日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』2話のあらすじと感想(ネタバレ)

闇夜に明るく浮かぶ祭りの提灯ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の7月11日(日)に日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第2話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

大規模な事故や災害、未知の感染症から住民を守るために、東京都にあらたに発足した「東京MER(mobile emergency room)」こと「走る緊急救命室」。

MERのチーフドクター・喜多見幸太役を演じるのは、「テセウスの船」「恋愛漫画家」で名演を見せた鈴木亮平です。

■第2話のあらすじ


自らの危険を顧みずに命を救う。患者を待つのではなく、医師が現場に向かう――。そんな理念をもとに東京にあらたに発足した『TOKYO MER』。そんな彼らの今回の任務は、クレーン車の鉄骨落下によって負傷した中学生の救助。最悪の事態を想定した喜多見(鈴木亮平)は、野外オペやERカーでの緊急措置など、現場で的確な判断を瞬時にとっていきます。そんな中、研修医の比奈(中条あやみ)は、自分の選択で患者を死なせてしまうかも知れないという恐怖から何も出来ず、クラッシュ症候群の患者をそのまま搬送するという判断ミスをおかしてしまいます。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第2話の詳しいあらすじと感想+気になる医療用語の解説
ドラマ情報(公式サイト・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物

喜多見 幸太(鈴木 亮平)・・TOKYO MERのチーフドクター。現場では指揮官として的確な指示を出し、外科手術をも迅速にこなす敏腕医師。「待っているだけでは助けられない命がある」というポリシーを胸に、自らの命を張って勇敢に人命救助にあたる。
音羽 尚(賀来 賢人)・・TOKYO MERの医師。厚生労働省から派遣された医系技官(医師免許を持つ国家公務員)。MERを俯瞰(ふかん)的に分析し、認可するかどうかの職務を担う。命がけで人を救おうとする喜多見の考え方には批判的。
弦巻 比奈(中条 あゆみ)・・TOKYO MERの医師。東京海浜病院の循環器科研修医で、指導医の高輪のもとで医療を学びながら、並行してMERに所属。喜多見のやり方についていけなくて、MERを続けられるか不安を抱く。
越前 夏海(菜々緒)・・TOKYO MERの看護師。東京海浜病院の入院患者を担当し、副看護師長も務める。MER参加には周囲の反対があったが、本人の強い希望で兼務が決まる。
ホアン・ラン・ミン(フォンチー)・・TOKYO MERの看護師。もともとはベトナムの看護師で、経済連携協定(EPA)で来日する。
徳丸 元一(佐野 勇斗)・・TOKYO MERの臨床工学技士。医療機器のスペシャリストで、人工呼吸器や人工心肺装置の保守点検を務める。
冬木 治郎(小手 伸也)・・TOKYO MERの麻酔科医。病院内での信頼も厚く、気遣いが上手なことから、MER内のまとめ役を買って出る。
千住 幹夫(要 潤)・・東京消防庁即応対処部隊(レスキュー隊)隊長。人命救助に対しての強い信念があり、自らの危険を顧みずに現場に飛び込もうとする喜多見とぶつかり合う。

駒場 卓(橋本 さとし)・・危機管理対策室室長。警察・消防と連携を取って的確な指示を出し、TOKYO MERの活動を全面的にバックアップする。ハイパーレスキュー隊での指揮経験を持つ。

高輪 千晶(仲 里依紗)・・東京海浜病院の循環器外科医。比奈の直属の指導医にあたり、彼女の教育をするとともに悩み相談も引き受ける。喜多見の婚約者であったが5年前に離婚。
赤塚 梓(石田 ゆり子)・・東京都知事でTOKYO MERの発案者。危険と隣り合わせの医療を成し遂げられる唯一無二の逸材として、喜多見をチーフドクターに任命。厚生労働大臣の白金眞理子(渡辺真起子)と敵対関係にある。




あらすじと感想(ネタバレあり)

