日曜劇場『ドラゴン桜(2021)』第3話のあらすじと感想(ネタバレあり)

たくさんのミニかぼちゃドラマ

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

先日の5月9日(日)に日曜劇場「ドラゴン桜」第3話が放送されましたが、皆さんはご覧になられましたか?

16年の月日を経て復活した名作「ドラゴン桜」。

主人公の桜木建二を再び演じるのは前作同様に阿部寛で、さらに今作では、かつての教え子の水野直美(長澤まさみ)が桜木の代わりに生徒たちを東大に導くことになります。

■第3話のあらすじ


瀬戸輝(髙橋海人)と岩崎楓(平手友梨奈)が参入して4人となった東大専科。東大に向けての実践的な勉強が始まる中、学内でエリート生徒の藤井遼(鈴鹿央士)と試験対決をすることになり・・。あまりに無謀な挑戦に、はなから諦め気味の生徒たちに、桜木(阿部寛)は「方法はある」と言って、『本質を見抜くための力』を養う勉強法を伝授していきます。

記事では、以下のことをまとめています。

登場人物の紹介
第3話の詳しいあらすじと感想
ドラマ情報(公式サイト・スタッフ・原作など)

ドラマを見逃した人でも物語の大まかな概略が理解できるように、なるべくセリフを交えて詳しめにまとめました。

ストーリーの把握や内容のおさらいとしてご活用ください。




登場人物

桜木 建二(阿部 寛)・・教え子の自殺未遂をきっかけに教育の世界から姿を消すが、水野に連れ戻されて龍海学園東大専科の監修を引き受けることに。家がないので、東大専科の教室でテント暮らしをしている。
水野 直美(長澤 まさみ)・・桜木の元教え子。東大合格後に弁護士資格をとり、桜木の事務所で働く。桜木とともに龍海学園東大専科で生徒たちを東大へ導こうと使命感に燃える。
岩崎 楓(平手 友梨奈)・・龍海学園の女子生徒。バトミントン部のエースとしてオリンピックを狙える存在だったが、膝のケガが悪化してその夢をあきらめることに。代わりに、スポーツ医学を学ぼうと一念発起して東大受験を決意、東大専科に入る。
瀬戸 輝(髙橋 海人)・・龍海学園の男子生徒。姉とともに両親から継いだラーメン屋「瀬戸屋」を切り盛りする。東大専科の中で最も成績が低く、そのことでみんなの足を引っ張っていることを思い悩む。
天野 晃一郎(加藤 清史郎)・・桜木の言動に奮起されて東大専科にいち早く入った龍海学園の男子生徒。弟の裕太が進学校に通う優等生で、そのことを親に比較され続けたためか劣等感を抱いている。
早瀬 菜緒(南 沙良)・・龍海学園の女子生徒。今まで自分から何かに頑張ろうと思ったことはなかったが、桜木と水野の全校集会での演説の影響を受けて頑張ることを決意。天野に続いて東大専科に入ることになる。
藤井 遼(鈴鹿 央士)・・東大合格候補者リストにものる龍海学園のエリート男子生徒。理系の成績がトップで、学業は優秀だが、人を見下したり先生を侮辱したりと性格の悪さが目立つ。




あらすじと感想

秋色に染まったたくさんのミニかぼちゃ

ドラゴン桜

学校の校庭でショベルカーを操作する桜木(阿部寛)。

何やら一本の桜の木が運ばれてきます。

それを見て「何をやっているんですか?」と尋ねる水野(長澤まさみ)。

「お前らの時にもやったことだろ」と桜木が言ってくるので、水野ははっとして思い出します。

「もしかして・・ドラゴン桜?」

▶▶懐かしい言葉の登場です。2005年度の『ドラゴン桜』で桜木が校庭に植えてたのもドラゴン桜でしたね。あの時は、龍山の『龍』をとってましたが、今回は龍海の『龍』をとって命名したみたいです

そこへ東大専科の面々もやってきます。(※前回の放火事件の出来事を理由に瀬戸も東大専科のメンバー入り)

