ドラマ『ラジエーションハウス2』第2話のあらすじと感想(ネタバレあり)

陸上競技場のトラック2021秋ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の10月11日(月)にドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」第2話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

同名漫画が原作の放射線技師医療ドラマとして人気を博した「ラジエーションハウス」の第二期となる今作。主人公を務めるのはもちろん窪田正孝で、前作メンバーに新たなメンバーを加え、個性的な登場人物とともに様々な物語が紡ぎ出されます。

■第2話(陸上界の天才少年の未来を救え!)のあらすじ


陸上の競技試合中に、てんかん発作を起こし病院に運ばれた少年・走太(長野蒼大)。検査の結果、原因部位が脳の運動野にあることが分かり、手術でそこを取り除けばてんかんは収まりますが、歩けなくなるという可能性が出てきます。オリンピックを期待された走太の夢を守るために、手術することを拒む両親と、彼の本心を聞いて、どう治療するか自身に決めさせるべきだと反発する唯織(窪田正孝)。果たしてラジハメンバーは、少年の未来を救うことができるのでしょうか。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第2話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物(キャスト)

五十嵐唯織(窪田 正孝)・・医師免許を持ちながらも、幼少期の甘春杏との約束を守るために放射線技師として働くドラマの主人公。2年のアメリカ留学を終えて、再び甘春総合病院で勤務することに。天才的な読影技術を持ち、周囲が気づかぬような病原を画像から見つけ出すことができる。
甘春 杏(本田 翼)・・甘春総合病院・放射線科医。新院長就任後、外部の画像診断センターで働いていたが、唯織の帰国を受けて天春病院の医者として再就任。再びラジハのメンバーと一緒に働くことに。唯織とは幼馴染み。
広瀬 裕乃(広瀬 アリス)・・甘春総合病院・放射線技師。まだ新人だった2年前はチームで足を引っ張っていたが、今では一人前の立派な技師に。唯織に好意を持っている。
黒羽たまき(山口紗弥加)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。気が強く男勝りな性格で少しドSな一面も。チームの中の頼れる姉御的存在。
小野寺俊夫(遠藤 憲一)・・甘春総合病院・放射線技師長。マイペースで適当な性格に見えるが、実は仕事熱心で部下思い。酒とギャンブルをこよなく愛す。
軒下 吾郎(浜野 謙太)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。頭の中は「女性にいかにモテるか」でいっぱいで、彼女欲しさにマッチングアプリを愛用。チーム内ではイジられキャラだが、MRIの画像診断の技術は超一流。
威能 圭(丸山 智己)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。Ai(死亡時画像診断)のスペシャリスト。人の心をつかむのが上手く、患者受けが良い。いつも自分の前髪を気にしている。
悠木 倫(矢野 聖人)・・甘春総合病院・中堅放射線技師。ガラクタいじりが好きなパーツオタク。医療機器に関する知識に秀でいていて、彼の右に出るものはいない。
田中 福男(八嶋 智人)・・甘春総合病院・放射線技師。今作から登場するラジハの新メンバー。キャラのかぶる軒下のことをライバル視している。

辻村駿太郎(鈴木 伸之)・・天春総合病院・整形外科医。父親が大学病院教授のいわゆるお坊ちゃま。杏のことが好きで、唯織をライバル視している。
大森 渚(和久井映見)・・甘春総合病院・前院長。性格が温和で母性的な存在。唯織やラジハメンバーの良き理解者でもある。
鏑木 安富(浅野 和之)・・甘春総合病院・副院長。診療部長兼放射線科長。院長の座を狙って、かつては点数稼ぎばかりしていたが、ラジハメンバーに影響されて心を入れ替える。
灰島 将人(髙嶋 政宏)・・甘春総合病院・新院長。院長就任後、病院の合理化を徹底的に推し進め、院内の非生産的なものを全て排除してしまう。患者や医師の気持ちよりも経営・ビジネス的な面に主眼を置く合理主義者。




