日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』5話のあらすじと感想(ネタバレ)

エレベーターとピクトグラム2021夏ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の8月1日(日)に日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第5話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

大規模な事故や災害、未知の感染症から住民を守るために、東京都にあらたに発足した「東京MER(mobile emergency room)」こと「走る緊急救命室」。

MERのチーフドクター・喜多見幸太役を演じるのは、「テセウスの船」「恋愛漫画家」で名演を見せた鈴木亮平です。

■第5話のあらすじ


病院内で雲隠れ中の政治家・天沼夕源(桂文珍)と、彼に仕える音羽(賀来賢人)。同じ病院内でNPOスタッフとして働く喜多見の妹・涼香(佐藤栞里)と、彼女に付き添ってもらっていた妊婦の立花彩乃(河井青葉)。そんな4人が乗り合わせたエレベーターが突然停止するという事故が発生。さらに機械室で火災が起こり、妊婦が臍帯(さいたい)脱出を起こしてしまいます。音羽によって要請を受けた東京MER。今回の任務は、狭い空間で起きた小規模医療事案の救助です。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第5話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物(キャスト)

喜多見 幸太(鈴木 亮平)・・東京MERのチーフドクター。現場では指揮官として的確な指示を出し、外科手術をも迅速にこなす敏腕医師。「待っているだけでは助けられない命がある」というポリシーを胸に、自らの命を張って勇敢に人命救助にあたる。
音羽 尚(賀来 賢人)・・東京MERの医師。厚生労働省から派遣された医系技官(医師免許を持つ国家公務員)。彼が官僚になった理由は、日本の医療制度の不平等を是正するという医療改革の実現のため。
弦巻 比奈(中条 あやみ)・・東京MERの医師。東京海浜病院の循環器科研修医で、指導医の高輪のもとで医療を学びながら、並行してMERに所属。はじめは喜多見のやり方についていけなかったが、2話での事件を機に彼のことを見直し、今はMERの仕事にやりがいを感じている。
越前 夏海(菜々緒)・・東京MERの看護師。東京海浜病院の入院患者を担当し、副看護師長も務める。3話では、娘の桃花の前で勇敢な母親の姿を見せた。MER参入のきっかけは、絵本の「ナイチンゲール」。
ホアン・ラン・ミン(フォンチー)・・東京MERの看護師。もともとはベトナムの看護師で、経済連携協定(EPA)で来日する。日本語が堪能で、ときおり的を射たことわざ・故事成語を披露する。
徳丸 元一(佐野 勇斗)・・東京MERの臨床工学技士。医療機器のスペシャリストで、人工呼吸器や人工心肺装置の保守点検を務める。
冬木 治郎(小手 伸也)・・東京MERの麻酔科医。病院内での信頼も厚く、気遣いが上手なことから、MER内のまとめ役を買って出る。ミンのことわざには「難しい日本語知ってますね」といつも感心している。
千住 幹夫(要 潤)・・東京消防庁即応対処部隊(レスキュー隊)隊長。人命救助に対しての強い信念があり、自らの危険を顧みずに現場に飛び込もうとする喜多見とぶつかり合う。

駒場 卓(橋本 さとし)・・危機管理対策室室長。警察・消防と連携を取って的確な指示を出し、東京MERの活動を全面的にバックアップする。ハイパーレスキュー隊での指揮経験を持つ。

高輪 千晶(仲 里依紗)・・東京海浜病院の循環器外科医。国内の数少ない心臓移植を成功させた実力者。比奈の直属の指導医にあたり、彼女の教育をするとともに悩み相談も引き受ける。喜多見の婚約者であったが5年前に離婚。
赤塚 梓(石田 ゆり子)・・東京都知事で東京MERの発案者。危険と隣り合わせの医療を成し遂げられる唯一無二の逸材として、喜多見をチーフドクターに任命。厚生労働大臣の白金眞理子(渡辺真起子)と敵対関係にある。