彼らが立ち去った後、桜木が木を眺めていると、虫をいじる一人の男子生徒・原健太(細田佳央太)が目の前にあらわれ、何やら不可解な言葉を口にします。

「今日は傘があったほうがいい。大雨が降る。10時ごろに降る。」

それを聞いた桜木は、「空は快晴で雲ひとつないのに大雨?」と不思議な面持ちになります。

東大受験に向けて

東大専科――。

桜木から学ぶにあたってのルールが説明されます。

①親には言わないこと
②水野・桜木に言われたことは納得できなくても、まずやってみること

さらに、「土台・基礎固めのためだ」と言って生徒たちに中学生の問題集を配り、『これからするべき課題・日課』を発表します。

●問題集を解いて全教科を3週間でマスターする。(ただし、最低でも5回同じ問題を解く)
●Youtuberになって、一日一動画を配信する。(天野・瀬戸に対して)
●Twitterで一日20ツイートする。(早瀬・岩崎に対して)

▶▶ようやく東大専科らしくなってきましたね。ちなみに、今回登場した勉強法は『反復学習』と『SNSの発信を利用する』というもので、これらの方法がとても有効であることはよく知られています。

 

記憶の定着のために一週間に3回以上復習することが良いこと(=エビングハウスの忘却曲線)は科学的にも証明されていますし、SNSを利用するというのも、インプットに偏りがちな日々の学習を、発信・配信というアウトプットツールを用いることで、より深い学びに変えることができます。基本的な学びのテクニックをふんだんに活用しているところが、さすがという感じです。

ふと桜木が窓の外に目をやると、空に暗雲が立ち込めて大つぶの雨が・・。しかも時間を見ると10時で、あの男子生徒が言った通りのことが現実に起こります。




宣戦布告

東大専科――。

東大専科のメンバーを冷やかしにやってきた藤井遼(鈴鹿央士)。

天野(加藤清史郎)や岩崎(平手友梨奈)をバカにするようなことを藤井が言ってくるので、怒りを覚えた瀬戸(髙橋海人)は思わずつかみかかります。

それに気づいてあわてて止めに入る水野。

すると、一部始終をテントから見ていた桜木が、藤井に向けて一言発します。

「藤井遼。お前には東大は無理だ、やめとけ。断言する、1年後、東大に受かるのは東大専科の生徒たちだ。」

その言葉を聞き、藤井は「じゃ、勝負しますか?」と桜木に挑戦を挑んできます。

校長室――。

勝負のことを耳にした理事長の龍野久美子(江口のりこ)は桜木たちにこう言います。

「私も立ち会わせてもらうわ。もし、藤井が勝ったら東大専科は解散。あなたたち2人はクビよ。それで、生徒たちは私が作った難関大コースで引き取ることにする。どうなの、やるの?やらないの?」

「やりますよ。」

理事長が提案する条件を受けて立つ桜木。

結果、3週間後に試験を実施し、藤井の点数と生徒の平均点を比べて高かったほうが勝ちということになります。

ちなみに、試験問題は東大の過去問から4人(水野・桜木・理事長・高原)で協議して決めることに。

藤井に勝つために

東大専科――。

試験のことを聞いて「絶対にムリ~」と嘆く専科の生徒たち。

桜木は「大丈夫、方法はある」と言って、彼らに勝つための勉強法を教えます。

【勉強法①】

『問題集の問題を解き、解説をよく読んで勉強する。その際、わからなければ互いに教え合う。』

「バカとバカが教え合って意味あるの?」と疑問の声をあげる瀬戸。

それに対し桜木は「バカ同士だからこそ意味がある」と言ってその利点を説明します。

「自分よりできる人がいると自分もできると脳は錯覚する。それに教える側も知識が整理される。曖昧なことがなくなり理解度が格段に上がる。」

▶▶知ることより教えることのほうが数倍難しいことを説いた言葉。何かを説明するためにはそのことについて2倍も3倍も知っておく必要があり、教えることや教え合うことは、単純に勉強して知識を得るよりも数倍効率的に学ぶことができると言われています。

