ドラマ『ラジエーションハウス2』第10話のあらすじと感想(ネタバレあり)

空に架かった七色の虹2021年

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の12月6日(月)にドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」第10話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

同名漫画が原作の放射線技師医療ドラマとして人気を博した「ラジエーションハウス」の第二期となる今作。主人公を務めるのはもちろん窪田正孝で、前作メンバーに新たなメンバーを加え、個性的な登場人物とともに様々な物語が紡ぎ出されます。

■第10話(小さな命を救え!閉鎖した肺動脈弁を開通せよ!)のあらすじ


「肺動脈閉鎖症を患った胎児を救うためにカテーテル治療を行いたい」とラジハのメンバーに協力を求める大森(和久井映見)。しかし、そんな彼女の前例のない治療方針に病院側は強く反発、大森を担当から外してしまいます。その後も、灰島院長(髙嶋政宏)に黙って合同カンファレンスを開くなど、かたくなに自身の治療方針を貫こうとする大森。実は彼女には、カテーテル治療でなく外科手術を行ったことで胎児を死なせてしまったというつらい過去があって・・。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物(キャスト)の紹介
第10話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・原作・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物(キャスト)

五十嵐唯織(窪田 正孝)・・医師免許を持ちながらも、幼少期の甘春杏との約束を守るために放射線技師として働くドラマの主人公。2年のアメリカ留学を終えて、再び甘春総合病院で勤務することに。天才的な読影技術を持ち、周囲が気づかぬような病原を画像から見つけ出すことができる。
甘春 杏(本田 翼)・・甘春総合病院・放射線科医。新院長就任後、外部の画像診断センターで働いていたが、唯織の帰国を受けて天春病院の医師として再就任。再びラジハのメンバーと一緒に働くことに。唯織とは幼馴染み。
広瀬 裕乃(広瀬 アリス)・・甘春総合病院・放射線技師。まだ新人だった2年前はチームで足を引っ張っていたが、今では一人前の立派な技師に。唯織に好意を持っている。
黒羽たまき(山口紗弥加)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。勤続通算12年の大ベテラン。一人で自由に過ごすことこそが幸せという結婚観で母親・るり子と衝突する。気が強く男勝りな性格で少しドSな一面も。チームの中の頼れる姉御的存在。
小野寺俊夫(遠藤 憲一)・・甘春総合病院・放射線技師長。マイペースで適当な性格に見えるが、実は仕事熱心で部下思い。酒とギャンブルをこよなく愛す。
軒下 吾郎(浜野 謙太)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。頭の中は「女性にいかにモテるか」でいっぱいで、彼女欲しさにマッチングアプリを愛用。チーム内ではイジられキャラだが、MRIの画像診断の技術は超一流。トレードマークは黒縁メガネ。
威能 圭(丸山 智己)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。Ai(死亡時画像診断)のスペシャリスト。人の心をつかむのが上手く、患者受けが良い。いつも自分の前髪を気にしている。
悠木 倫(矢野 聖人)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。ドライな性格で愛想を振りまくのが苦手。勉強熱心で、自身の技術を高めることに生きがいを感じている。

田中 福男(八嶋 智人)・・甘春総合病院・放射線技師。今作から登場するラジハの新メンバー。軒下とキャラがかぶり、いつも喧嘩ばかりしている。名前は福男だが、その人生は不幸の連続。3回のリストラと離婚を経て現在の技師に至る。

辻村駿太郎(鈴木 伸之)・・天春総合病院・整形外科医。父親が大学病院教授のいわゆるお坊ちゃま。杏のことが好きで、唯織をライバル視している。第6話の一件を受け、医師としての経験を積むために救急科への転科を決意する。
大森 渚(和久井映見)・・甘春総合病院・前院長。性格が温和で母性的な存在。ある患者の治療のために、単身渡米して心臓カテーテル技術を学ぶ。
鏑木 安富(浅野 和之)・・甘春総合病院・副院長。診療部長兼放射線科長。院長の座を狙って、かつては点数稼ぎばかりしていたが、ラジハメンバーに影響されて心を入れ替える。
灰島 将人(髙嶋 政宏)・・甘春総合病院・新院長。院長就任後、病院の合理化を徹底的に推し進め、院内の非生産的なものを全て排除してしまう。患者や医師の気持ちよりも経営・ビジネス面に主眼を置く合理主義者。