闇夜に明るく浮かぶ祭りの提灯

東京MER専用ロッカー

「皆さん、これに自分の名前書いてください。」

ロッカーにガムテープを貼って、MERメンバーに名前を書くことをすすめる喜多見(鈴木亮平)。

早いものがちだと、我先に書き込んでいくメンバーの中で、比奈(中条あやみ)だけが「私は医局のほうに荷物を置くので・・」と消極的です。

そこへ鳴り響くサイレンの音。

危機管理対策室から伝達が入ります。

「江戸川区の作業中のクレーンから鉄骨が落下する事故発生。通学中の中学生が鉄骨の下敷きになったもよう。小規模医療事案と認定。『TOKYO MER』に出動を要請する。」

すぐさま喜多見が「了解」と返答。MERメンバーはERカーに乗り込んで現場に急行します。

クレーン鉄骨落下事故

事故現場――。

クレーンからの鉄骨の落下の危険があるなか、負傷した子どもたちにトリアージをおこなっていく喜多見。

その中で、胸の痛みを訴える少年を発見した喜多見は、彼に緊急オペを施すことを決断。鉄骨が頭上で揺れ動く危険な状況下で手術がおこなわれます。

結果、無事に手術は成功。救出とほぼ同時に鉄骨が落下し、ギリギリのところで少年は一命をとりとめます。

▶▶冒頭からの緊迫感ある「TOKYO MER」の救出劇。鉄骨の落下が迫りくるという緊張感と、不安や恐怖をあおりたてる演出も相まって、思わず手に汗握ってしまいました。

負傷者の搬送の途中で、足にチアノーゼ症状が見られる少女を見つけた比奈。

トリアージタグに「クラッシュ症候群の危険性あり」とメモ書きされていたものの、彼女はそのまま病院に搬送するよう救急隊に指示します。

そこへやって来た喜多見。彼は少女を危険だと判断し、ERカーで緊急措置をとると言い出します。

そんな喜多見に比奈はこう訴えます。

「クラッシュ症候群の判断が見当違いだったらどうするんですか?ここで処置するよりも病院に運んだほうがいいと思います。」

しかしそんな比奈に構わず、喜多見はそのまま少女をERカーに運び込んでしまいます。

■気になる医療用語①『クラッシュ症候群』


災害時に手足・腹部などが長時間の圧迫を受け、細胞内にカリウム・ミオグロビンが遊離、急性腎不全や代謝性アシドーシス(酸血症)を起こす病態。がれきの中から助け出された被災者などによく発生する。

ERカー内オペ室――。

処置開始。

高カリウム血症による心停止・血圧上昇と、予断の許されない状況が続く中、点滴の在庫が枯渇。透析液も残りわずかとなってしまいます。

そんな窮地に追い込まれたMERメンバーのところへ、大量の透析液を持って音羽(賀来賢人)が登場。

思いがけぬサポートで治療は再開され、心拍はもとに戻り、血圧も上昇。少女は危険な状態から脱することになります。

危機管理対策室から結果報告――。

「軽症者3名、重傷者2名、死者は・・・ゼロです!」

▶▶1話のときと同様、非常にいいタイミングで登場してMERの窮地を救った音羽。ちなみに透析液は、現場を見た喜多見が即座に判断して、音羽に用意するよう頼み込んでいたものです。常に最悪の事態を想定する喜多見の危機管理能力の高さには、感服してしまいます。

■気になる医療用語②『高カリウム血症』


血液中のカリウム濃度が正常範囲(3.5~5.0nEq/L)を超えた状態。腎不全などで、腎臓が上手く機能していない時に起こる。胃腸・神経症状などを併発し、さらに濃度が高まると心停止を引き起こす。




比奈の悩み

東京海浜病院――。

指導医の高輪(仲里依紗)とともに食事をとる比奈。

「どうして研修医の私がMERに選ばれたのか」と比奈が高輪に尋ねると、彼女は「喜多見が比奈をMERに配属するように会議で頼み込んだの」と答えます。

思いがけぬ言葉に驚く比奈。

その後、彼女は次のように内心を吐露します。

「今回の事件で、私は判断をとるのが怖くて逃げ出しました。私は一人ひとりの患者さんと向き合いたくて医者になったんです。でも、喜多見チーフは現場で瞬時に判断してその場で手術をするといったことをして・・、それについていけないんです。正直、もう辞めたいです。」

