日曜劇場『ドラゴン桜(2021)』第4話のあらすじと感想(ネタバレあり)

算数のワークブックドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の5月16日(日)に日曜劇場「ドラゴン桜」第4話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

16年の月日を経て復活した名作「ドラゴン桜」。

主人公の桜木建二を再び演じるのは前作同様に阿部寛で、さらに今作では、かつての教え子の水野直美(長澤まさみ)が桜木の代わりに生徒たちを東大に導くことになります。

■第4話のあらすじ


借金取りからの執拗な取立てと嫌がらせに苦しむ瀬戸輝(髙橋海人)。東大専科の生徒たちは、彼が教室にあらわれないことを心配しはじめます。そんな中、自分の子が東大を目指すと知った専科の親たちが、血気盛んに学校に乗り込んで来て・・。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第4話の詳しいあらすじと感想と、気になる用語の解説
ドラマ情報(公式サイト・スタッフ・原作など)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、なるべくセリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物

桜木 建二(阿部 寛)・・教え子の自殺未遂をきっかけに教育の世界から姿を消すが、水野に連れ戻されて龍海学園東大専科の監修を引き受けることに。家がないので、東大専科の教室でテント暮らしをしている。
水野 直美(長澤 まさみ)・・桜木の元教え子。東大合格後に弁護士資格をとり、桜木の事務所で働く。桜木とともに龍海学園東大専科で生徒たちを東大へ導こうと使命感に燃える。
岩崎 楓(平手 友梨奈)・・龍海学園の女子生徒。バトミントン部のエースとしてオリンピックを狙える存在だったが、膝のケガが悪化してその夢をあきらめることに。代わりに、スポーツ医学を学ぼうと一念発起して東大受験を決意、東大専科に入る。
瀬戸 輝(髙橋 海人)・・龍海学園の男子生徒。姉とともに両親から継いだラーメン屋「瀬戸屋」を切り盛りする。闇金からの執拗な取り立てと嫌がらせに頭を悩ませる。
天野 晃一郎(加藤 清史郎)・・桜木の熱弁に奮起されて東大専科にいち早く入った龍海学園の男子生徒。弟の裕太が進学校に通う優等生で、そのことを親に比較され続けたためか劣等感を抱いている。
早瀬 菜緒(南 沙良)・・龍海学園の女子生徒。今まで自分から何かに頑張ろうと思ったことはなかったが、桜木と水野の全校集会での言葉の影響を受けて頑張ることを決意。天野に続いて東大専科に入ることに。
柳 鉄之介(品川 徹)・・水野もかつてお世話になった伝説の数学講師。白髪・白ひげの仙人のような風貌で、竹刀を振りながら生徒たちにスパルタ的教育を施す。




あらすじと感想

算数のワークブック

己の弱点

ラーメン屋『瀬戸屋』に大量に貼られた、誹謗・中傷の貼り紙を見て立ち尽くす桜木(阿部寛)。

店の中では電話のベルがけたたましく鳴り響き・・。

東大専科――。

瀬戸(髙橋海人)が来ないことを心配する専科の生徒たち。

桜木は、専科のルール②『水野・桜木の言うことは聞く』を引き合いに出して、「勉強に集中しろ」と彼らを諭します。

授業開始――。

「勝負に勝つために必要なのは何だ?」と生徒たちに質問する桜木。

天野(加藤清史郎)と岩崎(平手友梨奈)は答えます。

「野心。」(天野)

「相手の弱点を研究して、そこを攻める。」(岩崎)

岩崎の答えに「正解だ」と告げ、桜木は続けます。

「勝負に勝つには弱点を知ること、それも己の弱点を知ること、つまり苦手な分野を克服すること、それが合格への近道だ。」

頭ではその言葉に納得するものの、「自分がどこを理解していないかが分からない」と思い悩む生徒たち。

そこで桜木は、彼らにあるモノを見せます。

それは・・『スタディサプリ』!?

■気になる勉強ツール①『スタディサプリ』


リクルートが運営するWEB学習サービス。大学受験予備校と同じ質の高い授業をインターネットを通じて、パソコン・スマートフォン・タブレットなどで視聴できる。自分の学習履歴から、自分が何を理解し、何を理解していないかがデータ化され、目に見えることで効率的に学習できる。

このアプリで自分の弱点を克服するよう伝え、さらに「もう一つプレゼントがある」と言って、水野(長澤まさみ)にアレを見せるよう指示します。

水野が袋から取り出しのは、『バカ』と書かれたはちまきで――。

■気になる勉強ツール②『バカはちまき』


解けない問題にぶつかった時に巻くはちまき。解けるようになった時に外すことができる。解けたら外す、解けないとまた巻く、これを繰り返すことで、解けない問題がなくなる仕組み。2005年版『ドラゴン桜』では、成績最下位の生徒が巻かされていた。

