『LIFE SPANー老いなき世界ー』本の要約・まとめ|老化のメカニズムとは?

机に広げられた分厚い本ビジネス書

 こんにちは、

 りんとちゃーです。

「老い」というものは人間の避けられぬ現実であり、不老不死などは夢物語だと考えられていました。

しかし、昨今になって、老いない身体を手にいれる方法があるという革新的なことをうたった本が出版されました。

その本の名は「LIFE SPAN(ライフスパン)」

著者によると、「老いとは病気の一つで、治療することが可能」なのだそうです。

記事では以下の内容をまとめています。

人の晩年に待ち受ける過酷な現実
老化と病気(老化とは自然の摂理ではなく病気)
老いのメカニズム(若返りのカギはサーチュイン)
老いを治療する具体的方法(食事制限・運動・サウナ)

※今回紹介する書籍「LIFE SPAN」は、ハーバード大学の老化研究の権威が書いた名著で、世界中でベストセラーになっている本です。日本においてもメディアなどで取り上げられて話題を呼び、書店で見かけることも多くなりました。

ぜひ最後まで読んで「老いに関する真実」を学んでいって下さい。




人の晩年

個別包装されたカプセルとお水

人の平均寿命はどんどん伸びているのに、「最大寿命」はなかなか伸びません。100歳以上の人は100人に1人で、115歳以上ともなると1億人に1人しかいないと言われています。

その理由は、人が晩年になると老化によって様々な病気を発症し、十数年もたたないうちに亡くなってしまうからです。

しかも、それくらいの年齢になると、人工呼吸器や大量の薬の服用、オムツ着用や、手術・放射性治療など、医者のお世話なしでは生きていけない過酷な現実が待ち受けています。

現に著者も祖母の死を経験していて、次のような内情を語っています。

「晩年の十数年の祖母は、もはや私が知っている彼女ではなかった・・。」

老化とは

床に置かれた聴診器

人が老化によってかかる代表的病気は次の3つです。

『ガン・心臓病・糖尿病』

著者は、これらに対して行われている医者の治療が一種の「もぐら叩き」であると批判しています。

医者は目の前に起こっている疾患を見て、それを治すためにあらゆる手段を施します。しかし、ときに身体に莫大な負荷がかけて、人の生命力そのものを弱らせてしまうことがあります。

結果、別の疾患を併発してしまい、あるところを叩けば別のところが飛び出るという、一種の「もぐら叩き」状態に陥ってしまうのです。

こういったことは、専門的分野(肺なら呼吸器、心臓病なら循環器など)に分かれてしまっている今の医療の大きな弊害・問題でもあります。

また、「ガン・心臓病・糖尿病」のような疾患は、「老化によって人が晩年に経験する避けられない病」だと考えられていましたが、著者はそのことに異を唱えています。

彼の提言はこうです。

老化と言うものは、自然の摂理でも何でもなく、それそのものが病気である。

これは、「老化という病気」が個々の症状(ガン・心臓病・糖尿病)を誘発しているのであって、症状そのものをいくら治療しても意味がないという考え方です。

たとえるならそれは、風邪によって個々の症状(熱・鼻水・せき)が出ている状態で、症状を抑えても抜本的な解決にならないのと同じことを意味します。

さらに、老化が治療できるのなら「ガンや心臓病」などの病気も治せるはずだと著者は主張します。

まさにこれは、「医学界の常識」を覆す画期的な発見でした。

治すことができると言うことは、具体的な治療法が存在するのですが、著者はそれを「科学的根拠(エビデンス)」に基づくように、様々なデータや医学理論を用いて体系的に説明しました。

それでは、治療対象となる老化の理解のために、次項からそのメカニズムについて詳しく見ていくことにしましょう。




老化のメカニズム

試験管でDNA培養実験

細胞のDNAが損傷することはよくあることで、その際に「サーチュイン」という一種の救助隊が損傷を修復するということが分かっています。

この際に使われるエネルギーは、細胞増殖に使われるものと同じで、激しくDNAが損傷してサーチュインの救援が追いつかなくなった場合は、細胞増殖に使うエネルギーが枯渇してしまいます(※こういったサーチュインのエネルギー利用のしくみを「サバイバル回路」と言います)。