そんな比奈に高輪はこう助言します。

「ミスしたんだったら、見返してやれば自分を。自分の弱さを認めることも大事だけど、とことんやりきってからじゃないと本当に弱くなる。自分の不甲斐なさに腹が立ってるんだったら、まだやりきってないってことだよ。」

判断ミスの責任

翌日――。

ネットのニュース欄に「研修医が医療ミス!?」という記事が載せられていて、動揺する比奈。

そんな中、高輪がやって来て「医療安全委員会が開かれることになったの」と彼女に報告、比奈は「自分のことが問題にされたのではないか」と一抹の不安を覚えます。

■気になる医療用語③『医療安全委員会』


医療事故に対する案件、重大因子について調査する病院内の委員会。安全全般に関する方針決定・審議をおこない、病院の医療安全対策の推進を図る。

医療安全委員会――。

会議では、比奈のミスはあまり問題にされず、重要な判断を研修医に任せた喜多見が責任を問われることになります。

さらに、病院側は彼に「比奈には患者を任せず、サポートドクターとしての対応させるように」と念を押します。

東京消防局――。

新たな事故が発生し、危機管理対策室から伝達が入ります。

「墨田区神社境内にて爆発事故が発生。お祭りの会場で屋台の燃料タンクが爆発・炎上したもよう。中程度医療事案と認定。『TOKYO MER』に出動を要請する。」

MERメンバーが現場へと向かう中、対策室長の駒場(橋本さとし)から次のような連絡が入ります。

「病院側から、弦巻比奈はバックアップに徹するようにと指示を受けているので、2ドクター体制を想定したオペレーションを組みます」

結果、今回の救助では比奈は後方支援にまわることになります。




神社境内爆発事故

事故現場(神社境内)――。

爆発による火傷・裂傷で倒れ込む負傷者たち。

MERメンバーによってトリアージがおこなわれる中、祭りの物見やぐらが倒壊。新たな負傷者が発生してしまいます。

それを受け、喜多見は現場のトリアージを比奈に任せてその場を離脱。支援だけに徹するはずだった比奈は、突然、重大な責務を押し付けられひどく困惑します。

責任の重みで押しつぶされそうになる中、必死に自分を奮い立たせてトリアージにあたる比奈。

それを見ていた対策室の駒場は、喜多見に指示通り2ドクター体制に戻すよう連絡を入れようとします。

しかし、赤塚(石田ゆり子)から「現場の判断を信じましょう」と言われたことで、そのまま3ドクター体制でのオペレーションに切り替えます。

トリアージの最中、一人の女性が苦しみ出し、その対応にあたる比奈。

腹部破裂の疑いがあり、エコーで出血を確認した比奈は、彼女をERカーに運ぶことを決断します。

しかし、喜多見と音羽は他の患者で手が離せなく、彼女自身でメスを執って手術しなければならない状況に――。

怖くなった比奈は「研修医だから無理です」と喜多見に助けを求めますが、「目の前の患者を見てください。あなた以外にその患者を救えるのはいませんよ」と厳しい言葉を返されてしまいます。