「こんなの恥ずかしい」と不平をのべる生徒たち。

その言葉に、水野は「それがいいのよ」と言い、次のように続けます。

「努力の原動力として、ネガティブな感情にはパワーがあるの。こんな格好をしたくないという思いで必死に勉強し、いつしかそれが勉強へのポジティブな感情に変わる。」

水野の説明に納得したのか、生徒たちは『バカはちまき』を頭に巻きつけ、勉強するぞと強い意気込みを見せます。




闇金の嫌がらせ

ラーメン屋『瀬戸屋』――。

二人のお客さんの接客をする瀬戸。

するとそのお客が、突然「ラーメンに異物が入っていた」と難癖をつけだし、周りのお客にも聞こえるような声で「ここの店では変なものを食わされるぞ」と騒ぎはじめます。

ちょうど店に入ってきた桜木と水野。

桜木が二人の客に向けてこう言います。

「威力業務妨害罪だ。あと、店に貼ってあるあの貼り紙、あっちは偽計業務妨害罪だ。」

■気になる法律①『威力業務妨害罪』


刑法第234条。威力を用いて他人の業務を妨害する罪のこと。『威力』とは人を「ビビらせる」ような行為、すなわち、暴行・脅迫を用いたり、社会的地位や集団的勢力を誇示したりすることをいう。

■気になる法律②『偽計業務妨害罪』


刑法第233条。虚偽の風説の流布(根拠のない噂を世間に広めること)、もしくは偽計などによって業務妨害を行う罪のこと。『偽計』とは人の無知や間違いを利用して、騙したり・誘惑したりすることをいう。

そんな桜木の横やりに気分を害した客の二人。

にらむようにして桜木に詰め寄りますが、彼が弁護士バッジをしていることに気づいて、恐れをなしたのか退散していきます。

すぐさま瀬戸のもとへ駆け寄って、心配げに「何があったか詳しく話して」と聞く水野。

瀬戸は苦しげな表情で、ことの経緯を語ります。

「実は、3年前に死んだ両親が残した借金があって、それを返そうと姉ちゃんは頑張ったけど、支払期限に間に合わなくて、すぐ返すつもりである金融会社から金を借りたんだ。

でも、100万だった借金がどんどん膨れ上がって、気づいたらどうにもならなくなって・・」

話を聞いて水野が「弁護士として手助けするよ」と助け舟を出しますが、瀬戸は「他人に迷惑をかけたくないから」と言って拒絶。

さらに、「専科のみんなにも黙っていて欲しい」と念を押してきます。




子どもを信じること

東大専科――。

息を切らせながら教室に入ってきた教頭の高原(及川光博)。

「大変です」と、桜木にまた問題が起きたことを報告します。

彼が言うところによると、専科の生徒の母親が「担任と話しがしたい」と言って学校に乗り込んできたらしいのです。

会議室で生徒の母親たち(早瀬と天野の母親)に対峙する桜木。

早瀬と天野の母親は桜木に向けて、こう訴えます。

「うちの菜緒ちゃんが東大なんて受かるわけないじゃないですか。」(早瀬の母親)

「うちの子は中学受験で失敗したの。だから高校でも同じ失敗をさせたくありません。」(天野の母親)

さらに、生徒たちが『バカはちまき』をした写真を見せて、「うちの子をもてあそんでるんしょ。きちんと説明してください!」と怒りの声をあげます。

仕方なく、生徒も交えて母親たちに説明会を開くことにした桜木。

桜木は、早瀬と天野の母親にこう説明します。

「数多くいる生徒の中で、私たちの話を聞いて東大専科に入ってくれたのは2人だけだったんです。

2人には、険しい道でも突き進もうという強い意志がある。そして真剣に東大を目指そうとしている。そのことを親として誇りに思うべきだと思います。

私が生徒に親に黙っておくように言ったのは、親が子どものことを信用していないからです。子どもたちの強い意志をこわすもの、それは『親の否定』です。」

「では、ここで問題です。」

■問題:『日本ではどのような地域が台湾人の観光地として人気が高いと考えられるか?』

早瀬と天野がすぐさまこれに答えます。

「千葉かなぁ・・。ディズニーランドがあるし、あと、USJのある大阪もかも。」(早瀬)

「僕は北海道だと思います。台湾は雪が降らなくて、雪の降るレジャースポットが人気あると聞いたことがあります。」(天野)