あらすじと感想

エレベーターとピクトグラム

為せば成る

「あきみちゃん、頑張れ!」

疑似女児患者のあきみちゃんを用いて、心肺蘇生のトレーニングをおこなうMERメンバー。

心停止からアドレナリン投与までの時間を20秒に短縮するという壁がなかなか越えられず、悔しがるメンバーに、ミン(フォンチー)は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」と口にします。

■気になることわざ『為せば成る、為さねば成らぬ何事も』


どんなことでも強い意志を持って行えば、必ずやり遂げられるということ。江戸時代の米沢藩主・上杉鷹山の言葉が由来。

そこへ現れた都知事の赤塚梓(石田ゆり子)。

喜多見(鈴木亮平)に向けて「音羽が空白の一年間を調べているわよ」と言って注意を促し、さらにこう続けます。

「官僚というのは、みんあ優秀なものなの。でもバカなこともしなくちゃいけないものなの。命令する政治家がバカだから。官僚は政治家の命令には逆らえない。特に天沼幹事長みたいな人にはね。

彼は政界の影の支配者。7年前、厚生労働大臣だったときに、臨床学会から闇献金を受け取ってたんだけど、それがバレそうになって今、雲隠れしている。この病院にね。」

閉じ込められた4人

東京海浜病院 小児病棟――。

子どもたちの前で紙芝居を手話で演じる、喜多見の妹の涼香(佐藤栞里)。

紙芝居の後、お腹に手をあてて苦しそうにしている妊婦(河井青葉)を見つけた涼香は、「大丈夫ですか?」と声をかけ、彼女を車イスに乗せます。

その頃、病院に仮病で入院していた天沼(桂文珍)は、音羽(賀来賢人)とともに院内を移動していて、2組はエレーベーターで偶然にも鉢合わせることになります。

下の階へと向かうエレーベーター。

そんな中、機械室の配線が火花をあげてショート。4人を乗せたエレーベーターは緊急停止してしまいます。

すぐさま、非常通話ボタンを押してエレベーターが止まったことを伝える音羽ですが、管理センターは「メンテナンス会社に連絡するのでしばらくお待ちください」と答えを返すだけです。

その対応に天沼は怒りの声をあげます。

「待てるか!怪我をしてるんだぞ。私は民自党幹事長の天沼夕源だ。」

そんな彼に、MERを呼びましょうと提案する音羽。

喜多見が身内(妹の涼香)を優先させるような行動をとれば社会的批判が高まり、MERを潰すには好都合です、と彼に耳打ちします。

その後すぐに、喜多見に電話をかける音羽。彼に次のように伝えます。

「病院のエレベーターに閉じ込められました。重度の不安定狭心症で入院中の民自党の天沼夕源幹事長が頭を打って怪我をしています。小規模医療事案と認定し、MERの出動を要請します。」

▶▶MERを解体するために、今回のエレベーター事故を利用しましょうと天沼に進言する音羽。そんなふうに、天沼の意向を常に汲んだかたちで行動する彼ですが、実際には何か別の意図を持ってMERを呼んだようです。おそらくは、妊娠していた女性が危険な状態であると判断して、とっさに行動にうつしたのでしょう。クールで、本心をあまり外に見せないところが彼らしいところです。




東京MER出動

音羽の要請を受けて、エレベーターの前へとやって来たMERのメンバー。

喜多見は、事故の規模から大人数はいらないと考え、比奈(中条あやみ)と夏海(菜々緒)以外のメンバーに通常業務に戻るよう伝えます。

続けて、MERとともに出動要請がかかっていたレスキュー隊が到着。

そこへ突然、非常ベルが鳴り響き、危機管理対策室から「地下の機械室で火災が起きたもよう」と伝達が入ります。

その知らせに騒然となる病院内。

そんな中、喜多見は、比奈と夏海からカルテを受け取り、中にいる人間の情報をMERのメンバーと共有します。

「閉じ込められている入院患者は2名。天沼夕源さん73歳と、立花彩乃さん39歳。立花さんは36周目の初産婦で、妊娠高血圧症、子宮頸管長の短縮が認められて2周間前から入院していました。

