50歳前後、小柄な男性』、それらの条件は一致するなと。それに、車がご趣味だと書かれていたので・・。」

出動結果報告――。

「全員搬送が終わりました。軽症者3名、重症者3名、死者は・・・ゼロです。」

「先ほど、パルナ共和国から大使の命を救ってくれたことへの感謝の意を伝える連絡が届きました。大使は車のエンジンの調子を見ている最中に、消火装置の二酸化炭素を吸って倒れてしまったようです。」

闘いの後に

東京海浜病院――。

病院に見舞いに訪れた駒場。

「お疲れさまでした」とねぎらってくる赤塚に、彼は言います。

「なぜそこまでしてMERのために命をかけるのですか?」

「決まってるじゃない、選挙のためよ。」

「嘘ですね」と笑って返しながら駒場は続けます。

「あなたがいない間、私がMERを守ります。ですから、必ず戻ってきてください。」

厚生労働省――。

夜中に大臣室を訪れ、白金が切り札として持っていた帳簿を盗み出そうとする音羽。

するとそこへ白金とともに久我山が現れ、音羽は、自分がはめられたのだということに気づきます。

「喜多見の過去を教えることと引き換えに見逃してやる」と話を持ちかける白金。

しかし音羽は、「報告書どおりの内容で間違いありません」と主張を変えず、そんな彼に白金は「そこまでMERが大事なの?」と尋ねます。

音羽は言います。

「私ではなく、今の日本に必要なんです。」





 お疲れさまでした。

 ドラマ第9話は

 ここまでです。

命がけで患者を救った喜多見と千住。自身の病気と闘いながらMERのために都知事として最善の判断を下した赤塚。そしてそんな彼女に強く鼓舞されて指揮官としての自信を取り戻した駒場。

自分のためではなく、誰かを守るために必死になる――、そんなヒーロたちの勇姿が描かれた今回のストーリーには、胸が熱くなるものがありました。

ちなみに、物語の最後、「音羽が厚労省をやめることになって、彼が戻るためには喜多見の過去を知る必要がある」と涼香(佐藤栞里)を誘惑した久我山。結果、涼香が本当のことを言ってしまい、喜多見の過去がバレてしまうことに・・。

喜多見がテロリストと関係していたことがマスコミに報道され、その存続が危ぶまれてきた東京MER。はたして彼らの運命はどうなるのでしょうか、またテロを密かに企むツバキが次にとる行動とは――。

最終回も目の前、物語がどういう結末を迎えるのかも非常に気になりますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ドラマ情報

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

――TBS系 毎週日曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
主題歌:「アカリ」GReeeeN(ZEN MUSIC / UNIVERSAL MUSIC)
(公式MV▶https://youtu.be/GOIuU0ejpzc
脚本:黒岩 勉
企画:高橋 正尚
音楽:木村 秀彬
プロデューサー:武藤 淳、渡辺 良介(大映テレビ)、八木 亜未(大映テレビ)
演出: 松木 彩、平野 俊一

▼キャスト▼


○喜多見 幸太・・鈴木 亮平
○音羽 尚  ・・賀来 賢人
○弦巻 比奈 ・・中条 あゆみ
○徳丸 元一 ・・佐野 勇斗
○冬木 治郎 ・・小手 伸也
○ホアン・ラン・ミン・・フォンチー
○越前 夏海 ・・菜々緒
○赤塚 梓  ・・石田 ゆり子
○千住 幹生 ・・要 潤
○喜多見 涼香・・佐藤 栞里
○深沢 陽斗 ・・佐藤 寛太
○久我山 秋晴・・鶴見 辰吾
○駒場 卓  ・・橋本 さとし
○白金 眞理子・・渡辺 真起子
○高輪 千秋 ・・仲 里依沙

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