ドラマ『彼女はキレイだった(かのキレ)』最終回のあらすじと感想(ネタバレあり)

目指すべきゴール地点2021夏ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の9月14日(火)にドラマ「彼女はキレイだった」最終話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

舞台やラジオで活躍する女優・小芝風花が、人気アイドル「SexyZone」の中島健人と共演する、話題の恋愛ドラマ「彼女はキレイだった(通称:かのきれ)」。

■最終話のあらすじ


新副社長に文太(本多力)が就任し、楠瀬凛の正体が樋口(赤楚衛二)だと分かった前話。楠瀬凛がインタビュー記事をMOSTに載せたことで、雑誌の売上が上向き、MOSTの存続が決定します。正体をばらしてMOSTを去った樋口、編集部から総務部に戻った愛(小芝風花)、自分の店を開くために大学院で勉強する決意をする梨沙(佐久間由衣)。そんな中、宗介(中島健人)が本国から「ニューヨークに戻ってこい」とオファーを受けて・・。それぞれが新たな道を歩み出した物語は、どんなゴールを向かえるのでしょうか。初恋ドラマ感動のフィナーレです。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
最終話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・主題歌・スタッフなど)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、セリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物

佐藤 愛(小芝 風花)・・小学生の頃はシンデレラと評されるくらいの美少女だったが、今はさえない容姿で、そんな自分にコンプレックスを抱く。バイト先をクビになり、あらたに働くことになった文講出版で初恋相手の宗介と再会。彼の思い出の中の『佐藤愛』を壊さないようにと、必死に正体を隠そうとするが、物語の後半に全てを宗介に明かす。
長谷部 宗介(中島 健人)・・文講出版MOST編集部の副編集長。性格はクールで合理的。小学生の頃はぽっちゃりな体型だったが、大人になってスマートなイケメン男性に変貌。同じ部署にいる佐藤愛を、子どもの頃の思い出の女の子だと気づかずにいたが、最終的には愛の正体を知り、彼女と恋人関係になる。
桐山 梨沙(佐久間 由衣)・・美人レストランマネージャー。愛とは小学校の頃からの親友で、彼女と同じ家に同居。愛に頼まれて長谷部の前で彼女の代役を演ずるが、彼のことを本当に好きになってしまい、代わり身を利用して何度も会う。その後、自分の嘘を宗介に告白。失恋後は、お店を出すために大学院を目指す。
樋口 拓也(赤楚 衛二)・・文講出版MOSTの編集部員。愛の先輩にあたり、総務部から移動してきた彼女のことを『ジャクソン』と呼んでかわいがる。物語の終盤、MOST廃刊の危機を救うために、自分の正体が覆面作家の『楠瀬凛』であることを告白する。

あらすじと感想

目指すべきゴール地点

樋口と楠瀬凛

宗介(中島健人)の前で「自分は楠瀬凛だ」と正体を明かした樋口(赤楚衛二)。「印刷所の輪転機を止めたのも自分で、インタビュー記事も書いてきた」と言ってUSBメモリを差し出します。

そんな彼に宗介は言います。

「どうしてこんなことを・・。今までずっと覆面作家として素性を隠してきたんだろ?記事になったら君はどうなる?」

「ぬるいこと言わないでください。」

樋口は続けます。

「どうせいつかはバレる。だったら最初に出るのはMOSTがいい。MOSTを守ってください。」

その後、樋口のインタビュー記事を自室で読む宗介。

彼の電話に「君の人生をMOSTの犠牲にはできない」と伝言メッセージを残し、記事ファイルを消去してしまいます。

一週間後――。

MOSTに出社し、出来上がったMOST雑誌に目を通す宗介。

するとそこに、消したはずの楠瀬凛の記事が載っていて、慌てて印刷所に電話で確認をとります。

印刷所職員の話によると、どうやら樋口が直接記事を持ち込み頼んだようで・・。

樋口の過去

MOST編集部――。

楠瀬凛が樋口だったと分かり驚く部員たち。

そんな中、愛(小芝風花)は雑誌に書かれていた楠瀬凛(樋口)のインタビュー記事を読みます。

「僕は施設で育ちました。高校生で小説家デビューした時、出版社は僕のことを天涯孤独の人間として売り出しました。そのイメージに縛られて、いつしか僕は身動きがとれなくなりました、このままではダメになると思い、その後、素性をふせて再デビューして、ようやく自由に書けるようになりました。

少し前まで僕は、自分が一番大事でした。でも、生きていくうちに大切なものが増えて、本当の自分をさらけ出すことで、次のステージに向かえる気がしています。僕の小説に共通するテーマは『人生を楽しむ』。そのメッセージをこれからも伝え続けていこうと思います。」