【勉強法②】

『行動の遅いものはチャンスを逃がす』

YoutubeとTwitterをまだ始めていない生徒たちに向けて、桜木は「ぐじゃぐじゃ考えないでとにかくやってみろ」とたしなめます。

【勉強法③】

『朝の学校に来る前と放課後に送られてくる水野からのお題を解く』

これについては、始まってからのお楽しみだそうです。




水野のお題『かぼちゃ』

桜木の言ったとおり、東大専科のグループラインに水野からのお題が出題されます。

水野「日本で流通するかぼちゃはどの産地のものが多いか?」

家にあるかぼちゃを確認する生徒たち――。

各々にリプライを入れます。

天野「ニュージランド」

瀬戸「メキシコ」

岩崎「メキシコ」

早瀬「北海道」

さらに水野が出題。

水野「ではなぜ、その産地のかぼちゃが多いと思うか?」

ちょうどTwitterの課題と問題集の勉強中だった早瀬は、「クイズなんかやってる暇ないって・・」と不平をこぼします。

本質を考える力

東大専科――。

水野が、ラインで送ったお題をあらためて生徒たちに出題します。

「日本のかぼちゃで北海道・メキシコ・ニュージランドがなぜ多いか?」

「う~ん・・、北海道は寒くて、メキシコは暑い。共通点はないよね。」

「そういや旬はいつだっけ・・?」

思い思いに考えを述べ合う生徒たち。

そんな中、早瀬が「こんなことやって意味あるんですか?」と口に出します。

実は、授業の前に、藤井がびっしり書き込まれた分厚い単語ノートを持っているのを目撃してしまい、不安と焦りを覚えていたのです。

さらに早瀬は「頭がいい人は記憶力がいいから勝てるわけない」と主張。

桜木はそれを間髪入れず否定します。

「それは違う。記憶力なんてものは、一部の特殊な人以外さほど大差ない。東大にいる8割はお前と同程度の記憶力だ。」

すると、水野が「覚え方にはコツがあるの」と言っておもむろに黒板に『unite』の文字を書き、生徒たちにこう質問します。

「uniteには『団結する』という意味があるんだけど、それはなぜだかわかる?」

「誰か偉い人が決めたんじゃないの?」と深く考えずに即答する早瀬。

そんな彼女の態度を見て桜木は言います。

「その考え方がだめなんだ。東大で一番求められているのは、どれだけ本質を考える力があるか、そこなんだ。」

『unite』について水野が詳しく解説します。

『unite』の語源を調べると『uni』には、『一つ』という意味がある。

つまり、『unite』は『一つのものにすること』で、和訳すると、
『団結する、結合する、提携する、結合させる、併せ持つ』という意味になる。

また、uniのつく言葉には次のようなものもあるの。

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●uniform(ユニフォーム)▶チームで一つの服に統一
●u
niversity(ユニバーシティ)▶色んな学部を一つにしたもの(=大学)
●unicorn(ユニコーン)▶一つの角をもつ生き物
●uniqlo(ユニクロ)▶『Unique(独自の)Clothing(衣類)Warehouse(倉庫)』の略。unique(ユニーク)は、他にはないたった一つの個性という意味

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

▶▶この実例は、テレビで東大生が紹介したこともある有名なもので、知っている人も多いかも知れません。いわゆる、英単語を機械的に丸暗記するよりも、語源・成り立ちを調べて、それに関係する派生語を関連付けて覚えたほうが効率的に覚えられるというものです。調べるという作業にやや時間がとられますが、時間をかけるからこそ得られるメリットが多いのが特徴です。

水野の話をまとめるように、桜木が次のように生徒に伝えます。

「東大生は日常に目にするすべてのものに対し『なぜ』を考え、意味・本質を見ようとする。その思考法を学ぶんだ。ちなみにお前らがクイズと思っている水野のお題は、全部東大の過去問だ。」