仕方なく覚悟を決めた彼女。不安な気持ちを落ち着かせながら、手術室へと入っていきます。

開腹手術開始――。

MERの他のメンバーが見守る中、比奈は出血を止めることに成功。しかし、なぜか血圧はそのまま低下していきます。

そこで、出血点が別にあると判断した比奈は、脾臓に電メスを入れることを決断。震える手で患者にメスを入れようとします。

そこへ、彼女の手を止める人物が――。

「よく頑張った。後は代わります。」

そういって彼女の救援にやって来た喜多見。

さらに音羽も参戦して3人のドクターとなり、的確かつ手際よく手術がおこなわれたことで、患者は命の危機から救われることになります。

危機管理対策室から結果報告――。

「軽症者25名、重傷者3名、死者は・・・ゼロです!!」




きみはヒーロー

事故の後――。

鉄骨落下事故で怪我を負って助けられた少女が、比奈のもとにお礼の色紙を持ってあらわれ、彼女はその色紙を喜多見に手渡しに行きます。

比奈は喜多見に言います。

「聞きました、喜多見チーフ。救助した患者さんのために、その後のケアまでしているんですね。他の病院に散らばった生徒さんのことまで・・

私、ただ目の前にいる患者を救ってるだけだと思ってました。でも、本当は患者さん一人ひとりとちゃんと向き合っていたんですね。」

さらに、ずっと疑問に思っていたことを彼にぶつけます。

「何で私なんですか。何で私なんかの使えない人間を、MERに入れたんですか?」

喜多見は答えます。

「比奈先生、履歴書に書いてたでしょ。医者になった理由。『人の命を守りたいから』って。だから選びました。当たり前のことなんですけど、意外と少ないと思うんですよね。ただ純粋に人の命を救いたいという医者は・・。

大事なのは、どんな状況でも目の前の命を救おうとする覚悟です。比奈先生にその覚悟があるってこと、今日現場で見せてくれました。」

さらに彼は「比奈先生がいてくれて本当によかった」と感謝の言葉を添えて、色紙を比奈に手渡します。

喜多見は言います。

「何よりも患者さんの声が医者を強くしてくれますから――。」

色紙に書かれた応援のメッセージを読んで思わず涙を流す比奈。

彼女はそれを大切な宝物にしようと心に決めるのでした。

▶▶人の命を救うこと――。医者として当然持つべき信念。しかし、実際には自ら危険をおかしてまで患者を救えなかったり、責任逃れをしたり、保身に走ったりと、そういった医者が多くいるのが現実です。「純粋な心を持っていたからこそ彼女を選んだ」、喜多見のその言葉には、彼が医者として貫き通し大切にしたい、一つの思いが内包されているように思えました。





 お疲れさまでした。

 ドラマ第2話は

 ここまでです。

いかがでしたでしょうか。

研修医として不安を覚えるなか、拙いながらも何とか手術を施した比奈。医師としての不甲斐なさを自責し続けていた彼女が大きな成長を見せる今回の内容は、前話にもまして感動的なものでした。

特に、ドラマ主題歌の「アカリ/GReeeeN」の歌詞が、物語とマッチしていたところが印象に残っていて、ラストシーンでの比奈の涙と「君は僕のヒーロー」「泣かなくていい、勇気出して」といったバックで流れる歌詞の絶妙なシンクロに、思わず鳥肌が立ちました。

緊迫感ある展開・演出と魅せるストーリーで、さらに視聴者を惹きつけるドラマ「TOKYO MER」。

まだまだ物語は序盤なので、これからの伸びにも期待ができそうですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 




ドラマ情報

『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

――TBS系 毎週日曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
主題歌:「アカリ」GReeeeN
(ZEN MUSIC / UNIVERSAL MUSIC)
脚本:黒岩 勉
企画:高橋 正尚
音楽:木村 秀彬
プロデューサー:武藤 淳、渡辺 良介(大映テレビ)、八木 亜未(大映テレビ)
演出: 松木 彩、平野 俊一

▼キャスト▼


○喜多見 幸太・・鈴木 亮平
○音羽 尚  ・・賀来 賢人
○弦巻 比奈 ・・中条 あゆみ
○徳丸 元一 ・・佐野 勇斗
○冬木 治郎 ・・小手 伸也
○ホアン・ラン・ミン・・フォンチー
○越前 夏海 ・・菜々緒
○赤塚 梓  ・・石田 ゆり子
○千住 幹生 ・・要 潤
○喜多見 涼香・・佐藤 栞里
○深沢 陽斗 ・・佐藤 寛太
○久我山 秋晴・・鶴見 辰吾
○駒場 卓  ・・橋本 さとし
○白金 眞理子・・渡辺 真起子
○高輪 千秋 ・・仲 里依沙

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