しかし、数日前から血圧コントロールが悪化。明日、帝王切開を予定していました。エレーベーター内には煙が充満していて、危険な状態です。」

それを聞いたレスキュー隊長の千住(要潤)は、喜多見に「5階のメンテナンス室から下に降りて、酸素吸入器をエレベーター内に届けるのはどうか」と提案。

二人は階段を使って、急いで5階に向かうことになります。

手話で送るメッセージ

5階から問題のエレベーターへと降下する千住。

音羽や涼香たちは、すぐに千住から酸素吸入器を受け取って口にあてますが、妊娠していた女性が突然破水。陣痛がはじまってしまいます。

彼女のお腹に手をあてて確認する音羽。

音羽は涼香に「自分は手が離せないから、喜多見に患者が臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)している可能性があると伝えてほしい」と頼みます。

頼まれたことを知らせるため、喜多見と連絡するためのイヤホンマイクを探す涼香。しかし、なかなか見つかりません。

そこで彼女は、とっさの判断で、防犯カメラに向けて手話の指文字で「さいたいだっしゅつ」とメッセージを送ります。

■気になる医療用語『臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)』


「臍帯(さいたい)」とは「へその緒」を意味し、通常は赤ちゃんの後にへその緒がでてくるところを、赤ちゃんより先にへその緒が出てしまう状態のことを指す。これが起きると、血管が詰まって赤ちゃんに血液が送られず、最悪死に至る可能性もある。

この世で一番大事なもの

ちょうどその頃に、防犯カメラを見ていた喜多見。

涼香が手話で『臍帯脱出』と伝えていることに気づき、すぐに帝王切開の準備をするよう比奈と夏海に伝えます。

千住に「自分を下に降ろしてください」と頼み、緊急手術をおこなうためにエレベーターへと向かう喜多見。

その一部始終を見ていた厚労省の白金(渡辺真起子)は、音羽に向けてイヤホンマイクで忠告します。

「直接現場を見ていない喜多見先生の判断は不確実です。無茶なオペをするよりも、重要人である天沼先生を最優先に考えるべきです。」

それに対して、喜多見は音羽にこう言います。

「スペースも限られています。引き上げる作業とオペは同時にはできません。音羽先生、どっちを優先すべきですか?あなたの判断に任せます。あなたは医者ですから――。」

二人の言葉を聞き、迷いの表情を見せる音羽。

最終的に、彼は次のような決断をします。

「天沼先生の救助を後回しにしてください。今すぐオペが必要です。」

そのことに怒りをあらわにする天沼。

「わしを誰だと思っているんだ。お前の官僚人生は終わるぞ」と言って音羽につかみかかります。

そんな天沼を制して、音羽は言います。

「人の命よりも大事なものなんて、この世にはないんです。」

▶▶官僚として政治家に背いた行動はできない音羽。しかし、目の前で苦しむ患者を見た彼の心はひどく揺れ動きます。今すぐに救わなければならないのは誰か。医者としてか、官僚としてか――。2つの立場に板挟みになった彼が、自身の官僚としての地位を捨てて選んだ答え。その言葉を発したときに見せた彼の誇らしげな顔には、強く胸を打つものがありました。また、自分が助かることばかり考えて、身勝手な行動を繰り返す天沼を痛快に一断したという点も良かったと思います。