あらすじと感想

陸上競技場のトラック

イントロダクション

「ここに一本の川がある。向こうの岸とこちらの岸を真っ二つに隔て、区別する川だ。人と人の間には見えない川が流れている。」

森の台公園 陸上競技場――。

第35回全国小学校陸上競技大会の会場で、両親と妹に見守られながら、少年・走太(長野蒼大)はトラックのスタートラインに立ちます。

競技開始のピストルが鳴り、全力で走り抜け、見事1位でゴール。

喜んだ両親が「次は決勝だな」と近くに駆け寄ると、走太は突然その場に倒れこみ、全身にけいれんを起こしはじめます――。

奪われた金メダル

天春病院 ラジエーションハウス――。

マッチングアプリで知り合った20歳の女性とデートしてふられたと、仲間に話す軒下(浜野謙太)。「俺のこと、人としては好きだけど、男としては好きじゃないだってさー」とぼやき続けます。

そこへ現れた医師の辻村(鈴木伸之)。

「気持ちは分かりますよ」と彼に声をかけ、こんなことを口にします。

「同僚として好きと、男として好きなのとでは、その間にアマゾン川のような大きな川が流れているんです。どうすれば向こう岸に渡すことができるのか・・。」

天春病院 救急搬送口――。

てんかん発作を起こして病院に緊急搬送された走太。

すぐに検査が行なわれ、検査室で彼は、担当にあたった唯織(窪田正孝)と裕乃(広瀬アリス)に向けてこう話します。

「僕、また倒れちゃったんだ。金メダルとれなかったか・・。」

検査後、両親に迎えられ脳外科へと移動する走太。

その途中、妹の花恋(白鳥玉季)が何を思ったのか、自身の金メダルをゴミ箱に捨ててしまいます。

手術とリスク

ラジエーションハウス――。

検査結果を見ながら、走太の今後の治療方針をメンバーに伝える杏(本田翼)。

「今回の一件で、脳に異常は見られませんでしたが、既存の薬物治療の効果が出ておらず、難治性てんかんである場合は外科手術も必要になってきます。ただ、子どもの脳にメスを入れれば、様々なリスクが伴ってきます。」

それを聞いた唯織が、彼女にこう提案します。

「再発なら、原因部位を特定するための新しい検査(SPECT検査・ファンクショナルMRI)をしてみてはどうでしょうか?」

■SPECT(スペクト)検査


「Single Photon Emission Computed Tomography」の略。微量の放射線を出す検査薬を患者に投与し、薬の受容した部位を検知。その量の違いを色分けして画像化することにより、MRIやCTでは調べられないような異常部位や血流障害を検出することができる。

ファンクショナルMRI(fMRI)


磁気共鳴機能画像法(Functional magnetic resonance imaging)。知覚や動作によって脳のどの部分が活動するか、リアルタイムに映像化することができるMRI技術。

裕乃とあかね

天春病院 急患出入り口――。

庭の手入れの作業中に木から転落し頭を打ったとして、病院に運ばれてきた柳田哲平(きたろう)。

「痛い痛い」と大声をあげながら、近くに駆け寄った裕乃(広瀬アリス)の腕をつかみ「あかね助けて」と懇願しはじめます。

誰と勘違いしているの?と困惑しながら、検査室に彼を連れて行く裕乃。

そこで柳田から、あかねと称される人物の写真を渡され、手にとった彼女はそれを見て目を見張ります。

なんと、映っていたのは『チンパンジー』で・・。

選ぶべき正解

両親の承諾がとれ、走太の精密検査が開始。

SPECT検査、ファンクショナルMRIが続けて行なわれ、検査後に2つの画像を確認した杏は、ラジハのメンバーに結果を伝えます。

「原因部位は左足運動野の広範囲に及んでいます。ここを手術で取り除けば、てんかんの症状は収まります。でも同様に走太くんは、左足の機能を失ってしまうかも知れません。」

検査結果を受け、「走太に手術は絶対に受けさせられない」と父親(眞島秀和)は拒絶。

結局、手術は見送られることになります。

大森の部屋――。

デトックス効果のあるという泥の入ったお茶(ANGEL GRAY)をすすめてくる大森(和久井映見)。一口飲んで不味さのあまり咳き込んだ唯織にこう言います。

「何が美味しいと思うかは、人それぞれ違うでしょ。何が正解か人それぞれ違うようにね。」

▶▶息子のオリンピックの夢を叶えることこそが幸せにつながると考えて、病気のことを告げず、断固として手術を拒否する父親。そのことに唯織は納得がいかないようでした。人によって何を考えるかは違います。走太くんのために医師としてできる正解の行動とは何なのか、その難題に彼はひどく頭を悩ませることになります。




