【月9ドラマ】「イチケイのカラス」第4話のあらすじと感想(ネタバレあり)

ピアノの鍵盤ドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の4月26日(月)にドラマ「イチケイのカラス」第4話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

「黒木華」と「竹野内豊」が主演をつとめる法廷ドラマ第4回のストーリーは以下のようなものでした。

第4話のあらすじ


遊園地の売上金5000万円をビルの非常階段からばらまいて逮捕された少年・望月博人(田中偉登)。完全黙秘を貫くその少年の事件の裁判長をつとめることになった千鶴(黒木華)は、彼のことを調べていく中で、次第に心を悩ましていき・・。

記事では、以下のことをまとめています。

主要登場人物の紹介
第4話のあらすじと感想+気になる用語の解説
ドラマ情報(公式サイト・スタッフ・原作など)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、なるべくセリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物

坂間 千鶴(黒木 華)・・東京地裁第三支部の第一刑事部(通称:イチケイ)に配属された裁判官。何事も合理的に考えるタイプ(いわゆる堅物)で仕事は機械的にこなす。
入間 みちお(竹野内 豊)・・常識にとらわれない型破りなスタイルで事件の真相を調べ上げるくせ者裁判官。千鶴とは対照的なゆるい性格で、ふるさと納税の返礼品を収集するのが趣味。
駒沢 義男(小日向 文世)・・刑事部の部長。東大法学部出身。現代の司法を立て直そうという野心から、入間に裁判官になるように依頼。入間には『たぬきおやじ』と呼ばれている。
石倉 文太(新田 真剣佑)・・書記官で元傍聴マニア。みちおの大ファンで、彼の話を最前列で見るために書記官の職に就いた。家はそば屋。千鶴に対して好意を持っている。
坂間 絵真(馬場 ふみか)・・千鶴の妹。ネパールへ旅行中に恋人に浮気されたため、千鶴の家で居候することに。姉の裁判官としての仕事に興味がある。

稲垣 司(前川 泰之)・・4話で登場。東京ドリームランド遊園地側が雇った顧問弁護士。不祥事で社会的信用を落とした企業法務を得意とし、年収は3億を超える。




あらすじと感想

ピアノの鍵盤

イントロダクション

街中を警察から逃げる一人の少年。追い詰められた彼は非常階段を登り、そこから大量の現金をばらまき・・。

某マンション――。

マンションの自宅に千鶴(黒木華)が帰ってくると、妹の絵真(馬場ふみか)の姿が。彼女が言うに、ネパールに旅行へ行ってるあいだに恋人に浮気されたらしく、しばらくここにいたいとのこと。

そこへチャイムが鳴り、誰かが来訪してきます。

ドアを開けて立っていたのは、なんと入間みちお(竹野内豊)。どうやら、絵真が騒いで立てた音を、千鶴がGが出て騒いでると勘違いして心配して来たみたいです。

「音の原因は妹の絵真のせいです」と説明する千鶴。

その後――、部屋に入った入間と絵真は旅行話で大盛り上がり。

隣で寝ていた千鶴は、「うるさくて眠れない」と二人を注意します。

そんな千鶴に、入間は恒例の質問を出します。

「AI裁判官どう思う?」

千鶴は答えます。

「海外では、量刑の判断などでAIが補助システムとして導入されていて、AIが人間の知性を超えるとされる2045年にはAIが人を裁いているかも知れません。

感情に流されずに、客観的事実に基づいて判断を下す。大量に案件を処理できて間違えることがない。まさに、理想の裁判官です。」

「でも、人にしか裁けない裁判もあると思うんだけどな・・。」

彼女の答えに納得いかない様子の入間。

そこへ、絵真が興味津々に「姉ちゃんはどんな裁判官なんですか?」と聞いてきます。

▶▶ドラマで定番となった、入間の「〇〇どう思う?」。今回は『AI裁判官』でした。感情のない機械の『AI』とこころを持つ『人間』。その対比を示唆した入間の言葉が、物語の後半にどう繋がることになるのでしょうか。気になりますね。




ベルトコンベア裁判

201号法廷 詐欺罪公判 冒頭手続き

被告人は、白のフリル服を来た女性(永野芽郁)。千鶴が「美人局(つつもたせ)行為による詐欺をしたことに間違いない?」と尋ねると、被告人は不明瞭な発言を返して「ちっ」と舌打ちします。