あらすじと感想

空に架かった七色の虹

前例のない手術

「ここに一本の虹がある。雨上がりや水まきの際に見られる、七色の光の束だ。なぜ虹は、ある日突然現れるのだろうか?」

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ラジエーションハウス――。

肺動脈弁が閉鎖した胎児の画像をラジハメンバーに見せる大森(和久井映見)。

「このままでは赤ちゃんは生後数日しか生きられない」と言って、次のように続けます。

「皆さんの力を借りる時が来ました。赤ちゃんは純型肺動脈閉鎖症。肺動脈弁を開く治療を行う必要があります。母親は池田しずくさん39歳。カテーテルでの治療を希望しています。そのためには、赤ちゃんの心臓を正確に把握できる画像が必要です。」

■純型肺動脈閉鎖症(じゅんけいはいどうみゃくへいさしょう)


心室中隔(心臓の中の仕切り)の異常を伴わずに右心室の肺動脈弁が閉鎖している、比較的稀な先天性心疾患のこと。

そこへ現れた鏑木(浅野和之)。「本当に心臓カテーテル治療が最善の治療なんでしょうか?」と言って、大森に異議を唱えます。

「新生児の小さな心臓にカテーテルを通すのは、針穴に糸を通すようなものだ。少しでも手もとが狂えば、最悪の場合赤ちゃんは死に至ります。患者の状況を考えれば、直接治療できる外科的アプローチを選択すべきです。」

それに対し「赤ちゃんの心臓にメスを入れるほうがリスクを伴う」と反論する大森。

しかし鏑木は自身の主張を変えることなく、彼女にこう返します。

「あなたには、この患者の担当から外れてもらうことになりました。灰島院長のご意向です。前例がないカテーテル治療を灰島院長が反対なさるのも当然です。あなたも一介の医師なら、病院の方針に従ってください。」

そんな病院側の決定に、どうしても納得がいかない大森。

「私はこのままあきらめるわけにはいかないんです」と言って、ラジハを出ていってしまいます。

大森の過去

羊水過多が見られたことから、しずく(伊藤歩)に再検査が行われ、映された画像から胎児が食道閉鎖症を起こしていることが判明。

大森はラジハのメンバーに「赤ちゃんのためには、心臓だけでなく食道も開通させる手術を行わなければならない」と説明します。

「明日の朝、赤ちゃんの治療方針を決める合同カンファレンスを開きます。放射線科の皆さんも参加してください。しずくさんはカテーテルでの治療を望んでいます。患者の望みに応えるのが医師の仕事です。皆さんの力を貸してください。お願いします。」

会議室――。

灰島院長(髙嶋政宏)に黙って合同カンファレンスを開き、集まった医師たちに治療方針の説明を始める大森。

そこへ灰島院長が息巻きながら乗り込んできて、彼女に向けてこう言い放ちます。

「この患者の担当から大森先生には外れてもらったはずですが、これはいったいどういうことなんでしょうか?

あなたがこんな勝手な行動をとるのは、先生がこの患者に対して特別な感情を抱いているからですよね。先生は5年前、働いていた聖鈴ハートセンターで池田しずくさんの御産に関わりを持たれてましたよね。その子もまた、この胎児と同じ純型肺動脈閉鎖症を患っていた。

母親はカテーテル治療を望んでいたが、当時のあなたにはカテーテル治療の経験がなく、その要望をやむなく断った。そして外科手術が実施。手術は無事成功したが、術後に合併症が起きたことで、胎児は亡くなってしまった。

あなたはその無念を今、晴らしたいだけなんじゃないですか?この症例に対する小児カテーテル治療の前例は当院にはありません。前例のない治療法は許可するわけにはいきません。

医師ならば、個人的な感情に惑わされずに、正しい判断をしてほしいものです。」




しずくの不安

しずくが破水を起こしたことで、すぐさま帝王切開の手術が開始。

生まれた赤ちゃんを前にして、医師は彼女に「これから心臓の外科手術を行います」と治療方針を伝えます。その言葉に「本当に手術しかないんでしょうか?」と、赤ちゃんの身体への負担を心配するしずく。

そんな彼女を安心させようと「赤ちゃんの生命力を信じましょう」と医師は声をかけますが、逆にそれがしずくを大きく動揺させ、彼女は涙を浮かべてこう訴えます。

「5年前も全く同じことを言いました。大森先生、今度こそ助けてくれるって信じてたのに、どうして・・。」

しずくに対して、何も言うことができない大森。

いたたまれない気持ちになって静かに病室を去っていきます。

治療と検査

数時間後――。

赤ちゃんの容態が急変。今すぐ手術が必要な状況になりますが、外科手術を施すには身体への負担が大きすぎるということで、大森が「それならばカテーテル手術を行わせてください」と願い出ます。しかし、鏑木は「心臓CT画像や詳しい検査なしにそれはできない」と反対。