救われたいのち

煙が立ち込める中、妊婦に帝王切開を施す音羽。

しかし、一酸化中毒に陥って途中で意識を失ってしまいます。

その瞬間、タイミングよく登場した喜多見。

音羽は酸素マスクを彼から受け取り、喜多見のサポートを受けながらそのまま手術を続行します。

そして、妊婦のお腹から赤ちゃんを取り出すことに成功。しかし、赤ちゃんは呼吸をしておらず、音羽は「たのむ、息をしてくれ」と懸命に心肺蘇生を繰り返します。

そんな中で、エレベーターの扉がようやく開錠。外にいたMERのメンバーが音羽のもとへ駆け寄り、赤ちゃんに緊急処置が施されます。

その際に役に立ったのが、心肺蘇生の猛特訓。迅速に処置をおこなったことで、ついに赤ちゃんは心拍を取り戻します。そして、赤ちゃんは声をあげて泣き出して――。

危機管理対策室から報告。

「母子ともに無事。死者は・・・ゼロです!」

音羽の夢

後日――。

救助した妊婦・彩乃の病室を訪れ、「今回の天沼議員の件はオフレコにしてください」と言ってお金を差し出す音羽。

そんな彼に彩乃はこう言います。

「そんなこと、どうでもいいんです。この子が元気に生まれてくれただけで、もう何もいりません。音羽先生、ありがとうございました。」

さらに彼女は「命の恩人ですよ」と言って赤ちゃんを音羽に向け、それを見た音羽はこんなことを語ります。

「私の母はお金もなく、ろくな治療も受けられずに若くして死にました。そうした医療の不平等を是正するために、私は医師免許を持ちながら官僚になりました。

この国には、国民を守るための制度が少しづつですができています。出産一時金や保育手当の手続きを忘れないようにしてください。新しい命を支援する仕組みを利用してください。私はそうした制度をこれからもっと拡充して、誰もが希望を持って生きられる国にします。」

▶▶医師という立場では医療の世界そのものを変えることができず、平等な医療を実現するために官僚になった音羽。彼には「この国の医療を変革する」という夢があったようです。官僚という立場だからこそできることがあります。実際の命を救うのは現場の医師ですが、医療に関わる官僚にも、制度を変えることで救える命があります。どちらもなくてなならない大切な仕事。今回の音羽の一件で、官僚に対するイメージが少し変わったような気がしました。





 お疲れさまでした。

 ドラマ第5話は

 ここまでです。

いかがでしたでしょうか。

医師であり、官僚でもある音羽を主軸にして描かれた今回の物語。

クールであまり感情を外に出さず、MERの味方なのか敵なのかよく分からなかった音羽。

そんな彼が「人の命より大事なものなど存在しない」と言って、官僚としてのポジションを捨ててまで一つの命を救おうとしたシーンが印象的で、そこに音羽の本心が垣間見えたようにも感じました。

また、冒頭の心肺蘇生トレーニングと手話の紙芝居が後半で見事に伏線としてつながる物語設定も面白かったと思います。

次週は、山岳救助事故の救助。MERに亀裂が、というテロップがありましたが、どんな話になるのでしょうか。

感動的なストーリーで毎話のように驚かされるこのドラマ。次回放送も楽しみですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 




ドラマ情報

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

――TBS系 毎週日曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
主題歌:「アカリ」GReeeeN
(ZEN MUSIC / UNIVERSAL MUSIC)
脚本:黒岩 勉
企画:高橋 正尚
音楽:木村 秀彬
プロデューサー:武藤 淳、渡辺 良介(大映テレビ)、八木 亜未(大映テレビ)
演出: 松木 彩、平野 俊一

▼キャスト▼


○喜多見 幸太・・鈴木 亮平
○音羽 尚  ・・賀来 賢人
○弦巻 比奈 ・・中条 あゆみ
○徳丸 元一 ・・佐野 勇斗
○冬木 治郎 ・・小手 伸也
○ホアン・ラン・ミン・・フォンチー
○越前 夏海 ・・菜々緒
○赤塚 梓  ・・石田 ゆり子
○千住 幹生 ・・要 潤
○喜多見 涼香・・佐藤 栞里
○深沢 陽斗 ・・佐藤 寛太
○久我山 秋晴・・鶴見 辰吾
○駒場 卓  ・・橋本 さとし
○白金 眞理子・・渡辺 真起子
○高輪 千秋 ・・仲 里依沙

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