■気になるワード①『美人局(つつもたせ)』


男女がしめしあわせて行う詐欺行為の一種。妻が「かも」になる男性を誘惑し、関係を持ったところに夫が現れて、言いがかりをつけて金銭を脅し取る。

205号法廷 窃盗罪公判 証拠調べ請求

被告人は、賽銭(さいせん)を盗んで高級飲食代にあてたという男性(遠藤憲一)。
彼は「飯の上手い静岡刑務所にいれてくれ」と千鶴に要望しますが、「権限がないので却下」と無慈悲に拒否されます。

208号法廷 銃刀法違反公判 判決宣告

極道妻である被告人(広瀬アリス)に、「被告人を一年十月の刑に処する」と判決を言い渡す千鶴。

それを聞き、被告人は「あんた夜道には気をつけたほうがいいよ」と千鶴にすごむのですが、「今の古典的なおどしと常套句は脅迫罪にあたります。追加で起訴してもらいましょうか?撤回したいならどうぞ。」と冷静に返答。

結局、「撤回します。すみません。」と被告人は素直に罪を認めます。

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裁判後――。

千鶴の裁判を傍聴していた「みちおを見守る会」の2人(空気階段)がSNS上で、「ベルトコンベア裁判官登場。」と揶揄。

「1ミリも気にしてませんから」と、言葉では強気な発言をする千鶴ですが、こっそりとSNSをチェックし、「面白くない、駄作」と書かれた投稿に対して「裁判は娯楽じゃない」と必死にリプライを入れます。

▶▶永野芽郁、遠藤憲一、広瀬アリスという豪華な顔ぶれが被告人役としてサプライズ登場していて驚きました。主役級の彼らを名前のないモブ役にあてるとは、えらく贅沢です。フジテレビ月9枠の力でしょうか。ちなみに、今回傍聴席に座っていた芸人は空気階段のお二人でした。

千鶴、裁判長に任命される

第一刑事部(イチケイ)――。

駒沢(小日向文世)から、合議制で扱いたい案件についての説明があります。

■被告人:望月博人(17)
――東京ドリームランド遊園地の売上金5000万を盗み逃亡。警察に逮捕されそうになり、赤羽駅前のビルの非常階段から現金をすべてばらまく。なお、ばらまいたお金の半分以上は紛失している。

駒沢の話を聞いた入間が、「今回の裁判長は坂間さんがいいんじゃない?」と提案。

「裁判長の経験がないのにいきなり少年事件ですか・・」と心配がる駒沢に対して、千鶴は「やらせてください」とやる気をみせます。




第一回公判

開廷――。

裁判長の千鶴が「起訴事実に間違いはありますか?」と被告人・望月博人(田中偉登)に質問。ところが、彼はなぜか黙ったままです。

そこへ検察が、「被告人は取り調べ段階から黙秘権を行使しています。いわゆるすべての供述をしない『完全黙秘』です。」と説明。法廷はその言葉に騒然とします。

続いて、事件の詳細の陳述。

「被告人は高校を中退後、東京ドリームランド遊園地でアルバイトとして働く。その後、売上金が1ヶ月に一度、金庫に保管されることを知った被告人は、それを強奪する計画を立てた。

事件当日、覆面をし、スタンガンで警備員を気絶させ現金を強奪。3時間後、赤羽駅前の繁華街にいるところを警察に見つかり逃亡。ビルの非常階段から5000万円をばらまいた。」

「被告人はまだ黙秘を続けますか?」と、再度千鶴が確認しますが、それでも被告人は黙ったままです。

そこへ入間が「まず裁判長のことを知ってもらってはどうですか?」と助け舟を出し、千鶴の紹介をはじめます。

「31歳、任官して6年目の特別判事補。一応、上から優秀に思われています。

少年事件の被告は大人に心を開かず、なげやりに『別に・・』としか言わないケースが多いそうです。

心を開かせたいのに完全黙秘――。坂間裁判長は大いに戸惑っています。黙秘を認めながら、心の中では正直に話して欲しいと思っています。」

「心の中いちいち読まないでください!」とツッコミをいれる千鶴。

それを受けて入間は、被告人に「この裁判長、頭でっかちなところがあるなと今思いましたね?その通りです」と発言。

思わぬ言葉に、被告人は笑みを浮かべます。

▶▶頭のお堅い千鶴と自由で気ままな入間の対照的会話に、思わず笑顔になる被告人。場を和ませる技量に関しては、入間にまさる人間はいないようです。

兄弟の絆

第一回公判後――。

検察の城島(升毅)から「望月博人は8歳の頃に両親に捨てられて、児童養護施設で育てられたそうです」と説明があり、入間は千鶴にこう聞きます。

「裁判長として、被告人に関する『なぜ』、知っておきたくない?」

児童養護施設 ひかりホーム――。

施設にやって来た入間・千鶴・石倉(新田真剣佑)の3人。

明るい子どもが多いことに石倉は驚きます。

そこへ職員の佐野春代(枝元萌)から、「施設で育つことをプラスに考える子どもも多いんですよ。痛みを抱える子どもたちの間に深い絆が生まれることもあります。」と話があり、千鶴は「望月博人と深い絆があった子どもはいましたか?」と彼女に尋ねます。