その結果、からだの細胞の更新が起きなくなり老化が始まるのです。

つまり、「老い」と「年齢」には相関関係は全くなく、若くても遺伝子損傷のリスクに多くさらされた場合は老化が早くおきます。

「成人病」という言葉がいつの間にか「生活習慣病」に変化したのも、ある意味この流れをくんでいるところもあります。

要するに年齢ではなく、日々の悪習慣に原因があるということです。

これらのことから、「DNAを損傷させないこと」がとても大切だということがお分かりになると思います。

さらに著者はこう明言しています。

老化は治療でき、若返らせることも現実的に可能だ。

その最も有効な方法が「DNAを破壊せずに負荷をかける」というものです。

たとえばDNAに軽い負荷・ストレスがかかるとサーチュインが出動し、損傷も何もなく大したことがないと分かるとすぐに帰還します。

この出動・帰還の繰り返しには大きな意味があり、反復させることでサーチュインを強化しトレーニングすることにつながるのです。

鍛えられたサーチュインは「サバイバル回路」が強まり、細胞増殖のエネルギーを使い切ることはなくなります。

結果、からだの細胞の更新が促され、若返ってくるのです。

以上が、これからお話する老化を治す方法の医学的な証拠(エビデンス)です。

では次項から、「老化を治療する方法」について、詳しく見ていくことにしましょう。

老化を治療する方法

軽やかなジョギング姿

食事量を減らす

老化を治療し、若返りをすすめるためには、食事の回数と量を減らすのが有効です。

生命維持できるギリギリの食事にすることで身体に適度な負荷がかかり、サーチュインを鍛えることができます。

できれば、1日3食をやめて2食にしましょう。また、肉・卵・魚・乳製品などの動物性タンパクの摂取量は減らしたほうがいいでしょう。

アミノ酸効率が良くて栄養が高いので、食べることを推奨されてきましたが、逆に言えば過栄養で明らかにエネルギーの摂りすぎになります。

摂るのなら、エネルギーの低い植物性タンパク食品にしましょう。

ちなみに、肉の中でも、加工肉(ウインナー・ハム・ベーコン・ソーセージ)だけは絶対に食べないで下さい。保存のために多量の添加物が加えられていて、人体に有害であることが医学的にも証明されています。

テレビでそういった事実が伝えられないのは、食品会社が大スポンサーだからです。社会の裏の構図を知るためにもリテラシーは磨かなければなりません。

運動をする

スポーツ選手のようなハードな運動ではなく、適度な運動で身体に軽い負荷をかけることはとても効果的です。

1日15分でもいいので、ジョギングやウォーキングをする習慣を身につけましょう。

サウナ

高頻度でサウナに行くのも効果的です。

身体を急激な寒暖の変化にさらすことで軽い負荷がかかり、免疫系が鍛えられます。




おわりに

いかがでしたでしょうか。

老化が実は病気で、しかも治せるものだったというのは本当に驚きですね。

では、内容をおさらいしましょう。

人は晩年になると様々な重篤な病を発症し、医者のお世話なしでは行きていけなくなる。
3大疾患の「ガン・心臓病・糖尿病」は老化によって起こると考えられていたが、著者はそれを否定。「老化そのものが病気である」と述べている。
老化の原因は、何らかの理由によってDNAが損傷し、その修復でサーチュインが手一杯の状態になることで生じる。逆に言えば、DNAを鍛えると老化は治療できる。
老化を治療するための最良の方法は「食事制限・運動・サウナ」の3つである。

ちなみに、著者が勧める食事法が絶対に正しいものであると言い切ることはできないので注意して下さい。

食事の効果には個人差がありますし、年齢や体質によって肉も必要となる場合があるでしょう。

何を食べるかはその人の価値観の問題なので、人に押し付けるようことがあってはいけません。食事にせよ、運動・サウナにせよ、この本に書かれたすべての内容はできる限り自己の範囲内でするようにして下さい。

今回紹介した書籍「LIFE SPAN」については、下に商品リンクを貼っておきましたので、興味を持たれた方はぜひ実際の本を読んでみて下さい。

 最後までお読みいただき
 ありがとうございました 

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