「そんなクイズなんてどうでもいいの!」と意味が分からず苛立つ母親たち。

そこへ水野が「実はこれは、東大に出題された過去問なんです」と種明かしをし、さらに前回のテストで、2人が学年トップの生徒との勝負で勝ったことを伝えます。

その事実に、「信じられない」と驚きの表情を見せる早瀬と天野の母親。

桜木があらためて言います。

「受験にとって一番の敵は、『どうせ受からない』という先入観、そして、それを一番植え付けるのは親なんです。」

▶▶親が子どもに対して持ってしまいがちな「この子はこうだから」という決めつけ。それが子どもの可能性の芽を摘み取ってしまうというのは、よく言われていることです。子どもの成長のために大事なのは、過度に干渉するのではなく、子どもの力を信じて見守ってあげること、さらに生活や心の面で支えてあげること、そういったことなんだと思います。




家庭の10か条

親にぜひ守ってもらいたいものとして、次に桜木は『家庭の10か条』なるものを提示します。

■東大合格必勝法『家庭の10か条』


①一緒に朝ごはんを食べること
②何か一つでも家事をさせること
③適度の運動をさせること
④毎日、同じ時間に風呂に入らせること
⑤体調の悪い時は、無理をせず休ませること
⑥リビングはいつでも片づけておくこと
⑦勉強に口出ししないこと
⑧夫婦仲良くすること
⑨月に一度、家族で外食すること
⑩この10か条を父親と共有すること

さらに桜木は説明を加えます。

「何も特別なことをしろと言うのではありません。ごく普通の日常生活を送ってもらうだけでいいんです。受験にとって重要なことは、日常生活を大切にすることです。

とかく、受験のためにすべての時間を勉強に使わせたりして、家庭を非日常空間に変えてしまう。子どもは自分が家庭に負担をかけていると罪意識を感じ、やがてそれは重圧に変わり、受験を放棄してしまう。

そういった失敗をしないために、家庭の日常は変えないでください。日々の生活を大切にする生徒こそが受験に勝つんです。」

▶▶「何かをしよう」と志したときに、無理に気負ってしまうと、今までにやらなかったことをしたり、時間的に自分を追い込んだりと、生活のリズムそのものを狂わせてしまうことがあります。そして、それは強い重圧・ストレスに変わり、結果、勉強そのもののパフォーマンスが低下してしまうことにつながります。受験生にとってごく当たり前のこと。意外と守れていない人が多い『日常を大事にすることの大切さ」を、教訓として覚えておきたいものですね。

伝説の数学講師

突如として教室に入ってきた白髪・白ひげの仙人のような風貌の老人(品川徹)。

桜木が「数学の柳鉄次郎先生です」と紹介します。

威圧的に竹刀を振りかざす柳に、おびえ気味の生徒たち。

桜木は続けて、「お前らの弱点は数学にあることが分かった。そこで、小学二年生の算数にまで戻って勉強してもらう」と伝えます。

「理由は、お前らが不足しているのは計算力で、その分かれ道ともなるのが小2なんだ。だから、柳先生に来てもらった。」

「私の教育は時代の変化に関係なくスパルタだ。徹底的に詰め込む、詰め込みこそ真の教育だ。」

そう言い放って、柳は生徒たちにプリントを配ります。

■プリントの内容


計算問題100問。条件は必ず満点を取ることで、制限時間は3:00。

時間に追われながら、必死に問題を解いていく専科の生徒たち。

しかし、健闘むなしく60点代とさんざんな結果に。

落ち込む生徒たちに「君たちが劣っているわけではない」と安心するよう伝える柳。

柳は『数の暗黙知』を身につけることこそが重要だと説きます。

■気になるワード『数の暗黙知』


考えなくても感覚でやれる力のことで、自転車に乗るときのように、意識せずとも感覚で計算問題を解けるようになる力のことを言う。

その後、柳の「夏までに計算力爆上げだ!」という言葉に奮起されて、生徒たちは、果敢に計算問題に挑戦していきます。

▶▶懐かしの数学講師・柳鉄之助先生の登場です。今作でもかつてのスパルタ指導は健在のようでした。ただ、あれから歳をとったせいか、当時の切れが無くなったように見えたのは気のせいでしょうか。やはり歳には勝てないのかもしれませんね。




人を頼ること

ガソリンスタンドのバイト帰り――。

携帯に着信があり、慌てて瀬戸屋に戻る瀬戸。

すると、桜木が店のカウンターでラーメンを食べていて、こんなことを言ってきます。

「いい話を持ってきたぞ。時給4000円の仕事を紹介してやる、それはな、東大専科に戻って勉強することだ。

東大卒業生の生涯賃金は約5億円。それをこの一年の勉強時間に換算すると、時給4000円のバイトに匹敵するんだ。やりたいんじゃないのか、勉強?