佐野は答えます。

「兄弟みたいな関係の子がいました。ヒロト、リク、ミキ。彼らは9年前の同じ時期にここにやって来た3人で、1歳づつ歳が違うこともあって、『一緒に兄弟になろう』と誓い合ってたみたいです。」

佐野が言っていた、リク/滝本陸(細田佳央太)とミキ/吉沢未希(ついひじ杏奈)に詳しい話を聞くことにした千鶴と入間。

陸は千鶴に「昔のことで、あんなやつ知らない、バカなことやったから関わりたくない」と答えます。

一方、未希にピアノが上手なことを褒めていた入間は「左手使ってなかったように見えたけど・・」とふと疑問に思ったことを尋ねます。

すると、その指摘に2人は動揺した表情を示し・・。




第二回公判

施設で陸と未希に聞いたことを千鶴は話します。

「未希さんはピアノの才能があり、コンクールで何度も優勝し、有名音楽校にも誘われていた。でも、1年前、思いがけないことに巻き込まれた。

東京ドリームランドのジェットコースターで、数名の来園者を巻き込んだ事故が起きた。あなたと一緒に乗っていた未希さんは左手を負傷。神経損傷でマヒが残り、ピアニストの夢をあきらめた。

事故を起こしたドリームランド社長は、業務上過失致傷罪で起訴。しかし、不慮の事故だとして無罪になる。

あなたは逆恨みからお金を強奪しようと考えたのですか?」

「クソだ、法律なんてクソだ・・。」

打ち捨てるような言葉を発する被告人。

入間は「被告人に対してまだ『なぜ』が残っていますが、このまま判決を下しますか?裁判長」と千鶴に確認します。

どうすべきか思い悩む千鶴。

(・・順当に考えれば、強盗罪は懲役5年以上。酌量減刑にして2年6月。いや、逆恨みなら同情できない。3年、4年、実刑か、執行猶予か――?)

そんな風に頭の中がパニック状態になっている千鶴に対して、入間は「必要なんじゃないですか?裁判所主動の捜査」と例の言葉を言うように誘導してきます。

さらに、駒沢や検察までも「必要だと思いますよ」と入間の言葉に賛同。

言わざるを得ない状況に追い詰められた千鶴は思い切って発言します。

「職権を発動します。裁判所主動であらためて捜査を行います。」

裁判はオセロゲーム

千鶴からの捜査方針の説明。

「遊園地でなぜ被告は働き、金銭を強奪したのかを把握する必要があります。それと、お金を奪ってからばらまくまでの空白の3時間も調べましょう。」

東京ドリームランド遊園地――。

管理責任者の門田光彦(水野智則)は、調べに来た千鶴たちに、「望月少年は『自分のせいで未希を事故に巻き込んでしまった。本当に不慮の事故だったのかどうか知りたい』と私に迫ってきたんです」と語ります。

そんな門田に「実際には裏があったんですよね?」と尋ねる入間。

そこへ、割って入るようにして顧問弁護士の稲垣司(前川泰之)があらわれ、千鶴と言い合いになります。

「裁判はオセロなんですよ。白を黒に、黒を白にすることもできる。楽しいゲームでしたよ。」

「1年前の事件の公判、口裏を合わせて過失がなかったように偽装したんですか?」

「ノーコメントで。」

「何のために法律家になることを志したんですか?」

「お金ですよ。」

▶▶人の人生をも左右する裁判が、まるでゲームのようにもて遊ばされているという事実。ビジネス・お金の道具として法律を利用するというのにはどうしても納得できません。




東京拘置所

望月少年に「門田さんから事件の真相を聞いたんじゃないんですか?」と聞く千鶴。

少年は門田が言っていた言葉を思い出します。

(――上の指示でメンテナンスコストを大幅に削減していた。定期点検や老朽化した部品の修理を怠っていたんだ・・。)