そこへ駆けつけた唯織(窪田正孝)が、鏑木にこう言います。

「待ってください。それなら心臓カテーテル治療です。心臓の状況を把握しなくても、カテーテル治療はできます。治療と検査を同時に行うんです。大森先生が正確に治療できるように、ぼくら技師が同時にエコーで赤ちゃんの心臓の中を映し出します。リアルタイムでカテーテル治療を行えば、成功率は格段に上がるはずです。」

そんな中、「だめです、認めません」と割って入って来た灰島院長。

「何度も言うように、前例のない治療は認めるわけにはいかないんです。今すぐ、外科手術の準備を始めてください。よろしいですよね、鏑木先生?」

そう言って灰島に同意を求められた鏑木は、拳を握りしめ、意を決したようにこう答えます。

「わかりました、灰島院長。赤ちゃんには・・心臓カテーテル治療を行ってもらいます。」

予想外の言葉に「病院の方針に逆らうつもりですか?」と語気を強める灰島。

鏑木は言います。

「いえ、従っています。エコーと併用すれば、成功率とスピートは格段に高まります。最も成功率の高い方法をとるのが、この病院の方針のはずです。それに、正しい判断を下し治療方針を導くのが私、放射線科医の仕事です。」

レインボーベビー

手術室――。

大森が執刀医となり、胎児のカテーテル手術が開始。

エコー撮影を同時に行いながら、的確かつスピーディーに治療を進めていき、ついに目的の肺動脈弁に到達します。唯織のエコー画像を確認して、慎重にカテーテルを操作する大森。結果、見事にカテーテルが弁を通過、閉鎖した肺動脈弁を開通させることに成功します。

手術後――。

容態の安定した赤ちゃんを見ながら、「心臓は元気に動いてるみたいだから安心して」としずくに声をかける大森。

その言葉にしずくは、複雑な表情でこう返します。

「ごめんなさい。この子が助かったのは本当にうれしいんです。でも、亡くなったあの子のことを考えると、素直に喜んでいいのか分からなくて。私たちには幸せな未来があって、あの子だけ、まるで始めからなかったみたいになるのが、申し訳なくて、つらくて・・。」

失意に沈むしずく。そんな彼女のもとへ唯織が近づき、「良かったらこれ、保育器に貼りませんか?」と言って一枚の虹の描かれた紙を差し出します。

「アメリカでは、早くに亡くなった赤ちゃんの後に生まれた赤ちゃんのことをレインボーベビーと呼ぶんです。悲しみの中にいる夫婦のもとに来てくれた赤ちゃんは、雨上がりの虹のように希望を与えてくれる、そんな意味が込められています。

しずくさんには一人目の赤ちゃんがいて、今、目の前に二人目の赤ちゃんがいる。この事実だけは何があったって、消えることはありません。」

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「ここに一本の虹がある。なぜ虹は突然現れるのだろうか?それは、同じ気持ちを持つ誰かに希望を届けるためなのかも知れない。」





 お疲れさまでした。

 ドラマ第10話は

 ここまでです

前例のない小児カテーテル手術を見事成功させ、新たな前例を作り上げることに成功した大森。

物語で唯織が語ったように、どんな治療も始めは前例などないもので、医療は、患者を助けたいという思いとともに、新たな前例を生み出しながら日々進歩してきました。

そう考えるとやはり灰島院長のとった、失敗すれば病院の汚点になると考え、危険をおかさずリスクを最小限にしようとする保身的行動は、医療のあり方として正しくないのかも知れません。

また、かつて胎児の命を救うことができず悔しい思いをした同じ手で、大切な命を救うことができた大森が最後に見せた、喜びと充足感ある表情がとても印象的でした。

生まれてきた新しい希望とともに、夫婦二人が前を向いて歩き出せるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ドラマ情報

『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』

――関西テレビ 毎週月曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/
原作:『ラジエーションハウス』

【Amazon.co.jp】ラジエーションハウス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ GJ/集英社)
脚本:大北はるか
音楽:服部隆之
主題歌:『Remember Me/MAN WITH A MISSION』
(ソニー・ミュージックレコーズ)
▶公式MV:https://youtu.be/bCt-jPWd4QE
企画:中野利幸
プロデュース:草ヶ谷大輔
演出:鈴木雅之、相沢秀幸、水戸祐介

▼キャスト▼


五十嵐唯織 ・・窪田 正孝
甘春 杏  ・・本田 翼
広瀬 裕乃 ・・広瀬アリス
軒下 吾郎 ・・浜野 謙太
威能 圭  ・・丸山 智己
悠木 倫  ・・矢野 聖人
黒羽たまき ・・山口紗弥加
小野寺俊夫 ・・遠藤 憲一
辻村駿太郎 ・・鈴木 伸之
田中 福男 ・・八嶋 智人
灰島 将人 ・・髙嶋 政宏
鏑木 安富 ・・浅野 和之
大森 渚  ・・和久井映見

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