グリマス

再度てんかんの発作を起こし、病院に搬送された走太。

短期間に繰り返す彼の容態を見て、唯織は「本人に治療の選択肢を与えてやるべきではないでしょうか」と杏に進言します。

しかし、彼女は強く反発を示します。

「父親が手術を望まない以上、それは無理です。子どもの人生を背負えるのは親だけなんです。」

柳田哲平の病室――。

柳田の左足の腫れが気になった唯織が、彼に超音波検査を受けさせ、結果、DVT(深部静脈血栓症)であることが判明。「命に関わるところだった」と小野寺(遠藤憲一)から伝え聞いた裕乃は、柳田に謝るために病室を訪れます。

■DVT(深部静脈血栓症)


「Deep Venous Thrombosis」の略。足から心臓に血流を戻す静脈に血の塊ができて詰まってしまう病気。主な症状は足全体・ふくらはぎの痛みと腫れ。放置して肺塞栓症が併発した場合、命を落とすこともある。

「一つのことに悩みだすと、とことん悩んでしまって・・。上手く感情のコントロールができないんです。」

頭を下げる裕乃に、柳田は言います。

「あかねもよくそうやって、パフォーマンスが上手くできない時に落ち込んでたな。『グリマス』って知ってるか?チンパンジーが時折り見せる表情のことでな。一見笑っているように見えても、本当は怖がっているんだ。

最初に君を見た時、私を怖がっているはずなのに笑顔を向けてきた。そのぎこちない笑顔が、最初に会った時のあかねとそっくりでな。あかねの笑った顔を見るたびに思ったもんだ。『きっと人も同じ。見えてる顔と心の中は違う。なのに人の気持ちを全部理解しようとするなんておこがましい』って。」

▶▶人の気持ちほど分からないものはありません。いくら相手の気持ちを理解しようと努めても、実際に相手になってみないことには全てを理解することはできません。だからこそ、人と人との間には隔たりやすれ違いが生じてくるのでしょう。相手のことをなんでも分かっているように振る舞わないこと、全て理解しきれない自分の非力さを認め、相手の気持ちに少しでも寄り添えるよう、心から向き合うこと、それが大切なんだと思います。

■グリマス(grimace)


歯をむき出して見せるチンパンジーの表情。グリマスは「しかめっ面」という意味で、自分より強いチンパンジーに敵意がないことと服従を示している。

走太のために

ラジエーションハウス――。

「走太くんに手術のことをきちんと伝えて、自分で決めさせるべきです」とラジハのメンバーに訴え続ける唯織。

その話を聞いて、裕乃が言葉をはさみます。

「グリマスなんです。走太くんの気持ち、ご両親が一番理解していると思ってました。でも、見えてる顔と心の中は違うというか・・、ずっとてんかんで苦しんできた走太くんの気持ちは、親がどんなに想像しても分からないと思うんです。だから、私は走太くんに聞いてみたいんです。今、彼自身、何を思っているのか。」