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「・・一事不再理。」

千鶴は言います。

「一度事件が確定したら二度と審議されることはない。たとえ有罪を示す証拠が出てきたとしてもくつがえることはない。」

入間が言葉を加えます。

「法律は人間が人間のために作り出したルール。必ずしも弱い者の味方になるとは限らない。

君には恨む理由があった。わずかな見舞い金しか払わなかった会社からお金を強奪しようとした。

でも、真実はそれだけじゃないよね?犯行後の空白の3時間、お金をばらまいた赤羽駅とは別の方向に君は向かっている。どうしてかな?」

さらに千鶴が少年に問いかけます。

「あなたの夢は何ですか?罪を犯せばその夢を失ってしまうかも知れない。それでもあなたは犯行に踏み切った。

私利私欲のためじゃない。すべてをなげうってでも、大切な人のために犯行におよんだ。」

2人の言葉を聞いて、少年は「それ以上言うな」といった表情を見せ、混乱のあまり暴れだしてしまいます。

その後――。

望月少年の関係者の行動を調べることになったイチケイのメンバー。

徹夜で調べていた千鶴はあるものを発見します。

それは防犯カメラに映っていた映像で・・。

■気になるワード②『一事不再理(いちじふさいり)』


ある刑事事件の裁判について、確定した判決がある場合には、その事件について再度審理をすることは許さないとする刑事手続上の原則。

▶▶被告人が必死に隠そうとする事実とはいったい何なのでしょうか。彼の取り乱しようからして、それは開けてはいけないパンドラの箱のようにも思えます。




第三回公判

千鶴は被告人に言います。

「赤羽でお金をばらまく前に別の場所に立ち寄ったのは、ある人物に会うためですよね?」

千鶴の指示で防犯カメラの映像が再生され、そこに滝本陸の姿が映し出されます。

「あなたはなぜ彼と会っていたんですか?」

それに対し被告人は、「陸は関係ない。オレが一人でやった。だから早く判決を。お願いします」と彼の関与を必死に否定します。

公判後――。

入間と千鶴が今回の事件について話を交わします。

「彼はきっとおびえている。隠しているんだ、真実が暴かれることを。そんな彼の真実を明らかにすること、躊躇している?」

「いえ、たとえ彼が望まなくても、客観的事実に基づいて裁く必要が私にはあります。」

「悩まないんだろうな、AI裁判官だったら・・」

所在尋問

検察の井出(山崎育三郎)から。

「吉沢未希さん、調べたところによると、あなたの左腕は最先端医療で完治する可能性が高い。しかし、保険外治療のため、高額な手術費が必要になる。

そこで望月博人は、お金を盗んで捕まっても、手術費を捻出する方法を考えた。

5000万円の大金を盗み、手術に必要な額のお金を抜き取り、お金をばらまく前に、別の場所で落ち合った陸さんに託す。

この後の行動は、本来の目的をさとられないための彼の偽装工作。残りのお金を衆人環視の中でばらまき、持ち去られたり紛失することで、正確な額がわからなくなる。

単独犯で共犯者がいないと思われる、望月博人のみが捕まることで成立する犯行計画。

陸さん、そうですよね?望月博人は、陸さんの事件の関与を隠すために完全黙秘をつらぬいた。」

その言葉を聞いて感情的になった陸と未希。

「お願いです。博人を重い罪にしないでください」と千鶴に泣きながら懇願します。

▶▶未希の夢を取り戻すために自分の人生を犠牲にしてまで犯行におよんだ望月博人。たとえ本当の兄弟でないとしても、彼らに結ばれた深い絆は、計り知れないくらい強固なものなのでしょう。お互いを想い合うがゆえに起きた悲しい事件に、心が強く痛みました。