「かぼちゃの問題は2015年の地理の問題なの。」

種明かしをする水野。

「ちなみに、かぼちゃの旬は夏から秋だけど、それを聞いてみんなどう考える?」

「日本では夏から秋しかとれないけど、メキシコなら一年中あったかい。あと、日本が冬のとき、ニュージランドは夏だ!」

岩崎が答えに気づいて思わず声をあげます。

▶▶メキシコ産とニュージランド産のかぼちゃが多いのは気候の問題が関係していて、温暖な気候を好むかぼちゃは寒い時期(日本が冬のとき)にとれないので、年中暖かいメキシコや、南半球で日本と季節が真逆のニュージランドから輸入しています。ちなみに、北海道の生産量が多いのは、日本で現在栽培されているかぼちゃの品種が西洋かぼちゃ(くりかぼちゃ)で、この種が寒冷な場所を好むことから北海道が主要な産地になっています。




英単語『party』のなぜ

東大専科――。

問題集の中の、英単語『party』のところでつまずく早瀬。

岩崎が「この文章中では『政党』という意味で使われているよ」と助言してくれるのですが、「『政党』って、パーティーとは関係ないように思うけど・・」と逆に混乱してしまいます。

それを隣で聞いていた天野が早速辞書で検索。

『party(パーティ)』の語源は「部分からできた」で、部分(part)+集合体(y)だから『party』。つまり、一部の人が集まって楽しむから『パーティ』、考えが同じ一部の人が集まって協力するから『政党』なんだ。

▶▶ちなみに『party』には他にも、「一行、一団」(=全体の集団における部分的集団、すなわちグループのこと)や「事件・契約の相手、当事者」(=事件などの物事全体における部分的関係者)という意味があります。

特別模試当日

試験時間になっても教室にあらわれない瀬戸。

そこへ理事長がやって来て「彼は休むと先ほど連絡がありました」と報告があります。

それを聞き驚く専科の生徒たち。

あわてて瀬戸に連絡をとりますが、彼は電話に出てくれません。

試験前に動揺する生徒たちに、桜木は咎めるようにしてこう言います。

「人のことを心配せず、自分に集中しろ。

オレは言ったよな、お前らを勝たせるって。それを信じてお前らは一生懸命やってきた。それを無駄にするのか?

試験というのはな、何が起きるかわからない。それは受験も同じだ。その日その時、どんな状況になろうとチャンスは一度しかないんだ。

今お前らにできることは、自分に集中すること、それだけだ。」

▶▶瀬戸が試験に行けなかったのは、借金取りによって店のガラスが割られてしまったからで、そんな状況におびえる姉の姿を見て、彼はひどく苦しみます。東大専科で、みんなの足を引っ張る落ちこぼれだと悩み、家でも姉のことを守ることができないと自分を責める瀬戸――。その心情を考えると、どうしても胸が痛んでしまいます。




特別模試スタート

試験開始

問題は『英作文』と『地理』の二問(試験時間20分、20点満点)で、難しそうな出題文を見た専科の生徒たちは一瞬動揺しますが、すぐに気持ちを落ち着けて、「本質を考えれば大丈夫」と自分に言い聞かせてペンを走らせます。

試験終了

採点がはじまると、藤井と東大専科の勝負の行方が気になったのか、校内の生徒たちが見物しに集まってきます。

結果発表

天野 14/20
早瀬 13/20
岩崎 15/20
藤井 11/20

「・・・まじ?勝ったの?」

試験結果に驚きの声をあげる東大専科の生徒たち。

すると、「オレが負けるわけないだろ、ふざけるな!」と藤井が怒りの声を発し、「採点が間違ってるんだろ?」と採点した教師にくいかかっていきます。

「採点は何一つ間違っていません。間違っていたのはあなたの答えです。」

あくまで冷静な口調で、公平な採点をしたことを藤井に伝える水野。

試験問題と藤井の解答は以下のようなものでした。

■問題① 英語(10点)


もし他人の心が読めたらどうなるか?考えられる結果について記せ。複数の文を用いてもかまわない。

【藤井の解答】
もし世界中の人が心を読むことができたら、世界平和が訪れる。なぜなら戦争が発生しなくなるから。世界中で犯罪・不正が減ることが期待でき、またそれらのことからジャーナリズムの役割も薄れると考えられる。
(If people all over the world could read other people❜s mind, world peace would come. This is because , it would prevent war from breaking . A decrease of crime and of these things it is thought that the role of journalism would diminish.)