その後――。

父親のもとに行き、「走太くんの今後のこと、もう一度話し合いませんか?」とお願いする裕乃。

「走太くんの気持ちを考えないで、大人たちだけで勝手に決めるべきではないと思うんです」と主張する彼女に、父親はこう返します。

「あの子の望みは、陸上の世界で勝つことなんです。あの子にとって何がベストかは、親の私が一番理解しています。」

それを聞いて、杏が思わず発言します。

「親でも分からないことはあると思います。体が違えば心も違います。子どもにしか分からないことも、きっとあるんだと思います。」

走太の本心

その後、「大変です。走太くんが――」と看護師に呼び止められ、すぐに病室へと向かう両親と杏たち。

てんかんの発作が収まって落ち着いた走太に、両親は、手術をすればてんかんが治るかも知れないこと、そしてそれと同時に歩けなくなるかも知れないことを伝えます。

そこへ、唯織が突然病室に入ってきて、両親にこんなことを話します。

「走太くんが、どうしてこんなに頑張れたのか、やっと理由が分かりました。」

そういって机の上に雑誌を開き、走太のインタビュー記事を示します。

記事には、座右の銘としてこう書かれていました。

『努力は絶対に裏切らない。』

唯織は言います。

「てんかんは、発作が起きるたびに呼吸が止まって、目の前が真っ暗になって、もう二度と目を覚ますことがないんじゃないかと死の恐怖を味わいます。

それだけじゃありません。発作が起きていない間も、次また起きたらどうしよう・・、そう考えれば考えるほど怖くなります。きっと試合中も、スタート地点に立ったときも、走ってるときだってずっとずっと怖かったんじゃないかな。

走太くん、その怖さはね、君にしか分からない。だからどうしたいのか、走太くんが自分で決めていいと思う。」

それを聞き、走太は自分の本心を静かに打ち明けます。

「僕は・・、てんかんを治したい。てんかんだけは、どんなに僕が努力してもどうにもならない。僕にはどうすることもできない。ごめんね、お父さん・・。だって、お父さんの夢、叶えてあげられないから――。」

あなたのおかげで

走太の精密MRI画像を陰でこっそり作成していたラジハメンバー。

原因部位を克明に映したその画像のおかげで、左足のダメージを最小限にして手術できる可能性が出てきて、彼の未来に大きな希望が生まれます。

その後、父親から「家族と向き合うきっかけをくれてありがとう」と感謝の言葉をもらった裕乃。

そのままラジハに入ると唯織が机に向かっていたので、「柳田さんのDVTに気付いてくださってありがとうございました」とお礼を言います。

「私、全然だめですよね。技師になって何年もなるのに・・」

そうやって自分を責める彼女に、唯織は言います。

「僕も同じですよ。技師になって何年も経つのに、走太くんのお父さんを怒らせることしかできませんでした。走太くんの本当の気持ちを引き出せたのは、彼のことをとことん考えて、彼と同じように悩もうとした広瀬さんがいたからです。僕の隣に広瀬さんがいてくれて、本当によかった。ありがとうございます。」

エンディング

「ここに一本の川がある。向こうの岸とこちらの岸を真っ二つに隔て、区別する川だ。人と人の間には見えない川が流れている。だが、やがて人は作り出す。2つをつなぐ大きな架け橋を。」





 お疲れさまでした。

 ドラマ第2話は

 ここまでです

未来ある子どものために、医師として何ができるかを描いた今回の物語。

特に「人が本心とは全く異なる表情を見せる」というグリマスのくだりが印象的でした。人の気持ちを理解することはとても難しく、そこには大きな隔たりがあります。私たちができることは、相手の気持ちに少しでも寄り添って、両者を隔てる川に橋を架け続けることだけなのでしょう。

ちなみに、杏に執拗にアプローチしていた辻村がとうとうラストに告白しましたが、それを知った唯織は、今後どういう行動をとることになるのでしょうか。また、そんな彼に密かに想いを寄せる裕乃の動向も気になるところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ドラマ情報

『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』

――関西テレビ 毎週月曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/
原作:『ラジエーションハウス』

【Amazon.co.jp】ラジエーションハウス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ GJ/集英社)
脚本:大北はるか
音楽:服部隆之
主題歌:『Remember Me/MAN WITH A MISSION』
(ソニー・ミュージックレコーズ)
▶公式MV:https://youtu.be/bCt-jPWd4QE
企画:中野利幸
プロデュース:草ヶ谷大輔
演出:鈴木雅之、相沢秀幸、水戸祐介

▼キャスト▼


五十嵐唯織 ・・窪田 正孝
甘春 杏  ・・本田 翼
広瀬 裕乃 ・・広瀬アリス
軒下 吾郎 ・・浜野 謙太
威能 圭  ・・丸山 智己
悠木 倫  ・・矢野 聖人
黒羽たまき ・・山口紗弥加
小野寺俊夫 ・・遠藤 憲一
辻村駿太郎 ・・鈴木 伸之
田中 福男 ・・八嶋 智人
灰島 将人 ・・髙嶋 政宏
鏑木 安富 ・・浅野 和之
大森 渚  ・・和久井映見

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