判決言い渡し

千鶴による判決――。

「主文、被告人を懲役3年に処する。また、この裁判の日から3年間はその執行を猶予。保護観察処分とする。」

加えて、陸と未希のことを心配する被告人に対し、「陸さんは家庭裁判所で審議、未希さんの手術は中止になりました」と伝えます。

「どうして・・、やっぱり法律なんてクソだ。どうしてだよ!」

激情して、法壇の千鶴につかみかかろうとする被告人。

あわてて取り押さえようとする刑務官を、千鶴は「被告人を離してください」と制し、法壇の上からみずから降りて被告人に向き合います。

「人生は思い通りにならないことのほうが多い。努力してもどうあがいてもどうにもならないことがあります。

それでも自分の人生をなげうってはいけない。いかなる理由があってもあなたは罪を犯してはいけなかった。

あなたの苦しみ、憤りは受け止めます。そして願っています。いつかあなたが、あなたたちが、手を取り合い前を向いて生きていくことを。

そして、つらい経験があったからこそ今があると、そう思える日が来ることを、心から願っています。」

千鶴の涙

閉廷後――。

法廷で涙ぐむ千鶴を入間は慰めます。

「自分を裁くことにこれだけ苦しんだ人がいる。それが少年にとっては救いになったはずだよ。

冷静に客観的に、そして誰よりも被告のことを考えていた。坂間さんにしかできない裁判だったよ。」

▶▶今まで機械的に判決を下してきた千鶴が見せた涙――。少年事件の裁判長を担当し、被告人の心に寄り添って思い悩んできたがゆえに生まれたその悲しみの涙は、機械には決して流せないものです。判決を下すという結果だけを見れば、AI裁判官でも同じだったかも知れません。でも、そこに誰かのために必死に悩み苦しんだという「想い」がある点で、両者はまったく異なるものなのだと思います。

石倉のそば屋――。

駒沢と絵真が何やら会話をしています。

「入間くんは坂間さんが『イチケイのカラス』になれると思ってるはずです。」

「カラス??」

「入間くんが『渡りガラスの創世神話』を話していたことがあるんです。」

■気になるワード③『渡りガラスの創世神話』


神話の中のカラスは気まぐれに世界を作り、ときに知恵を駆使して人間に光・水・火を与える。そんなカラスは、神さまや英雄ではないにしても、何者にも束縛されない自由の象徴であると言われている。

「入間くんと坂間さん、化学反応で何が生まれるか楽しみですよ。」

▶▶ようやくカラスの意味が明かされましたね。入間と千鶴でこの司法の世界に新たなものを創り出そうというニュアンスでしょうか。ちなみにこの後、未希の手術費をまかなうために、入間が弁護士仲間に頼んで遊園地側から民事で損害賠償をとる計画を立て、千鶴の方も、兄弟が同じ施設で一緒になれるように、厚労省に環境調整を掛け合うことになります。もやもやしたラストだったので、結末でのこの回収はありがたかったです。





 お疲れ様でした。

 ドラマ第4話は

 ここまでです。 

今回のドラマは、前回の駒沢に続き、千鶴にスポットが当てられていて、「AI裁判官」のくだりとともに、人である裁判官にしかできない裁判とは何かを考えさせられるストーリーになっていました。

人間が作り出したルールである法律は、弱い者の味方になるとは限りません。そんな不条理で思うようにいかない社会において、私たちは何をすることができるのか。最後に被告人に語られた千鶴の言葉の中に、その答えが込められているように感じました。

さて、次回は書記官の石倉にスポットが当たるみたいですが、どんな事件をイチケイが担当することになるのでしょうか。来週の放送が待ち遠しいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 




ドラマ情報

「イチケイのカラス」

――フジテレビ系 毎週月曜日  夜9:00~

公式サイト
https://www.fujitv.co.jp/ichikei/
原作:浅見理都

「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)

主題歌:Starlight/WGB(和楽器バンド)
脚本:浜田秀哉(『絶対零度』シリーズ、『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』他)
音楽:服部隆之
プロデュース:後藤博幸(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)、有賀 聡(ケイファクトリー)(『カンナさーん!』、『初めて恋をした日に読む話』他)、橋爪駿輝(『嫌われる勇気』、『ペンション・恋は桃色』他)
編成企画:高田雄貴(『刑事ゆがみ』、『黄昏流星群』他)
演出:田中 亮(『コンフィデンスマンJP』、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』他)、星野和成(『チーム・バチスタ』、『SUITS/スーツ2』他)、森脇智延(『SUITS/スーツ』シリーズ、『ほんとにあった怖い話』シリーズ他)、並木道子(『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『モトカレマニア』他)
制作協力:ケイファクトリー
制作・著作:フジテレビ第一制作室

▼出演者▼


○入間 みちお  ・・ 竹野内 豊
○坂間 千鶴   ・・ 黒木 華
○石倉 文太   ・・ 新田 真剣佑
○井出 伊織   ・・ 山崎 育三郎
○浜谷 澪    ・・ 桜井 ユキ
○一ノ瀬 糸子  ・・ 水谷 果穂
○川添 博司   ・・ 中村 梅雀
○城島 怜治   ・・ 升 毅
○日高 亜紀   ・・ 草刈 民代
○駒沢 義男   ・・ 小日向 文世

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