「長くて何と言っているのか分からない」と藤井の解答の問題点を指摘する桜木。

それを聞き、藤井は「人の考えが読めればウソがつけなくなって平和になる、分かるだろ?」と反発します。

そのことでようやく合点がいったのか、桜木は言います。

「なるほど、やっと分かった。しかし、お前の解答にはウソがつけなくなるという説明の一文が足りない。論理性に欠け、難しい単語や言い回しを使いすぎているからスペルミスも多い。」

続いて、桜木の指示で、東大専科の生徒たちが自分たちの解答を発表します。

【天野の解答】
もし心を読めたら友達がたくさんできると思う。なぜなら、彼らが何が好きで何が幸せなのか簡単に分かるから。
(If I knew other people’s mind. I could make many firends. Because I could know easily what their lilke and fell hapiness.)


【早瀬の解答】
もし心が読めたら先生の心が読めるから、テストの点で良い点を取れるので嬉しい。
(If I could read the people’s mind, I could feel happy. Because I could read teacher’s mind and I could get a good score on a test.)


【岩崎の解答】
もし心が読めたら、試合に勝ちやすくなる。なぜなら、試合相手の考えが読めるから。
(If I could read the people’s mind, it good become easier to win a game. Because at a time of the match I could know what my opponent think of.)

桜木と水野は、彼らの解答を聞いた上、次のように話します。

「シンプルでわかりやすく、簡単な単語でスペルミスもない。試験は難しい答えよりも、シンプルに答えるほうが実は難しい。これは社会に出てからも求められるスキルだ。」

「毎日議論したり互いに教え合ったりと、伝えることを大事してきたのは、この力を養うためだったの。YoutubeやTwitterもね。

ちなみに、2問目の地理の問題で問われていたのは、『人の気持ちをどれだけ想像できるかどうか』で、藤井くんは行政側の視点からしか答えてなくて、市民側の気持ちになるという視点が抜けていたの。だから半分の得点しかなかった。」

「藤井、お前の敗因はその性格の悪さにある。

東大では多角的な視点を問う問題がよく出題される。それはつまり、あらゆる立場にいる人間の気持ちを想像できる、そんな人間が欲しいという東大からのメッセージだ。

周囲の人間を蹴落として、自分ばかりのし上がろうとする人間を東大は求めていない。お前に東大は無理だと言ったのはそういう理由だ。

藤井、お前のような人間は、東大からも社会からも必要とされていない。それを自覚しろ。」

「それと、そこで藤井のことを笑っているお前ら。」

試験結果を見物しながら、大敗した藤井のことを笑いものにする生徒たちに向けて、桜木は諭すように言い放ちます。

「どこもかしこもバカばかりだ。お前らがバカなのは、ものを知らないからだ。世の中の実態・仕組みを知らないってことがバカなんだ。

世界は未曾有の危機だ。疫病・天災・経済麻痺――、想像しなかったことが次々と起きている。もしかしたら戦争だって起きるかも知れない。もう何が起きたって不思議じゃないんだ。

そうなった時、お前らが住んでるこの国は何が一番必要になってくるか分かるか?

――金だ、税金だ。国はな、お前らにバカなままでいてほしいんだ。それが本音だ。何にも疑問を持たず、何にも知らないまま調べない。ただひたすら政府に従い働き続け、金を払い続ける国民であってほしい。

それを別の言葉で言い換えると何だ?