数日後――。

楠瀬凛のインタビュー記事の効果もあって、MOSTの売上がルナを上回り、編集部の存続が決定。そのことを新副社長の文太(本多力)から聞いた部員たちは大喜びします。

そんな中、愛の編集部での雇用期間が終了。

総務部に戻ることになった彼女を、仲間たちは祝福して送り出します。




梨沙の決意

梨沙の家――。

愛が家に帰ってくると、梨沙(佐久間由衣)が「引っ越しの資金と学費のために」と言って、フリマサイトに出す写真を撮っていました。

梨沙は言います。

「愛、私決めた。大学院受ける。分かったんだ。私、何だかんだ言っても、レストランのマネージャーの仕事好きだったんだって。だからね、もっとちゃんと経営のこと勉強して、いつか自分のお店を開きたい。」

その言葉に「すごい!」と声をあげる愛。

「梨沙、その夢、絶対に叶えて」と彼女の決意を後押しします。

ちかげ先生の誘い

文講出版総務部――。

愛が元の部署に戻って仕事をしていると、一通のメールをが届きます。

差出人は夏川ちかげで、絵本の仕事を再開したことと、自宅にアトリエを開いたことが書かれていました。

それを読んだ愛は、再度彼女の家を訪問しようと決めます。

夏川ちかげのアトリエ――。

愛がアトリエに着くと、夏川(日髙のり子)は心よく出迎えてくれ、お互いの仕事の話を交わす中、彼女がこんな提案をしてきます。

「ここで一緒に働いてみない?絵本作家になるのが夢だって言ってたでしょ。ちょうど人手も欲しいし、ここでアシスタントしながら色々覚えていくのもありなんじゃないかなって思って。」

「ありがとうございます。でも、私につとまるかどうか・・。」

迷った顔を見せる愛に、夏川は続けます。

「返事はすぐじゃなくていいから。考えてみて。」

3つの言葉

総務部での仕事が終わりその帰り道――。

街中で樋口の後ろ姿を見かけた愛。すると後ろから樋口に声をかけられ、驚いた愛は彼にこう言います。

「どうして黙っていなくなっちゃったんですか!ひどいです。みんなの前から消えちゃうなんて・・。」

「ごめんな・・」

謝りながら樋口は続けます。

「楽しかったよ。ジャクソンに会えて良かった。

そうだ・・、ジャクソンに言っておきたいこと、3つあった。

1つ目、俺は佐藤愛が大好きだ。友だちとして、一人の人間として大好き。

2つ目、納豆を混ぜるときくらいは、俺のこと思い出してね。

3つ目、人生を楽しめ。

じゃあな、元気でな。」

そう別れの言葉を告げて、樋口はその場を去っていきます。

ぶつかる二人

新副社長の文太から、「本国から呼び戻しを受けた副編集長が、アメリカに行くことを決めたらしいよ」と聞かされた愛。

すぐさま宗介の家に向かい、「どうして黙ってたの?」と問い詰めます。

宗介は答えます。

「今回の件はすごくありがたいオファーで、クリエイティブディレクターとしていちからやり直すいい機会をもらったと思ってる。でも、愛とのこと、どうすればいいか悩んでた。本音を言えば、一緒にアメリカに来て欲しい。でもこっちの都合で愛を振り回すのってどうなんだろうって・・。」

「私の気持ち、何も聞かないで勝手に決めつけないで。」

愛が無理してついてくるだろうという前提で話す宗介に、苛立つ愛。

「こんな大事な話、一番最初にしてほしかった。」

その後も二人の言葉の衝突は続き、会話はさらに加熱。

興奮して冷静さを失った愛が、「もう帰る」と言って宗介の部屋を出ていってしまいます。




ゴールどこかな?

夏川ちかげのアトリエ――。

夏川に、宗介から「アメリカに一緒に来て欲しい」と言われたことを打ち明け、「だから、お誘いには応えられません・・」と謝る愛。

机の上に「ゴールどこかな?」の絵本があったので手に取り、こんなことを口にします。

「この絵本、大人になってからも何度も読み返しました。私の居場所ってどこなんだろうって。いつになったらゴールのお花畑にたどり着けるんだろうって・・。」

そんな愛に夏川は語りかけます。

「お花畑にたどり着かなくても、この動物たちはみんな、自分のやりたいことやって楽しそうでしょう。自分自身が好きだなぁ、楽しいなぁって思える場所が、その人のゴールでその人の居場所。私はそう思うけどね。」

▶▶誰もが理想を感じるようなお花畑だけがゴールではありません。それぞれが楽しんで居られる場所もまたゴールです。大切なのは、自分にとって一番幸せを感じられる場所はどこか。人生を楽しめと言った樋口や、新たな夢に向かって励む梨沙を見て焦りを感じ出した愛。彼女は、向かうべき本当のゴールを見い出すことができるのでしょうか。

キレイになりたくて

宗介の家に突然押しかけ、お互いの指に指輪をはめて「結婚しよう」と告白する愛。

思いがけぬことに動揺する宗介に、彼女は自分の本音をぶつけます。

「結婚するのは宗介しかいないと思ってた。でも、やっぱり私、ちかげ先生のところで働きたい。私にどこまでできるか分からないけど、本当に大丈夫かなって不安だけど、絵本が好きって気持ち、大事にしたい。自分からやりたいって思えることに初めて出会えたの。だから・・、アメリカには行けない。