――瀬戸、お前のように両親もなくて貧しい環境に育ったら、周囲の人間はみんな同情してくれるだろう。だが、根本的に変えようと思ったら、少しは頭を使え、現状を受け入れるな。

受験で成功すれば、家が貧しかろうが、親がいなかろうが、一流大学に入れば、人生を仕切り直すことができるんだ。」

「わかってる・・、でも誰にも迷惑をかけたくないんだよ。」

苦しさのあまり、涙まじりに言葉を返す瀬戸。

そこへ姉が近寄ってきて、「もう大丈夫なの」と言って一枚の紙を彼に手渡します。

そこに書かれていたのは、『借金返済』の文字で――。

桜木が詳しく説明します。

「お前らを取り立てた闇金から、非合法の証拠が山ほど出てきてな、それを使って業務停止をちらつかせたら、あっさり交渉ができたってわけだ。

法的には、貸した金以上にお金を請求することはできない。正式な請求以上のお金を払い収めているお姉さんは、もう払う必要がないんだ。」

そう言って瀬戸を安心させ、店を出ていく間際に桜木はこう言い残します。

「瀬戸、もっと人を頼れ。」

▶▶「瀬戸のことを心配せずに、東大の勉強に集中しろ」と水野と専科の生徒たちに厳しいことを言っていた桜木。でも実際は、瀬戸のことをしっかり考えていたようです。弁護士という職を上手く利用して、闇金から逆に金を奪い返していたという最後のくだりに、言葉とは裏腹に生徒を思いやる、彼の本当の優しさが見えたように思いました。

瀬戸の復帰

東大専科――。

柳がいつもどおり授業をはじめようとすると、教室の後ろのとびらが開き、瀬戸が入ってきます。

席に座り、『バカはちまき』を巻いて、彼は意気込んで言います。

「瀬戸輝です。今日から東大専科に入ります。よろしくお願いします。」

あらためて瀬戸が東大専科に入り、東大合格に向けて4人は再びスタートを切ります。





 お疲れさまでした。

 ドラマ第4話は

 ここまでです。 

借金取りによってどうにもならない状況に追い詰められた瀬戸が、ようやく解放された今回の物語。

その中でも、「他人に迷惑をかけたくないから」と何もかも自分で背負いこもうとする瀬戸に伝えた、桜木の「人に頼れ」という言葉がとても印象的でした。

瀬戸の復帰によってあらためて4人となった東大専科。理事長との約束では、5人東大合格者を出さなければならないみたいですが、あと一人はいったいどうするのでしょうか。

専科との勝負に破れたことで対抗心を燃やす藤井か――?、それとも桜木が気にかけているあの昆虫大好き青年か――?、まだまだ先の展開が読めませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ドラマ情報

『ドラゴン桜(2021)』

――TBS系 毎週日曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/dragonzakura/
原作:三田 紀房『ドラゴン桜2』(コルク)
▼Amazonプライム会員は無料で読めます▼

【Amazonn.co.jp】ドラゴン桜2(1) (コルク)

脚本:オークラ、李 正美、小山 正太
音楽:木村 秀彬
プロデューサー:飯田 和孝、黎 景怡
演出: 福澤 克雄、石井 康晴、青山 貴洋

▼キャスト▼


○桜木健二 ・・ 阿部 寛
○水野直美 ・・ 長澤まさみ
○瀬戸輝  ・・ 髙橋海人(King & Prince)
○早瀬菜緒 ・・ 南 沙良
○岩崎楓  ・・ 平手友梨奈
○天野晃一郎・・ 加藤清史郎
○藤井遼  ・・ 鈴鹿央士
○小杉麻里 ・・ 志田彩良
○原健太  ・・ 細田佳央太
○小橋   ・・ 西山 潤
○岩井   ・・ 西垣 匠
○大山将大 ・・ 内村 遥
○田村梨江子・・ 山田キヌヲ
○辻圭輔  ・・ ケン(水玉れっぷう隊)
○鶴ヶ﨑  ・・ 鶴ヶ﨑好昭
○天野裕太 ・・ 深田竜生(少年忍者/ジャニーズJr.)
○坂本智之 ・・ 林 遣都
○米山圭太 ・・ 佐野勇斗
○岸本香  ・・ 早霧せいな
○奥田義明 ・・ 山崎銀之丞
○龍野恭二郎・・ 木場勝己
○龍野久美子・・ 江口のりこ
○高原浩之 ・・ 及川光博

コメント

タイトルとURLをコピーしました