――『馬車馬』だ。国は、お前らにただひたすら馬車をひく『馬車馬』であってほしいんだ。そのほうが都合がいいからな。

世の中は平等で、自由で、差別なんてない、そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力してもどんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵に立てないんだよ。

ルールを作ってるやつらは、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてるんだ。自分は関係ないからと言っていたら、一生だまされて、高い金払わされ続けるぞ。

なぜ社会はこうなっているのか、どんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつける。その時はじめて、『馬車馬』は『人間』になれる。

そのためには勉強しかないんだ。勉強というのは、この国で唯一許された平等なんだ。搾取されたくなけりゃ、不満ばかりいう人生を送りたくなけりゃ、勉強しろ。バカとブスこそ東大に行け。」

▶▶乱暴な言葉でありながら、物事の本質をつく桜木の長セリフ。今回も心につきささる内容でした。社会を牛耳っているのは頭の良い人間たちで、勉強をしてのし上がらなければ同じ土俵に立てないという残酷な事実。特に『馬車馬(ばしゃうま)』の例えが強烈にインパクトありました。

 

世の中全体においてもそうですが、資本主義という社会構造において、情弱(情報弱者)の人や無知な人が、頭の賢い人たちにだまされ搾取されるというのはまぎれもない事実で、だからこそ私たちは自分を守る手立てとして、リテラシーを磨いたり、情報を鵜呑みにせずにきちんと調べる力を身につける必要があります。すべての人に平等に与えられた『学び』の権利。私たちは、その大切さ・意義をあらためて見つめ直さなければならないのかも知れませんね。





 お疲れさまでした。

 ドラマ第3話は

 ここまでです。 

前話までは、東大専科を志望する生徒たちのそれぞれの人間模様がメインに描かれていましたが、今話では、具体的な勉強法をまじえた、より実践的な内容になっていて、受験をしていたあの頃に自分が戻ったような懐かしい気持ちでドラマを見ることができました。

その中でも、YoutubeやTwitterなどのSNSを活用していたところに新鮮味があって、時代のツールも、使いようによっては大きな武器になるんだなあと感心してしまいました。

また、上から目線で憎らしい態度をとる藤井を、最後に東大専科が大勝利してぎゃふんと言わせるところも痛快感があったと思います。

次話では、各教科ごとに特別講師がやって来て、秘伝の授業を生徒たちに披露するみたいですが、16年前の『ドラゴン桜』の時のように個性的な先生が登場するのでしょうか。気になるところですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

ドラマ情報

『ドラゴン桜(2021)』

――TBS系 毎週日曜 夜9:00~
公式サイト
https://www.tbs.co.jp/dragonzakura/
原作:三田 紀房『ドラゴン桜2』(コルク)
▼Amazonプライム会員は無料で読めます▼

【Amazonn.co.jp】ドラゴン桜2(1) (コルク)

脚本:オークラ、李 正美、小山 正太
音楽:木村 秀彬
プロデューサー:飯田 和孝、黎 景怡
演出: 福澤 克雄、石井 康晴、青山 貴洋

▼キャスト▼


○桜木健二 ・・ 阿部 寛
○水野直美 ・・ 長澤まさみ
○瀬戸輝  ・・ 髙橋海人(King & Prince)
○早瀬菜緒 ・・ 南 沙良
○岩崎楓  ・・ 平手友梨奈
○天野晃一郎・・ 加藤清史郎
○藤井遼  ・・ 鈴鹿央士
○小杉麻里 ・・ 志田彩良
○原健太  ・・ 細田佳央太
○小橋   ・・ 西山 潤
○岩井   ・・ 西垣 匠
○大山将大 ・・ 内村 遥
○田村梨江子・・ 山田キヌヲ
○辻圭輔  ・・ ケン(水玉れっぷう隊)
○鶴ヶ﨑  ・・ 鶴ヶ﨑好昭
○天野裕太 ・・ 深田竜生(少年忍者/ジャニーズJr.)
○坂本智之 ・・ 林 遣都
○米山圭太 ・・ 佐野勇斗
○岸本香  ・・ 早霧せいな
○奥田義明 ・・ 山崎銀之丞
○龍野恭二郎・・ 木場勝己
○龍野久美子・・ 江口のりこ
○高原浩之 ・・ 及川光博

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