――キレイになりたいって思ったの。人ってやりたいことをしてる時、すごくキレイに見える。私もそうなりたい。宗介にもキレイな私を見て欲しい。」

▶▶自分の夢を叶えるために必死に勉強に打ち込む梨沙の姿がとても『キレイ』に見えて仕方なかった愛は、自分も『キレイ』になりたいと宗介に決意表明をすることになります。ドラマタイトルの『キレイ』は、単なる外見上の美しさだけでなく、人生に対してやりがいを感じ、活き活きと輝いていること、そんな『キレイさ』をも示しているんだなと改めて気付かされました。かつて仕事を辞めさせられて自分の居場所を失い、その後MOSTとともに新しい居場所を見出し、さらに絵本作家の夢に向かって進みだした愛が、キレイな存在になれることを心から願っています。

そんな愛に、宗介は答えます。

「待ってる。今よりもキレイな愛と結婚できる日を楽しみにしている。」

その後、「愛よりも先にプロポーズしようと思って準備していたものがある」と言ってある物を見せる宗介。

それは、顔の描かれた玉ねぎの上に乗っかった指輪で・・。

あまりの可愛らしさに愛は吹き出し、バカにされたと思った宗介は機嫌を損ねます。

「もういいよ」と怒りながらも宗介は、愛の指に指輪をはめ、二人はお互いの好きな気持ちを確かめ合います。

彼女はキレイだった

2年後――。

樋口は海外で楠瀬凛として執筆活動を続け、愛は夏川ちかげのアシスタントとして絵本作家の修行。梨沙は大学で勉強に打ち込み、新しい彼氏とも巡り会います。

ある日の公園――。

自転車を止めてロンドンにいる宗介と電話で話す愛。そこへ冷たい風が吹き、思わずくしゃみをした愛に、電話越しの宗介が「そんな薄着じゃ風邪ひくぞ」と声をかけてきます。「まさか・・」と思って愛が後ろを振り向くと、そこには宗介の姿があって――。

「帰ってきちゃった、会いてくて」と言って愛に近寄り、「異動願いも出したんだ」と名刺を差し出す宗介。

そこには、『MOST編集長 長谷部宗介』と書かれていました。

驚く愛に宗介は言います。

「僕も自分の居たい場所に居る。愛、キレイになったね。」





 お疲れさまでした。

 ドラマ感動の

 フィナーレでしたね

物語の5年後、愛と宗介の間に女の子が生まれ、愛はもちろん念願の絵本作家に。絵に描いたような幸せな家族に思わず顔がゆるみます。

愛が初恋相手の宗介に正体を隠したことからはじまった男女4人の四角関係。子ども時代と現代とを重ねる描写や、パズル・絵本といったモノの演出、さらに次から次へ巻き起こるトラブルなど、視聴者を飽きさせない展開の良さと趣向の深さが非常に魅力的だったと思います。

また、物語で伝えられた「自分の可能性を信じること」「自分だけのゴールを見つけること」「人生を楽しむこと」などのメッセージも、生きる上で悩みを抱える人々にとって、強く励みになるものでした。

ちなみに、原作ドラマは見ていないのですが、同じような内容なのでしょうか。日本版リメイクとして非常に面白かったので、機会があれば一度見てみたいものです。

長くなりましたが、素敵なドラマを作ってくださったスタッフ・出演者の皆さん、ならびにこのドラマ感想記事を継続して読んでくださった読者の皆さんには感謝の限りです。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

ドラマ情報

『彼女はキレイだった』

――関西テレビ 毎週火曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.ktv.jp/kanokire/
原作:「彼女はキレイだった」
©MBC/脚本 チョ・ソンヒ
主題歌:Sexy Zone「夏のハイドレンジア」(Top J Records)
公式MV▶https://youtu.be/_a6SXtlEQB0
オープニング曲:Awesome City Club「夏の午後はコバルト」(cutting edge)
公式MV▶https://youtu.be/Usput0efUzk
脚本:清水 友佳子、三浦 希紗
音楽:橋本 由香利
プロデューサー:萩原 崇、芳川 茜、渋谷 英史
演出: 紙谷 楓、木下 高男、松田 祐輔

▼キャスト▼


長谷部 宗介 ・・中島 健人
佐藤 愛   ・・小芝 風花
樋口 拓也  ・・赤楚 衛二
桐山 梨沙  ・・佐久間 由衣
里中 純一  ・・髙橋 優斗
須田 絵里花 ・・宇垣 美里
東 今日子  ・・寒川 綾奈
風見 若葉  ・・村瀬 紗英
小松 麻利奈 ・・山田 桃子
池沢 蘭子  ・・LiLiCo
岸田 庸司  ・・木村 祐一
佐藤 豊   ・・菅原 大吉
宮城 文太  ・・本多 力
岡島 唯子  ・・片瀬 那奈

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